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『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第四章

『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第四章です。
今回の話にはMC・常識変換などの要素が含まれます。

それでは、続きからどうぞ。
 
 
 
『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第四章
  


 芹菜がふと気付くと、そこはいつものオフィスの風景だった。
 一瞬うたた寝をしてしまっていたかのような、刹那の記憶の断絶がある。
「……あれ?」
 なんだか妙な気分がしたが、芹菜にはその違和感の正体がわからない。首を傾げつつも、データの打ち込み作業に戻る。暫くカタカタとキーボードが叩く音だけが響いた。芹菜はやはり妙な感覚に首を捻る。
(なんだか……落ち着かないわね)
 長時間仕事を続けていたため、体が固くなっているのかもしれないと芹菜は思い、椅子に座ったまま大きく伸びをする。
 それから『体のコリを解すため』に、右手で胸を揉む。左手は股間へと伸ばし、なぜかすでにぐっしょり濡れていたそこをまさぐる。あっという間に快感が高まり、ほんの数十秒の愛撫で、芹菜は体を突っ張って一度イった。
 荒い呼吸を繰り返す芹菜は愛液で濡れた指を口に含み、それに舌を絡めて愛液を舐め取る。それだけで全身から感じる快感が増し、さらに呼吸が熱の籠もったものへと変わった。
「んぁ……はぁ……ふぅ……ぁ……」
 白昼堂々、オフィスでオナニーに興じてしまった芹菜だが、それをおかしいと思うことはなかった。
 
 
 
 
 芹菜さんの様子を観察していた俺は、洗脳して認識などを変えた結果がしっかりと出ていることを見てほくそ笑む。
『さぁ……お前にはうちにきてもらうぞ。俺の城の一員になれるんだから、お前は幸運だ』
 俺が意図しない限りは生活に不自由をさせるつもりはないし、天使の力によって事故死や病死もあり得ない。その上でこの世の物とは思えないレベルの快楽という最高の幸せを噛みしめられるのだから、本当に芹菜さんは幸運だ。
 すでに芹菜さんをうちまで移動させる手筈は整えてある。もちろんそんな手筈を整えるまでもなく、天使をこの場に呼び出して『家に移動する』といえばそれで済んでしまうのだが、それではあまりに安直すぎる。俺は移動という行為にも、快楽の遊びを持たせたいのだ。
 移動させる手段は色々考えたのだが、一度やってみたかった方法があったので、今回はそれを試してみることにした。俺があらかじめ出しておいた指示で、買い物に出かけていた女性社員が戻ってきた。さあ、いよいよ移動という行為の始まりだ。
「花座音くん、ちょっと来たまえ」
 オナニーの余韻に浸って椅子に体を預けている芹菜さんを、上司である部長が呼ぶ。
 さっきはこの部長に憑依し、快楽を味あわせてもらったものだ。完全に憑依していたから、この男にその記憶はないが、芹菜さんの腹にはこの男の精子が注ぎ込まれている。ひょっとしたら妊娠するかもしれないが……その時は天使に頼んで妊娠をなかったことにしてもらおう。せっかく引き抜いたのにいきなり妊娠して使えなくなったら人材が勿体ない。綾歌に関してもそういう風にするつもりだった。
 しかし考えてみれば別に妊娠してから対処する必要もないわけだ。天使に頼んで望まない限り妊娠しない身体にして貰えばいい。それくらいは造作もないことだろう。実際一度妊娠したのをなかったことにするのは、主観的にいって中絶させているようなもので、気分がいいとは言えないし。次に天使を呼んだ時のお願いする項目の中に入れておくとしよう。
 そんなことをつらつらと考えている内に、芹菜さんが部長の机の前に立った。
「なんでしょうか」
 元々着ていた服をゴミ箱に捨ててしまっている芹菜さんは、当然いまでも全裸なわけだが、それを部長が妙に思うことはない。一枚の書類を芹菜に向けて差し出した。
「君は今日付けで異動だ。ここに書いてある住所に行ってもらう」
 当然、いきなり異動を言い渡されたりは普通しない。ましてや住所を指定してそこに行ってもらう、なんてことにはならないだろう。これは全て俺の命令通り。芹菜さんは俺の家に『異動』したことになり、そこで『仕事』をすることになる。そういう風に芹菜さんは認識するし、周りの人間も同じだった。
 俺の家で性的な行為をすることになっても、芹菜さんの中ではそれは『れっきとした仕事』であり、むしろ『人に誇れる立派な仕事』ということになっている。芹菜さんは部長が差し出した書類を受け取り、目を通す。
「わかりました。早速移動します」
「向こうで着用するための服は用意させてある。それを着て移動するように」
 そう言って部長が促すと、買い物に行かせていた女子社員が、その買ってきた物を抱えて芹菜さんの傍にやって来た。
「花座音さん、これが指定された服です」
 当然だがそれは、どこにでもあるような服ではない。
 用意させた制服とは、両腕を拘束するアームサックや胴体に絡みつく革のボンテージ。それに顔の下半分を覆う革のマスクと一体化した開口具だった。芹菜さんはその凶悪なまでのSMグッズを見て、一言。
「あら、結構おしゃれな服ね」
 笑みを浮かべてそう言った。その認識も、当然だが俺が操作してそう思わせているものだ。芹菜さんには目の前にある明らかなSMグッズが、センスのいい服に見えているはずだ。
「それを一人で着るのは無理だろうから……君、着るを手伝ってやれ」
 部長が『洒落た服』を抱えた女子社員に言う。女子社員は笑顔で、快く受け入れた。
「わかりました。では花座音さん、まずはこのボンテージから行きましょう」
 ボンテージを手に取った女子社員に対し、芹菜さんは微笑んで頷く。
「ええ。お願い」
 傍から見ているとSMに興じるレズ関係の女性同士の会話だが、二人はあくまで『会社の業務の内』という認識だ。その認識と言動のギャップに俺は大いに満足していた。
「それでは……あ、ボンテージを着せる前に……これがあるんでした」
 そう言って女子社員が取り出したのは、明らかに大きなバイブだった。それは遠隔操作型のバイブで、離れたところからも振動のONとOFFとが切り替えられるタイプのものだ。芹菜さんはそのバイブを見て、少し眉をひそめる。
「それ……ちょっと大きくないかしら? 私のサイズに合ってないと思うのだけれど」
 『服』にバイブが含まれていることではなく、サイズを気にする芹菜さん。女性社員は大丈夫、と請け負った。
「確かに少し大き目ですけど……入るようにローションなども用意しましたから。花座音さん、床に寝転がって、足を抱えてください」
 芹菜は、赤ん坊がおむつを替えてもらう時のような姿勢になった。赤ん坊ならなんということはない光景だが、成熟した大人である芹菜さんがやると破壊力が凄い。陰毛が茂っているために足を閉じている時は隠されている秘部が堂々と衆目に晒されていた。
 その秘部に目掛けて、女性社員は取り出したローションの瓶を傾け、中身をそこにかける。さらに穴にローションをなじませるために指を三本纏めて、一気に突き入れた。
「はぅっ!」
 突然の衝撃に、芹菜さんの身体が震える。女性社員は芹菜さんの反応など気にせず、指を回転させながらそこにローションを浸透させていった。指を開き、なるべく穴を大きく広げようとしている。
「これくらいで音をあげたら駄目ですよ、花座音さん。これから入れる物は、もっと太いんですからね」
 若い女性の細い指とはいえ、人間の指三本分よりも太いバイブを、女性社員は芹菜さんの入り口にあてがった。バイブにもローションはきちんと塗ってあり、どろどろと垂れ落ちるほど塗りたくられた粘液は、それとは無関係に存在するはずだったオフィスの床をも濡らしている。
 芹菜さんが呼吸を整えるのと同時、女性社員は容赦なくバイブをそこに突き刺した。指が入れられた時と同様に――いや、それよりも激しく――芹菜さんの身体が跳ねる。みっちりとそこを満たしたバイブは、まだ動かしてはいなかったが、内部からの強力な圧迫感を芹菜さんに感じさせているはずだった。そのバイブはちょうど芹菜さんの膣内を完璧に埋め尽くす大きさで、長さも膣道の長さとほぼ同じだ。ゆえに、奥まで刺し込んだ状態だと外に出ている部分はわずかだけとなる。経験したことなどないであろう強力な衝撃を受けた芹菜さんを、女性社員は手を貸しながら立たせる。次の段階へ進むには芹菜さんに立ってもらわなければならなかったのだ。
「それじゃあ、次行きますね」
 女性社員が手に取ったのは、胴体を覆うボンテージだった。いわゆる亀甲縛りのような形に胴体に絡みつくその革のボンテージを、女性社員は手際よく芹菜さんに着せて行く。ボンテージは見た目を卑猥にするという目的と、股間の部分も覆っているため、刺し込んだバイブが抜けないようにする役割があった。まあ、あそこまで奥に突き入れられた物はそう簡単には抜けないだろうが、一応念のためという奴だ。
 しっかりとベルトの締まりを調整すると、芹菜さんの成熟したボディは黒いそのボンテージによって見事に彩られる。むっちりとした張りのある尻といい、はちきれんばかりに絞り出された胸といい、くびれが強調された腰といい、どこを見てもボンテージがそのエロさを強調して素晴らしい物に変えている。
 いい人材を手に入れられたことを俺は改めて実感していた。
(全く……芹菜さんがたまたま俺の家の前を通ってくれて良かったよ)
 そうでなければ、こんな逸材がいることを知らなかっただろう。俺は偶然がもたらしてくれた出会いに感謝していた。それをいうなら綾歌の件もそうだ。まさか元々住んでいたマンションの隣にあんなに素敵な女子が住んでいたなんて知らなかった。出会いとは本当に凄いものだと思う。
 そんな風に思う俺を置いて、女性社員が次に手に取ったのは、腕を拘束するアームサックだ。それを被せて、芹菜さんの両手を拘束する。後ろに手を回した状態、しかも真っ直ぐ伸ばした状態で拘束してしまうので、完全に腕の自由を奪うことになる。アームサックがずり落ちていかないように、アームサックの口と、胴体に巻き付けたボンテージの肩口付近を結ぶ。これで身体の拘束はほぼ完了だ。下半身はともかく、上半身の自由はほぼ完全に奪われたと言っていいだろう。
「花座音さん、口を大きく開けてください」
 最後の一つ、マスクと一体化している開口具を女性社員は手に取る。言われるままに大きく口を開けた芹菜さんの口に、その開口具は綺麗に嵌った。
 頭の後ろでマスクの金具を固定し、口を開ききった状態で芹菜さんは口を僅かにも閉められなくなった。この開口具は口を開かせるだけが目的なので、不明瞭だが結構喋れる。舌もかなり自由に動かせるようになっていた。これは後々必要になるからだ。
「はぁりぃふぁと」
 装着を手伝ってくれた女性社員に、芹菜さんは「ありがとう」と礼をいう。礼を言うべきことではないが、女性社員は「お気になさらず」とばかりに軽く会釈しながら通常業務に戻っていった。
 芹菜さんが着替えを終えるのを待っていた部長が、改めて芹菜さんに向けて言う。
「さて、花座音くん。新しい職場へと向かいたまえ。いままでご苦労だったね」
 この芹菜さんの会社から俺が拠点としているあの家に行くには、電車を乗り継いでいかなければならない。その移動中も精一杯楽しんでやるつもりだった。
「ふぁい。ふぉへあにふぁりふぁした」
 芹菜さんが開口具のせいで明瞭にならない挨拶をしながら、部長に対して頭を下げる。裸にされ、卑猥な拘束を施されている芹菜さんの挨拶にも、部長は淡泊に言葉を返しただけだった。芹菜さんは少しおぼつかない足取りになりつつも、歩き出す。俺はその芹菜さんの姿を堪能しようとして、忘れている物があることに気が付いた。
 指環を外して、実体化する。ちなみに、ここにいるのは霊体だけのはずなのに指環を外すと実体化するのは、身体に出たり戻ったりが面倒な場合、すぐ実体を持って行動出来るようにするために、天使に頼んで指環につけてもらった能力だ。ただし、この状態だと、実体はあって物に触ることが出来るようになっているが、人には意識されない。より正確に表現すると、五感に認識されているが無視される状態だ。天使曰く、別に身体がなかろうと完全な実体化をするようにも出来るらしいのだが、俺としては折角指環を使っているのに普通に実体化するだけでは面白くなかったので、そのような変則的な実体化にしてもらっていた。
 まあ、それはともあれ。
「ちょっと待った。芹菜さん」
 意識されないとはいえ、命令は通じる。芹菜さんはぴたりとその場で立ち止まった。
 俺は誰の物か知らないが、たまたま傍の机に置いてあった小さな水筒を手に取り、その中身をその辺にぶちまける。誰に怒られるわけでもないからそうしても問題ない。空になったその水筒には、肩にかけるために長い紐がついている。その長さを調節し、芹菜の首から下げた。紐の長さはちょうど胸の谷間に収まるくらいだ。蓋は最初から取り去っておく。
「こんなもんでいいか。……いいかい、芹菜さい。君はこれから出会う男達にその格好でフェラチオを行う。そして絞り取った精子は、首に下がっているこの水筒の中に入れること。精子を口に含んだ状態で下を向けば、たぶん入るでしょう? 精子で一杯になった水筒が、新しい仕事場に入るための許可証だ。わかった? もしも満杯にならなかったら、仕事場には入れないから。ちゃんと満杯にしてからくること」
 こくり、と芹菜さんは頷く。水筒は小さなもので、満杯まで入れたとしてもせいぜい350mlくらいだろうが……その量の精子を集めようと思えば、数十人単位を相手にしなければならないはずだ。全ての精子が水筒に入れられるわけじゃないだろうし。わざわざ開口具なんてものを買ってこさせたのはこのためだったのに、うっかり忘れていた。
「よし、じゃあ改めて。頑張れ」
 芹菜さんが再び歩き出す。俺はそれを見送りながら、部長の机の上に置いてあったバイブのリモコンを手に取った。向かうまでの道のりを見るだけでも楽しめるだろうが、たまに遠隔操作でバイブを動かして直接的にも楽しんでやろうと思っていた。
 どういう道則になるのか、俺が想像で楽しんでいると。
「きゃああああああ!?」
 突然、そんな女性の悲鳴が響いてきた。驚いてそちらを見ると、いままでいたフロアから芹菜さんが出て行こうとしているところだった。その目の前、扉が開いた先で、書類を運んでいたらしい女性社員が芹菜さんの方を見て口を抑え、驚愕に震えている。
 あ、しまった。
「そういや、このオフィスにいた奴しか洗脳してないんだっけ。そりゃ驚くよな……」
 頭を掻いてうっかりしていた自分を恥じる。
 完全に虚を突かれたらしい女性社員は、書類を投げ出し、壁を背にしてへたりこんでしまっている。一方、悲鳴をあげたられた芹菜さんの方はといえば、自分の格好がおかしくないと思っているから、むしろ悲鳴をあげてへたり込んでいる女性社員の方を不思議そうに見ている。
「ふぉうしふぁたの……?」
 元々優しい心根なのか、女性社員に対し気遣いを見せる芹菜さん。しかし女性社員にとっては訳がわからない状況である。
「だ、誰かっ! 誰か来てください!」
 ざわめきが広がり、周りの部屋から人達が出てくる。そして芹菜さんの姿を見て、騒ぎは大きくなっていく。
 俺はそんな光景を眺めつつ、もう一度頭を掻いた。
「やれやれ……天使。おい、天使。ちょっと来てくれ」
『なんでしょうか』
 周りを清純化させてしまう、神聖なる気配を放つ天使が、俺の呼びかけから間を置かずにその場に顕現する。
 プレイ中にこの天使は呼びたくなかったのだが、こんな風にことが大きくなってしまった以上、天使に頼むしかない。どちらにせよ、もっと広範囲で力を使ってもらわないといけないし。
「まずこの騒ぎを止めてくれ」
『了解しました』
 天使がそういうと同時にざわめきも騒ぎも一瞬で鎮静化した。芹菜さんを最初に見てへたり込んだ女性社員もなぜ自分がへたり込んでいるのかわからないのか、呆然としている。
 続いて、俺は天使に向かって別の願いを口にする。
「あの芹菜さんの格好や行動を、誰も問題視しないようにしてくれ。……いや、むしろあの格好は最高の社員の証ってことでいいかな。誰もが羨望する姿ってことで」
『はい。わかりました』
 今度の願いは少し時間がかかった。ひょっとすると、全世界に俺の願いを適用しているのかもしれない。別にこの会社から家に辿りつく間だけでも良かったのだが……まあいいか。
 へたり込んでいた女性社員が、突然笑顔になって立ち上がり、芹菜さんに向けて深く礼をする。
「花座音さん、お疲れ様です! これから外回りですか?」
「ふぃふぃえ、いふぉうあの」
 不明瞭な芹菜さんの言葉は通じているのだろうか。女性社員はニコニコとした笑顔で、芹菜さんに向けて羨望の眼差しを向けている。芹菜さんが再び歩き出し、目の前を過ぎ去った後、女性社員は頬に手を当て、熱っぽい息を吐き出した。
「はぁ……やっぱり素敵……あんな風になれるように、あたしも頑張らないと……」
 きちんと天使に向けて願ったことは適用されているようだ。あんな、アームサックで腕の自由を奪われ、深く突き刺されたバイブをボンテージで固定し、開口具を付けられて明瞭な言葉を喋れないようにされたいとは、なんとも倒錯的でとんでもない夢だが、あれが『最高の社員の証』なのだから仕方ない。
「やっぱり、常識を弄るのって楽しいな」
 家で雇っている家政婦の常識を弄った時にも思ったが、普通では絶対にありえない価値観や認識を植え付けるのは楽しい。
 いっそ本当にいまの芹菜さんの姿が『最高の社員の姿』ってことにして、どの会社にも必ず一人ああいう存在がいるようにするのも面白いかもしれないが……とりあえず今は保留にしておこう。
「ありがとう。もういい。また何かあったら呼ぶ」
 天使に向かっていうと、天使は恭しく俺に礼をして、忽然と消えてしまった。
 俺はバイブのリモコンを手に持ち、芹菜さんの後を追いかける。
 社内を歩く芹菜は、通り道ですれ違った社員全員から羨望の眼差しを向けられていた。まるで上役が通った時のように、芹菜さんが姿を現すと皆一葉に姿勢を正し、笑顔で芹菜さんを見送る。
 芹菜さんは股間に刺したバイブのせいか、あるいは腕が後ろ手で固定されてしまっているからか、時折歩きにくそうにしながら、社内を進んでいった。エレベータでは手が使えないため、顎を使ってボタンを押していた。その時の格好はとても仕事が出来る女とはいえない、卑猥で無様な牝奴隷の姿だったが、その姿さえ、周りには好意的に受け止められていた。一階のロビーを通る時には、受付嬢が最敬礼で見送ってくれ、芹菜さんは会社の外へと出て行く。これまでお世話になった会社とのお別れだから、芹菜さんに最後のサービスをさせることにした。
「そこで止まるんだ。芹菜さん」
 会社の目の前で芹菜さんの動きを止め、手に持っていたバイブのスイッチを入れる。ぴくっぴくっ、と芹菜さんが悶えた。あのサイズのバイブが動き出したのだ。身体の中身が直接震わせられるような衝撃を芹菜さんは受けているのだろう。
 バイブの動きはかなり変化が付けられるようになっている。様々な振動パターンは後々試してみることにして、とりあえず、一気にイかせることにした。『弱』の表示から『中』、そして『強』。
 一秒と間をおかず、一気に振動を高める。
「んんんんんっっっぅ!!!」
 思わず身体が伸びたのか、つま先立ちになって、ぷるぷると芹菜さんの身体が震える。開口具の穴から舌が飛び出している。あまりの刺激にまた白目を剥いていた。股間から尿が拭きだし、足を伝って芹菜さんの身体や立っている地面を汚していく。ちなみに、芹菜さんの足は素足だ。ひょっとしたら怪我をするかもしれないが、どんな怪我をしようと最終的に天使に治してもらえば問題ないため、そのままで行かせることにした。
 会社の前で、卑猥な格好のまま尿を漏らす芹菜さんだったが、道を行く老若男女様々な人達は、そんな芹菜を時に微笑ましく、時に羨望の眼差しで見つめているだけで誰も騒がない。
 俺はバイブのスイッチを切り、芹菜さんに命じた。
「さあ、行くんだ芹菜さん。……今日中にはうちについてくれよ?」
 難しいかもしれないが、まだ数時間は余裕がある。
 有能な彼女であれば可能かもしれない。
「はっ、はぁっ…………ふぁ、ふぁい……」
 開口具のせいか、荒い呼吸が普通より大きく聞こえた。ふらつく足取りだったが、なんとか芹菜さんは歩き出す。微妙に内股になっているのは股間の感触に耐えるためだろう。それはそれでいいのだが、なんとなく物足りない。
 もっと無様な姿でいてくれた方が見ているこちらとしては楽しめる。
「おい……芹菜。がに股で歩け」
 そう呼び捨てで指示を出すと、芹菜は素直にがに股に足を開いた状態で歩きだした。滑稽かつ卑猥な歩き方だ。腕が後ろ手で拘束されている関係でか、自然と胸を張るような姿勢になり、非常にそそられる。
「おお、いい格好じゃないか。そのまま行け」
 股間を閉じて、バイブの振動に耐えることができなくなったからか、バイブのオンオフを切り替えるといい反応をするようになった。ふらつきながらも転ばない芹菜の根性には中々感服する。
 その時、前から男性サラリーマンらしき三人組が歩いてきた。芹菜はそんな三人組に対して声をかける。
「ふぁいまふぇん……ふぇらふぃおふぁせてくらふぁい……」
 どう見ても、ふらつきながら近づいてきた痴女の言葉。しかし彼女のことを『羨望の眼差しを向ける』対象であると思っている男性サラリーマン達は、一斉に狼狽した。
「え、ええ? それはもちろん構いませんけど……俺達なんかでいいんですか?」
「俺達、ただのサラリーマンですよ?」
 彼らの認識では、この状況はどういう物になっているのだろうか。恐らくだが……『見知らぬ美人エリート社員から夜の食事に誘われた』くらいの認識になっているのだろうか? たぶん、ラッキーと思うより畏れ多いという気持ちの方が強いのだろう。
 芹菜は戸惑う男性サラリーマン達に構わず、フェラチオがしやすいようにその場に膝を突く。その体勢を取られてしまっては、男性サラリーマン達も引きさがる方が失礼だと感じたのだろう。まず一人目がそのイチモツを出した。芹菜の姿が当然なものだと感じているからか、芹菜と言う極上の女体の卑猥な姿を前にしていながら、イチモツは全く反応していなかった。芹菜の口の中にそのイチモツが入れられる。芹菜の舌が、その入って来たイチモツに絡みつく。
 ぴちゃぴちゃと、水音が芹菜の口の中から響いてくる。芹菜は拘束されて不自由な体を動かし、前後の動きも加え、男性のイチモツに快感を与えていた。
 刺激によって、男性サラリーマンのイチモツはあっという間に大きくなる。
「くっ、う……すげ……っ」
 芹菜は中々の技巧派のようだ。その男性はあっという間に果ててしまったのか、芹菜の口に入れてから数十秒で腰を震わせる。抜き取る前に、芹菜はきちんとそのイチモツを綺麗に舐め、最後の一滴まで絞り取ってから、抜き取らせた。
 そして顔を下に向け、口の中に放出された精子を、胸の間に下がっている水筒目掛けて垂らす。意外と精子は上手く水筒に入った。もっとも、さすがに完全とはいかず、少し水筒の口から逸れた精子が芹菜の胸を汚す。
 その後、残った二人の分の精子も絞り取った芹菜は、それらも水筒の中へと入れて歩きだす。先程命じた通りのがに股だ。芹菜はそんな格好で町中を闊歩し、すれ違った男性にお願いしてフェラチオを行い、順調に精子を集めていた。如才なく、さほど時間をかけることなく、こなしている様はさすが出来る女と言ったところか。
 しかし、それが続いていくと、見てる方はあまり面白くなくなってきた。フェラチオはどうなっているのかほとんど中が見えないし、拘束姿は卑猥ではあるが動きが少ない。バイブをリモコンで動かして楽しむのにも限度がある。
 俺はリモコンのスイッチで『ランダムパターン』を選択し、それを芹菜のアームサックの中に放り込む。
「俺は一足先に家に戻る。今日中には家に来いよ」
 言うだけ言った俺は、天使を呼び出して家へと戻った。
 
 
 
 
 その日の夜。
 俺が夕食を取って暫くした頃、チャイムが鳴った。
「やっと来たか」
「私が出ますね」
 調理器具の後片付けをしていた家政婦が、タオルで手を拭きながら玄関へと向かう。俺はテーブルの下に向かって言う。
「おい、綾香。お前の仲間になる女が来たぞ。仲良くするように」
「はぅ……あむ…………ふぁーい」
 言葉が不明瞭なのは、綾香にフェラチオをさせているからだ。テーブルの下に潜り込ませ、俺のイチモツをしゃぶらせていた。よくあるシチュだが、この家に住むようになってからは毎日させていて、いまじゃ日常生活の一部みたいなものだ。
 俺がその場から動かずにのんびりと待っていると、家政婦に連れられて芹菜が現れた。
 すっかり精液に塗れ、整っていた髪型も化粧も乱れまくっている。つんと鼻を刺すような異臭が芹菜の全身から立ちこめていた。俺は眉をしかめつつ、芹菜の顔を見た。
「御苦労。その様子だと、たっぷり集まったようだな?」
 現に、胸元に下がっている水筒は精液がいまにも溢れだしそうなほどだった。それ以上に胸や身体を汚している精子もあるから、それを考えると百人以上の相手をしたのではないだろうか。きちんと記録させておくべきだったかもしれない。身体に『正』の文字を書かせるとかして。そうすればもっと見た目が卑猥になっただろうに。
「ふぁ、い……」
 そう答えた芹菜の身体が突然震える。そういえばリモコンを『ランダムパターン』にしたまま放置してたんだっけ。突然動き方が変わったり、止まったり、激しく動いたりと、さぞ翻弄されたことだろう。
 いまの芹菜の目からは気力の光が失われていた。いまにもその場に倒れてしまいそうだ。疲労が限界に近いのだろう。
 俺は家政婦に命じて、芹菜の拘束具を外させた。久々に自由になった腕だが、力なく垂れ下っているだけで、動こうとしない。開きっぱなしになっていた口も同様で、半開きのまま閉じられないようだった。その場に倒れ込まないのは、倒れていいと許可を出していないからだろう。ボンテージが緩められ、外されると、支えを失ったバイブが自重で徐々に出てくる。すっかり締めつける力が失われているのか、ほとんど止まることなく、ずるずるとバイブは抜けていき、床に落ちた。バイブは振動を続けており、フローリングで震えるバイブはローションではない粘液でべっとりと濡れている。
「ふぅん……ずいぶんと感じてたようだな。そんなに気持ち良かったか?」
「ふぁ……は、い……」
 掠れた声が言葉を紡ぐ。ずっと開きっぱなしで、水分補給も一切していないはずだ。注がれた精子が少しは水分の代わりをしただろうが、一日口を開きっぱなしにしていたのだから、喉が乾燥してしまうのは当然だった。
 さすがにそのままだと脱水症状を起こしかねないし、何より臭いので、芹菜に命じる。
「とりあえず風呂に入ってこい。脱水症状を起こさないように、適度に水も呑め」
「……はい」
 ふらふらとした足取りの芹菜が、家政婦に付き添われて風呂場へと向かう。
 これで二人目の性奴隷を確保した。芹菜は綾音とは全く違うタイプだから、憑依すれば、綾香とはまた別の楽しみが味わえるだろう。
 単純に3Pを楽しむのも悪くないし、どちらかに憑依してレズプレイに走るのもいい。
 
 俺はさらに楽しみが増えたことに、笑みを零さずにはいられなかった。
 
 
 
 
『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第五章 に続く
 
 
 
 

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