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『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第三章

『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第三章です。
今回の話にはMC・憑依・常識変換などの要素が含まれます。

それでは、続きからどうぞ。
 
『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第三章
  


 俺が天使の力によって瞬間移動したその場所は――極普通の会社のオフィスだった。
 沢山の大人たちが忙しそうに働いている。俺は天井近くに浮かんでいたのだが、視線を少し下に向けると、すぐそこに目的の芹菜さんがいた。
(おお……やっぱりいいな、この人)
 例の知的な雰囲気を持ったスーツ姿で、パソコンに向かって何か手早い手つきでデータを打ち込んでいる。
 その様子はまさに『できる女』という感じで、一分の隙もない。
 これから俺はこれだけの逸材を手にし、好き勝手に使うことができるのだ。
 精神が高揚するのを感じる。体があれば股間を膨らませていたことだろう。さすがに霊体なのでその感覚はないが、精神が高揚する間隔は確かにあった。
『はははっ。さて……どうしようかな』
 日常の風景も見れたし、あとはこの人を手に入れるだけだ。しかし、ただ手に入れるのも芸がない。
 このオフィスを利用して、軽く遊べないだろうか。
『ん……そうだ。……くくく……これはいいアイデアだ』
 俺は思いついた悪戯――というにはちょっと過激かもしれないが――を行うために、まずは芹菜さんの隣の席に座っている、彼女の同僚らしき女性の頭に霊体の指を挿し入れる。
 
 とりあえずは、このオフィス全てを手中に収めるとしよう。
 
 
 
 
 その時、花座音芹菜は職場が妙なことに気づいていた。
 取り立てて目立って変なことがあるわけではない。ただ、芹菜が働いているフロアの者達が、なぜかぼんやりとする時があるのだ。
 書類を整理しているとき、お茶を注いでいる時、電話の受話器を置いた後などにぼんやりとしている。仕事に影響が出るほどぼんやりとしているわけではないし、一分ほどぼんやりした後はいつも通りに仕事に戻っている。だが、まるで順番のようにぼんやりとしては復活し、また別の誰かがぼんやりして復活し、となっていれば誰だって妙だと思う。なのに、芹菜以外の者はぼんやりしている者を不審がってはいないようだ。
 いや、不審がっている者もいた。けれど、そういう者も自分がぼんやりとしたあとは、他の誰がぼんやりしていても気にしなくなっているのだ。
 芹菜は妙な状況に耐えかね、隣の同僚に向けて訊く。
「ねえ……里奈さん。今日、皆おかしくない?」
「え? どこが?」
 同期である彼女は不思議そうな顔を芹菜に向けた。そう言われると芹菜も応え辛いのだが、何とか疑問を形にしてみる。
「なんていうか……皆、時々ぼんやりしてない?」
「そうかな? 気づかなかったけど……それより、私語してたら怒られるよ」
 そう言ってこっそり里奈が示したのは、このフロアの管理を司る部長の姿だった。
 真面目そうな太い黒縁の眼鏡をかけ、今どきそれはないだろう、というほどきっちり七三に分けた前髪の隙間からのぞくおでこが光る。真面目すぎて、外見としては逆に変な人だが、意外と面倒見がよく仕事も出来るため、部下にもそこそこ慕われていた。
 ただ、仕事に対しては融通が利かないほどに真面目な態度を求めるため、仕事中の私語などに対しては非常に厳しい。たったいま芹菜と里奈が少しだけ話しているのを目ざとく見ていたのか、眼鏡の奥の瞳がぎろりと二人の方を向いていた。
 慌てて仕事に戻る芹菜と里奈。
(マジで、地獄耳よね……そんな大きな声じゃなかったのになんで聴いてるのよ)
 仕事を続けながらも、芹菜は職場の様子を再度確認する。いまは一番端の席に座る同僚がコーヒーのカップを持ち上げた姿勢のまま、ぼんやりとモニターを眺めていた。
(また……何なんだろ、ほんと……って、おっとと)
 職場の様子を奇妙に思いつつも、部長の視線がまだ自分の方を窺っていることを察した芹菜は、暫し仕事に没頭した。没頭した、のだが。
 素早く情報を打ちこんで一息ついて、時間を見て――ふと、妙なことに気づく。
(あれ? 時間が……?)
 芹菜はパソコンにデータを打ち込む作業をしている。
 そのパソコン画面の右下には現在の時刻が表示されているのだが、その時間が先ほど見た時より妙に進んでいたのだ。
(いま、十分くらいだったのに……十九分になってる?)
 一瞬目を離した瞬間のうちに、時間が進んでいたのだ。集中したために時間の流れを忘れたのかとも思ったが、そんなありそうな感じではなかった。本当に時計を見た後に視線をずらし、また時計に戻しただけの、一瞬の間に時間が進んだのだ。数分だけ居眠りをしてしまったのかと思ったが、眠気は欠片も感じられない。そもそも数分だろうと居眠りをしたら即座に部長から注意が飛んできたはずだ。
(……? 疲れてるのかしら……)
 今日は早く帰って寝よう、と芹菜は思った。思わずふう、と溜息を吐く。
 その時だ。
「花座音くん! ちょっといいかね!」
 突然部長から鋭い声で呼ばれ、芹菜は驚きつつも立ち上がって部長の席へと向かう。向かいながら、やっぱり居眠りをしてしまっていたのかと苦い感情が湧いた。
 部長の席の前まで足を運んだ芹菜は、直立不動の姿勢を取る。些細なことだが、下手な姿勢を取るとそのことでまた叱責が飛ぶのだ。
「なんでしょうか? 部長」
 いつもながら厳しい表情をした部長は、芹菜に対して一つの書類を突きだした。
「この見積もり、最後の計算をし忘れている。単純なチェックミスだ」
「え!?」
 芹菜は慌ててその書類を受け取り、目を通す。確かに、最後の最後で合計を出すのを忘れていた。
「す、すいません! すぐに直します!」
「ミスは誰にでもあるが、ケアレスミスには気をつけろ。やればできるのにやりそこなうことほどつまらないミスはない」
「はい!」
 厳しいながらも無駄なイヤミや小言はない、部長の叱責。
 ここまでは、普段の通りだった。
 そこから、突如として異常が始まる。
「罰として――」
 言い掛けた部長の前で恐縮して立ちながら、芹菜は内心首を傾げていた。
(罰?)
 この部長からそんなことを言われたのは初めてだったからだ。続く言葉を待つ芹菜。
 そして、部長の口から信じられない言葉が飛び出した。
「これから裸で仕事を続けなさい」
 目を見開いた芹菜は、何をふざけているのかと問いただそうとして――。

「はい……わかりました」

 自分の身体が勝手にそう答え、動いた。
 心の中で意識だけが絶句する。
 
 
 
 
 芹菜さんが着ていた服を脱ぎ落とし、生まれたままの姿になっても、周囲の者は騒ぎ出さない。
 普段通りの職務を続けていて、部長のデスクの前でストリップをしている芹菜さんに「ちょっと退いて」などと言って押しのけ、忙しく動き回っている。
 裸になった芹菜さんに対し、部長が何気ない口調で言う。
「では、早くその直しを済ませてくれ。その間にも仕事はどんどん溜まっていくぞ」
 脱いだ服を近くのゴミ箱に入れてしまった芹菜さんは、部長に対して頭を下げる。その動作に従って、何にも支えられていない乳房がぷるん、と揺れた。
「はい。すいません」
 豊かな乳房と吸い付きたくなるような柔らかさと張りを両立するお尻を揺らして、芹菜さんは自分の席に戻る。
 隣に座っていた芹菜さんの同僚が彼女に同情的な視線を向けていた。
「失敗?」
「うん。ケアレスミスだった。やっちゃた」
「だめだよー。ちゃんと確認しないと……っとと」
 部長が睨んでいるのを感じたのだろう。芹菜さんの同僚は慌てて自分の手元に集中した。それを芹菜さんはくすりと微笑ましく見て、それから手元の書類に視線を落とした。
 仕事に戻った芹菜さんだが、しかしその状況は明らかに普段とは違っていた。そして誰もそれを不思議に思わない。
 普段通りの情景が広がるオフィスの中で、全身の肌を無防備に晒した芹菜さんだけが浮いている。
 霊体となってふわふわ浮かびつつ、オフィスを上から眺めている俺だけが、その異常な光景を認識することが出来ていた。
『くっ……くっくっくっ……』
 その手のDVDなどではありえるかもしれないが、現実には決して実現しないであろう光景を堪能しつつ、俺は愉しんでいた。
 もちろん、この光景は俺がこの霊体の力を使って作りだした光景だ。芹菜さん以外の者達には『周囲がどんな異常な行動を取っていても、それは普段通りの光景』だという認識を持たせ、部長にはそれに加えて『芹菜さんの失敗に対し、裸になって仕事を続けることを命じること』という命令を出した。
 そして芹菜さんには『社員の誰からどんな異常な行為を命じられても、体は自然な行為としてその命令を受け入れて動くこと』と命令を下しておいたのだ。
 つまり、今頃芹菜さんの内面では異常な状況に対する激しい動揺と身体が自由に動かない恐怖が荒れ狂っていることになるだろう。それを想像するだけでも楽しめた。
 先ほどのように一部の隙もない動作で仕事を続けている芹菜さん。
 表情にも動作にも何の変化も見れないが、心は悲鳴を上げているはず。その内面をちょっとだけ覗いてみたいものだ。しかし、この霊体では完全に意思を奪ってしまうか、憑依するくらいしか能力がない。天使を呼んで追加で能力を付与してもらうべきか……と考えたが、あまり天使に頼りすぎるのは面白くない。それに、あの天使の持つ荘厳な雰囲気はHな気分を吹き飛ばしてしまう。出来ればここぞというとき以外には呼びたくない。
『…………なんとか覗けねえかな』
 自分の身体が勝手に動き、全裸を晒しながら何事もなかったかのように仕事を続けている――まともな神経の持ち主なら、悪夢か何かと思うだろう。そういう願望を持っている人であれば淫夢として認識するかもしれないが……先ほど芹菜さんに命令を下す際に、ついでに多少の情報は取得しておいた。それによると彼女は極々普通の女性で、変わった性癖などは持ち合わせていないようだった。
 そんな彼女がこんな状況におかれて、現在どんな気分になっているのかは非常に興味深い。
『うーん……頭に手を入れると命令待ち状態になっちまうし……』
 なんとか彼女の心を覗けないかと俺は芹菜さんの周りをふわふわ浮いて考え込んでいた。相変わらず自分だけが裸だというのに芹菜さんの仕事の手は止まらない。
 衝動を堪え切れず、その肩に手を伸ばしてみた。もちろん実態がない俺の指は彼女の身体をすり抜け、身体にめり込む。
『霊体だと折角の体に触れないのが難点だよなあ……』
 僅かな挙動にも揺れる彼女の胸は柔らかそうで、触ってみたいという欲求はかなり強かった。
 そう思って背後から胸を鷲掴むようにして手を回す。当然霊体の手が柔らかい胸の感触を感じることはなく、ただ彼女の胸に手がめり込んだだけだったが――
『…………んで、…………どう……るのよ……!』
『おや?』
 指先から変な感触が走って、とぎれとぎれの声が聞えてきた。
 その指先の感触に集中すると、さらにはっきりと声が聞こえるようになる。原理はわからないが、芹菜さんは命令待ち状態にならないまま、その心の中が覗けることがわかった。
『私、夢でも見てるの!? 体……動かないし…………なんでこんな……! 皆もなんで何も言わないの!?』
『おやおや……可哀想に。すっかり混乱しきってるなー』
 思いがけず内心を覗くことが出来て、俺は満足する。
『最悪……こんなの……なんでみるのよ……あり得ないし……』
『ふむ』
 とはいえ、まだいつもの仕事を裸になってしているだけだ。芹菜さんは混乱しているし、狼狽もしているが、その叫びにはまだ余裕があるような気がする。出来ればもっと追い詰めてやりたい。絶望に心の底から泣き叫んでほしい。
 特に最近は綾歌という従順な可愛い子が俺の言うことを何も言わなくても聴いてくれていたし、彼女に対してはそこまで酷いことをしようとは思えなかったので、たまには女性に対してそういう扱いをしてみたいという欲求が高まっていた。
 鬼畜なことをやってみたかった。
(そのためには……この状況では不足だな……)
 俺は一端彼女から離れ、周囲の者達に対して霊体のまま呼びかけた。
『お前ら、聴け! いまから――』
 最初に命令を下した際に『今後、俺の命令に一切の疑問を持たずに従うこと』という一文を加えることは忘れていない。ただ、幽体の状態での呼びかけが通じるかどうかは試したことがなかったので微妙だったのだが、幸い通じたようだ。通じなかったとしても、もう一度同じように命令をし直せばいいだけだったが、面倒が省けて助かった。
 俺の呼びかけに応じて、事態が再び動き出す。俺は急いで芹菜さんの背後に移動し、その手を彼女の胸に埋もれさせた。どうやら片手だけでも心の声は聞こえるようだ。
「花座音くん。ちょっといいかね」
 このオフィスにいる部長が俺の指示通り、芹菜さんを呼びつける。呼びかけに応じて、彼女は従順に立ち上がった。
「なんでしょうか」
『……なに!? 今度は何!?』
 裸のまま、部長の席の傍に行く芹菜さん。恥ずかしがる様子はもちろんなく、自然体で部長の前に立った。彼女にとっての救いは、部長が彼女が裸であることになんの興味も抱かないところだろう。
 まあ、そんなことはいまから関係なくなるのだが。
「またミスがあったよ。なっていないね」
 これは嘘だ。罰を受けるキャリアウーマンという構図が欲しかっただけだ。
 そんなことを知る由もない芹菜さんは、慌てて頭を下げる。その拍子に豊かな胸が揺れた。それに集中する余裕もなく、こっちは手が芹菜さんの身体から抜けないように動かなければならなかった。やっぱりこれは後でちゃんと天使に頼んで何か対策を取ろう。いまはいいが、今後ずっとこの方式で心の声を聴くのは面倒だ。
 こっちの苦労も知らず、事態は進行して行く。
「す、すいません!」
『い、いや……今度は何……させられるの……』
 さすが頭の回転が速い。この状況だと、次に言われることは罰を言い渡されることだとわかっているようだ。
 期待には答えないといけないだろう。期待していなくても結果は同じなのだけど。
「罰として……そうだね、皆の前でオナニーショウでもやってもらおうか」
「はい……」
 口では殊勝に応える芹菜。だが、心の中は。
『いや――っ! やめて――!』
 当然のように鳴き叫んでいた。ふふ、心の中だけの声とは言え、女の人の悲鳴というのはなんというか、そそるものがあるな。背筋がぞくぞくするような、この高揚感をなんというのだろう。加虐趣味とでもいうのだろうか。男性ならば――あるいは人間ならば――こういう感覚は誰にでもあるかもしれない。まあ、小難しいことはいい。
 芹菜さんは部長の机の上に膝を立てて座り、そこで大きく股を開いた。いわゆるM字開脚という形だ。当然、その秘部は曝け出されている。年相応にしっかりと恥毛がそこを覆っていた。カメラで撮影されていた映像を見た時も思ったが、これはこれでエロくて素敵だ。綾歌のように薄めでもそれはそれで。
「み、みなさん……馬鹿な芹菜のオナニーをご覧くだ、さい……」
 掠れるような声で芹菜さんは宣言する。そんな芹菜さんに、部長の叱責が飛んだ。
「声が小さいぞ! やり直し!」
「すみません! み、皆さん! 馬鹿な芹菜の、オナ、オナニーを、ご覧くださいッ!」
『やめてっ! こんなのいや――ッ!』
 芹菜さんはまさかストリップの経験があったわけではないだろうから、それだけ恥ずかしいことなのだろう。特にそういう指示をしたわけではないのに恥ずかしがり、非常にそそる表情をしていた。普通であれば自分が相手もされないであろうクールで知的な雰囲気を持つ女性が恥じらいの表情を浮かべるのはそれだけで興奮の対象だ。
 芹菜さんの右手があそこをまさぐり、左手が荒々しく乳房を揉む。このフロアにいたほとんどの者がそんな芹菜さんの様子を注視していた。当然、俺の指示である。
「あ、はぁ……んっ…………あっ…………」
『見ないで……お願い……んっ……こんな……あっ……』
 それだけ沢山の視線が集まっていることに興奮しているのか、芹菜さんのそこはあっと言う間に粘液を垂れ流している状態へとなり、全身の肌も赤く染まっていた。顔などは真っ赤で、よほど本能的に恥ずかしがっていることがわかる。
 喘ぎ声と卑猥な水音だけがフロアに響いている。
『はは……いいぞ……もっと気持ちよくしてやろう』
 周りで芹菜さんの様子を見ていた連中に声をかけると、一斉にその者達は芹菜さんに襲いかかった。
『いやあああああああああああ!! 皆やめてっ!! 触らな……ひゃぅ!! あっ、ダメぇ!!』
 一斉に手が伸び、芹菜さんの全身を愛撫する。胸を揉み、乳首を抓り、手は万歳の状態で固定され、足は限界以上まで割り開かれ、あそこに指が潜り込み、後ろの穴にも誰かが指を入れていた。数人がかりで全身を舐め回し、芹菜さんを快楽の渦へと叩きこんでいく。
「あっ、ひゃ、いく、いっちゃうう! ああああああああ!」
『やめ、あっ、て、うぁ、はぁ、ひゃあああああああああ!」
 体と心。芹菜さんの両方が一辺に絶頂へと駆け上がった。
 それを確認したところで、俺は一端芹菜さんから離れて次の準備を進める。
 絶頂の余韻に身体が痺れているのだろう、芹菜さんは動かない。荒い呼吸を繰り返しながら茫然と天井を見上げている。
「あ、ああ、あああ……なん、で……こん……な……」
 相変わらず全身を押さえられた状態のまま、芹菜が虚ろな表情のままでそんなことを呟いた。
 そう、一度絶頂に達したら身体の支配権が元に戻るように命令を出しておいたのだ。いまの芹菜さんは自由に動けるし、やろうと思えばこの場所から逃げることも可能だろう。
「……あ、あれ……? 身体が……っ」
 芹菜さんもどうやら身体を自由に動かせることに気付いたようだ。その目に僅かに希望の光が灯る。
 まあ、実際の自由を与えてやるつもりはないのだが。
「ははは。ずいぶんと気持ちよかったようだね」
 そんな言葉を投げかけられると、芹菜さんはその声の主を鋭い目で睨みつけてきた。
「気持ちよく、なんか…………!」
 そして、次の瞬間、芹菜さんの表情に怒りが宿る。本当に頭の回転が速い。
 さすがにちょっと驚いた。
「体が全然動かなかったのも、皆が変なのも……あなたの仕業ですか! 部長!」
 様子がおかしいということに気付いたようだ。俺は思わず笑みが零してしまった。
 優秀なら優秀なほど、俺が得る価値がある逸材ということだからだ。
「ふふふ……さて、どうだろうね。少なくとも……この部長さんが何かしたってことはないよ、花座音芹菜さん。この部長さんの名誉のために教えておいてあげよう」
「……!?」
 俺はいま、部長の体に憑依していた。本来なら中年男性の体に憑依するなどしたくないのだが、立場的に考えてもぴったりの役回りだったから仕方ない。そんなに長い時間この体で過ごすわけじゃないし、我慢することにしよう。
「さて、据え膳食わぬは男の恥、というよね」
 全裸で部長の机の上に乗っている芹菜さん。その両手両足は周りの人間が抑えていて身体を隠すことも出来ていない。
 つまり。
 彼女はいま、俺に向けて『その秘部を貫いてください』とばかりに差し出している状態にあるのだ。
 ズボンを脱ぎ、しっかり硬化したそのイチモツを握って生身の快感を味わう。中年だからどうかと思ったが、こっちの方もまだまだ現役で大丈夫なようだ。むしろ本当の俺の身体よりでかいかもしれない。……ちょっと凹む。
 気を取り直して。
「さて、処女じゃないことは知っているし。初めてをいただけないのは残念だけど……その分、経験済みの味をじっくり味わうことにするよ」
「……ッ! や、やめて! 誰だか知らないけど、こんなのいやあっ!!」
 泣きそうに顔を歪ませて、哀願する芹菜さん。聴いてやる気はもちろんない。むしろ泣けば泣くだけいまの俺は喜べるのだが、そんなことを悟れというのも無理な話だろう。盛大に泣き喚いてもらうとしよう。ただ、悲鳴ばかりでも面白くない。
「安心しなよ、凄く気持ちよくさせてあげるから。例えば……『俺が乳首に触ったら、三連続でイけ』」
 そう言いながら指先を伸ばし、乳首に軽く触れる。
 瞬間、芹菜さんは全身を激しく痙攣させた。
「は、あああああああああああ!!」
 凄い悲鳴だ。周りに異変が気付かれる恐れもあったが……別に構うまい。もしもまずい状況になっても虎の子の天使に頼めば何とかしてくれるしな。それは最初の時で実証済みだ。
「ふふ、いい声で啼くね」
 連続で乳首を弾くようにしてやると、芹菜さんは悲鳴も上げられないまま、ひときわ大きく痙攣したのち、白目を向いて気絶した。あそこからは尿が垂れ流され、それに混じって尿ではない粘り気のある液体が放出された。これがいわゆる潮吹きというものなのかもしれない。
 さすがに刺激が強すぎたのだろう。これで心臓麻痺でも起こされたら厄介だ。これ以上乳首には触れないようにしながら、軽く頬を張る。すると白目を向いていた目が元に戻り、息も絶え絶え、という様子ではあったがとりあえず意識が戻った。すかさず命令を上書きする。
「『俺が乳首に触ったら三連続でイけ』という命令を解除する。代わりに『俺が触れたらそこの感度が最高になり、最終的には常に絶頂を迎えるようになれ』」
「うぁ……ぁ、もう、やめ……てぇ……」
 弱々しく懇願する彼女の意思を無視して、改めて彼女の体をまさぐるようにして弄り出した。さすがに感度が最高になると言っておいただけはあり、身悶え方が並ではなかった。両手両足を周りの者に抑えられているので、胴体部分を波打たせて悶えさせることしか出来ない。それは非常に淫らな光景だった。
「あ、ひゃん…………あぅ、はっ、いぁっ……いぅ、ぎっ……あぁんっ」
 思わず喉を鳴らしてしまうほど、彼女の動きはいやらしかった。誘っているようにも思えてしまう。
「いい感じだ。可愛いよ、芹菜」
 さんざん触って感度を最高にした耳に吐息を吹きかける。それで軽くイってしまったのか、芹菜さんの身体が小さく痙攣する。
「いくよ……受け止めてくれ」
 あまりに芹菜さんが淫らに悶えるため、すっかり俺のあそこのものは硬くなっていた。それを彼女の入口にあてがう。
「はっ、あっ、う、あ…………やめ、て……」
 悶える合間に弱々しく懇願してきたが、無視。
 一気にその体内に侵入した。柔らかな肉癖がイチモツを覆う。熱いくらいの温度をそこには感じていた。噴き出した潤滑油が非常に心地よく、程よい滑りとなってイチモツを覆い尽くしているため、気持ち良さは言葉で言い表せないくらいだ。
「ひっ……!」
「んー……締めがいまいちだな」
 いかに芹菜さんが清純そうに見えても、大人は大人。経験することはしているということだろう。元々は生娘だった綾歌に比べるべくもなく、その穴は大きい気がした。まあ、最近は綾歌の方もだいぶ馴染んで来てはいるのだが、それでもやっぱり芹菜さんのそれとは違う。
 ガバガバというわけではないし、確かに締めつけもあるのだが……それが若干弱い気がするのだ。
「おい、こんなんじゃ全然満足出来ねえぞ。『しっかり俺のものを内壁で締めつけろ』」
 そんな部分の身体が意思の力でなんとか出来るのか疑問だったが、どうやら出来たらしい。
 締めつけの力が明らかに増し、こちらの快感は倍増した。きゅうきゅう、という感じで全体を締めつけてくる。
「んっ……いいぞ!」
「あっ、ふわ、あん……うごか、ないでぇ……!」
「やだねっ!」
 しっかりとホールドされている状態のそれを動かすと、快感が否応なしに増してしまうため、こっちはもう爆発寸前だった。
 本当はじっくりと彼女の方も絶頂に導いてやりたかったのだが、仕方ない。どうせもうすぐに絶頂に達するだろう。
「くぅ……! せり、な……『俺がイくと同時に、お前もイけ!」
「あ、はぁ……い、いやぁ……こわ、い……だれ、だれか……たす、け……!」
 よほど自分の感覚や身体が自在に操られていることが怖かったのか、芹菜さんは完全に泣きながら誰となく懇願する。いくら知的で気が強そうな外見でも、女性は女性ということだろうか。完全に精神が屈してしまっている。まあ、この超常現象レベルでの凌辱は女性だろうが男性だろうが関係なく屈服せざるを得ない気もする。
 それにしたって芹菜さんはいつもの様子からはあり得ないくらいに弱々しく泣いていた。
「おいおい……まるで俺が襲っているようじゃねえか……っ」
 実際襲ってるんだけど。
 いずれにせよ、こちらの我慢もそろそろ限界だった。
「うら、いくぞっ!」
「やああああああ!!」
 ほとんど内付けるような力の強さで根本までの挿入を繰り返し、ひとしきり悲鳴を芹菜さんにあげさせてから、ようやく俺は果てた。出しておいた命令通り、芹菜さんも同時にイき、全身を震わせ、白い喉をさらけ出すように仰け反ったあと、力なく首を落とした。完全に気を失ってしまったようだ。
 俺は用が済んだ部長の体から抜け出しつつ、周囲の者、部長、最後に芹菜さんに命令を与える。
 さて、今回は凌辱の形を取ったが……どうせなら、彼女も嬉しくなるようにしてやろう。
 嬉しくなるように、といっても、その思考自体を俺が弄るだけの話なのだが、結果は変わらないのだから別に構うまい。
 俺は笑いながら、芹菜さんの心に新たな命令を刻みこんで行った。
 
 
 
 
『あなたの望み、叶えます』 ~天使空間~ 第四章 に続く
 
 
 
 

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