FC2ブログ
  1. Top
  2. » スポンサー広告
  3. » 『雑貨店へようこそ』
  4. » 『雑貨店へようこそ』 ~指輪~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • ジャンル :

『雑貨店へようこそ』 ~指輪~

勢いに乗って二日続けての雑貨店シリーズ更新です。
今回の話は……TS系変身+入れ替わり+異能力?です。
詰め込みすぎました。微妙に鬼畜かもしれません。




 ようこそいらっしゃいました。

 この店は様々な物品を売る店です。
 色々な品物がございます、ぜひごゆっくりご覧になってください。
 おや、お客様、それに興味がおありですか?
 ふふふ、それはとても面白いものですよ。当店のお薦めです。
 商品の説明をさせていただきましょうか。

 その『指輪』の使い方は――――

 いまどき学校の靴箱の中に手紙を入れて呼び出そうとするなんて時代遅れにも程がある。
 しかもその文面は吐き気がするくらいに真面目で硬い内容で、正直俺はこいつ、入れるとこ間違えてんじゃねえかと思った。
 なにせ俺は学校でもそこそこ目立っている不良で(自分でそういうのもなんだか間抜けな感じがするが)少なくともこんな手紙を貰うような性格も人となりもしていない。
 だがまあ、せっかく人気のないところに呼び出してくれたんだ。何かと突っかかってくる奴らの罠だったとしても面白そうじゃねえか。
 つーわけで俺はその手紙の指示に従って、東校舎の最上階、いちばん端の空き教室に足を運んだ。
 ここは少子化に従って使わなくなった階層の一つで、ゴミのような物以外は何もないためにほとんど誰もこない密会にはふさわしい場所だ。窓も開かないように釘付けされているうえ、日向になっていて暑いため、俺みたいな不良がタバコを吸いに来ることもない。
 そこにやって来てみると、驚いたことに本当に女子生徒が待っていた。俺を見ると嬉しそうに笑いやがる。
「来てくれたんですね」
 そんなことを言ってくるそいつを無視して、俺はとりあえず周囲をチェックする。こいつも含めたいたずらである可能性は否定出来なかったからだ。
 その辺に誰か隠れてんじゃねえかと思ってたんだが……いないみたいだな。
「あ、あのー……?」
 不安そうな声をあげるそいつを、俺は睨みつけた。
「おい、お前」
「は、はい!」
 思わず、といったように背筋を伸ばすそいつに向かって、俺は尋ねる。
「お前一人だろうな? 悪戯とかに加担してるんじゃねえだろうな? それだったら……」
 容赦しねえ。
 ドスを利かせた俺の恫喝に、その女子は青い顔になりながら勢いよく首を横に振った。
「そ、そんなことないです! わたしは……」
「あー、いい。黙っとけ」
 どうも演技には見えない。どこか遠くからこの場の様子を窺っているのではないかとも思ったが、それらしき人影は見えない。
 大体ここは見通しが悪くてほとんどの場所からは見えていないしな。
「それで? 俺と付き合いたいっつーのはほんきか?」
 俺がそう訊くと、女子は顔を赤くして頷いた。
「はい」
 ここで普通ならこっちも顔を赤くしたりうろたえたりするべきなのかもしれないが……あいにく、俺はそんな純情な気持ちを持ち合わせていない。
 大股でそいつに近づき、顎を捕まえて俺の方を向かせる。ちらりと見えた指先には、なにやら三つほど指輪が輝いていた。
 光沢の良いそれは結構高価そうなものだ。顔のつくりといい、こいつは……。
「……はっ。純情可憐なお嬢様ってところか? まあ顔はいいな」
 どうせ危険な香りを恋のときめきとでも勘違いしたんだろう。俺は溺れかけた子猫を救ったり捨てられた犬を拾ったり車にひかれそうになった子供を救ったりなんていう胸糞悪くなるヒーローみたいなことはしていない。
 子猫を踏み殺したり犬を蹴り殺したり子供を見殺しにしたりすることはあるだろうが。
 こいつは過保護な親の庇護の元で育てられて危険に対する耐性がないのだろう。
 なら、危険というものを肌で教えてやるのが親切ってものだろう。
 微妙に怯えているそいつの唇に、無理やり自分の唇を重ねてやった。
 目を見開いて驚いているそいつの口内をこじ開け、舌を入れてかき回してやる。
「……っ!」
 腰を引いて逃れようとしたそいつを引き寄せ、逃げれなくして胸に手を這わせた。
 抵抗しようと細い腕が動くが、無駄だ。そんな非力で俺の腕を外せるわけがない。
 呼吸困難に陥ったそいつはだんだん抵抗する力が弱まり、そろそろ解放してやるかと俺が思った頃にはぐったりとしていた。
 中々そそるじゃねえか。
 とりあえず唇を解放してやると、弱々しく抗議の声をあげる。
「い、いきなり……そんな……」
「ムードたっぷりのデートスポットで優しくキスされることでも妄想してたか? ――そんなこと、実際にあるわけねえだろうが」
 まあ、そういうバカっプルも世の中にはいるかもしれんが、俺はそうじゃない。
 この純正栽培されたくだらない女を蹂躙してやろうと考えていた。
 セーラー服の前をボタンを引き千切るようにして剥ぎ取ると、小さく悲鳴をあげた。
「きゃっ!! や、やめてっ」
「うるせえ。黙れ」
 口を手で押さえながら、俺はそいつのブラもはぎ取り、おもいっきりセーターをはだけさせる。裸の胸がぷるん、と揺れた。
 結構大きいじゃねえか。巨乳ってほどではないが……。
「騒ぐと誰か来ちまうぞ。見られたくないだろ?」
 耳元でそう脅しつけてから、俺はすぐ傍に偶然落ちていたロープを手に取った。
 手を後ろにひねって、両手を重ねて縛ってしまう。手慣れているのはたまにするからな。レイプとか。
「な、なにするの……!」
「黙ってろよ」
 いちいちうるさい奴だ。
 俺はそいつのスカートを剥ぎ取って、ショーツに手をかけた。
 必死の抵抗を受けたが、まあ問題ない。
 引きちぎるようにした剥いだそれを、うるさい口に突っ込んでやる。
「むぅっ!? んんーっ!!」
 さらに先ほど剥ぎ取ったセーラー服のスカーフを使って、即席の猿轡を完成させた。
 これでこいつはもがくことしか出来ない。
「さあ、お楽しみの時間だ」
 俺はむき出しになったそいつの股間を見ながら、そう呟く。
「…………」
 ……ん?
 急にもがく声が止んだ。
 奇妙に思ってそいつの顔を見ると――そいつは、笑っていた。
 嫌な予感に身の毛が総毛だったが、遅かった。

 突然、目の前が真っ白に染まる。

(ぐあっ――なんだ!?)
 何が起こったのか。全くわからない。
 混乱する俺の耳に、奇妙な声が流れ込んできた。
「く、くくく、馬鹿だな。全く馬鹿だ。まさかここまで俺の予測通りにことが進むとは――さすがに思っていなかったぞ」
 誰だ!?
 そう、声をあげたつもりだった。しかし――。
「むぅっ!?」
 俺の口から出た言葉は、それだけだった。
 何がどうなっているんだ。体の感覚が妙だ。わけがわからない。
「ん? まだ目が見えていないのか? 一度目を閉じて、それからもう一度開いてみろよ」
 声に従ったわけではなかったが、思わず言われたとおりに目を閉じ、もう一度開いた。
 すると、目が見えるようになった。
 見えるようにはなったが――見えてきた光景を、俺は信じることが出来なかった。

――なんで俺の目の前に『俺』がいるんだ!?

 その『俺』はにやり、と実に嫌味ったらしく嗤う。
「まだ自分の状況が掴めていないようだな……自分の体を見てみろ」
 『俺』に言われて、自分の体を見下ろしてみる。
 そこにあったのは、自分の体じゃなかった。
 はだけたセーラー服から覗く膨らんだ乳房に、裸の下半身。股間には見慣れたものがない。
 これは明らかに――さっきまで俺が襲っていた女子の体じゃないか!?
「くはは。これが第二の指輪の力――『人と自分の精神を入れ替える』だ。ちなみに指輪の力は俺の精神が持っているから指輪を身に着けていてもお前には使えないぞ」
 何を言っているんだこいつは?!
 わけがわからない。それより、このロープをほどきやがれ!!
「自分で襲っていた女子に自分がなってるっていうのはどんな感じなんだろうな?」
 『俺』の手が胸を掴んでこねくりまわしてくる。敏感な乳房が力任せに引っ張られて、かなり痛い。
 元々の俺の体にはあり得ないその感覚に――気が狂いそうだ。
「ふぁえろ!!」
 やめろ、と叫んだつもりが、声が形にならない。
 さっき俺が女子に施した猿轡に全て吸収されてしまう。
 目の前の『俺』はもがく俺を楽しそうに見ていた。
「騒いでも無駄だ。この教室は第三の指輪の能力――『結界』のおかげで誰にも認識できないようになっているからな。だがまあ、せっかくだから猿轡はそのままにしておくか。男言葉で喋られても興ざめだし。ああ、逃げられもしないから観念しろよ」
 そう言いながらそいつは俺から離れて部屋の隅に置かれていた荷物を持ってきた。
 その荷物を逆さにすると、とんでもない器具の数々が転がり出てくる。禍々しい形状をしたそれらは、明らかにプレイの域を超えた物だった。
「とりあえず……精神崩壊する程度に責めてやるよ。せいぜい頑張って苦しんでくれ」
 そう言ってそいつは――『俺』は、にやりと笑った。





 精神を元に戻すと、とたんに全身から激痛が走った。
「ぐっ……!」
 器具を外した状態でこれなのだ。実際に器具の蹂躙を受けたらどれほどの痛みになるのか――あまり想像したくはない。
 痛みに震える指先を持ち上げ、俺は第一の指輪の能力を使う。
 一瞬だけ全身が熱くなり、すぐにその熱は冷めていった。自分の体を見下ろせばちゃんと自分の体に戻っている。
「第一の指輪の力は『性別変換』……身体が作り変わるというか、むしろ生まれ変わっているといった方がいいかもしれないな。体を生まれ変わらせれば、古傷も含めて全ての傷は修復しちまうんだから。……って言っても、もう聞こえてないか」
 そいつ――校内でも有名な不良はもはや廃人同然の様子だった。
 どこか遠くを見たまま動かない。
 まあ、乳房をちぎれるほどに潰される乳房裂きを受けたり、あそこを限界以上に開かされたり、アナルに腕ほどもある張り型を無理やり挿入されたり――その他にも色々――したのだからある意味廃人になって当然かもしれないが。途中から悲鳴以外何も言わなくなってたしな……。
 俺は自失状態になっているそいつを蹴り飛ばし、地面に這いつくばらせる。
 時々痙攣している以外、そいつに動きはない。
「実験に協力してくれてありがとう。しかしまさか俺の思惑どおり、襲ってくるとはな……わざとらしく足元に置いておいたロープを使うところまで予測通りだったのはあまりに予測通り過ぎて笑えなかったが」
 服を身につけた俺は床に這いつくばるそいつをその場に残し、教室を出た。
 校舎からも出たところで、左手の人差し指、中指、薬指につけておいた指輪を外す。
 この指輪は、ランダムに能力を与えてくれるのだ。つけなおすごとに別の能力が宿るので一種のスロットみたいな感覚で何度でも楽しめる。能力の使い方は頭の中に浮かんでくるのでどう使うかで困ることもない。
「さて…………次の能力は何だろうな?」
 そう思いながら、俺は指輪を一つずつ装着していった。
 一つ目は……『透明になる力』。
 二つ目は……『命令を下す力』。
 三つ目は……『植物を自在に動かせる力』、か。
 これらを組み合わせて、どう遊ぶかを考える。
「透明になって風呂場に侵入して……裸の女を命令で外に連れ出して……植物で蹂躙するっていうのはどうだ? ……ちょっと単純すぎて面白みが足りないか……もっと工夫を凝らせないか……?」
 愉しい考えに浸りながら、俺は自宅に向かって歩く。




                   『雑貨店へようこそ』 ~指輪~ 終

Comment

No.75 / [#] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2008-09/10 19:10 (Wed)

No.76 / 名無しさん [#-]

三つ全てがそろえば大当たり!(ねーよwww

実験って実験だけして終わったら誰が得するんでしょう?
もうちょっと実践してくれても_トTO

2008-09/10 19:21 (Wed)

No.78 / 光ノ影 [#-]

二つ同じ能力が揃うと能力が進化します(ギ〇スかよ!)。

うーん、はしょりすぎましたか?
指輪の能力のところだけピックアップしたような形になってしまったので……。
もう少し能力を生かしているところも書けるような内容にすればよかったかな?

とにかく、コメントありがとうございました!

2008-09/11 14:12 (Thu)

No.81 / toshi9 [#CFnWuolQ] 組み合わせで能力が変わるアイテム

珍しいアイテムですね。
面白くもあり、使いにくくもあり。
パターンが多いだけにちょっと能力説明の部分が多かった気がしますが、でもとっても楽しめました。

2008-09/13 16:14 (Sat) 編集

No.83 / 光ノ影 [#-]

 toshi9さん、感想ありがとうございます。
 組み合わせで変わる……というわけではなく、一つ一つ外してつけなおすごとに能力が変わると、考えていましたが……組み合わせで変わった方が面白かったかも?
 能力部分の説明……やっぱり多いですよね。
 話と説明をどう上手く共存させていくか……作家の真価はそこで決まるという気がします。

2008-09/13 16:25 (Sat)

Comment Form
コメントの投稿
HTMLタグは使用できません
ID生成と編集に使用します
管理者にだけ表示を許可する

Page Top

Trackback

Trackback URL

http://kuroitukihikari.blog60.fc2.com/tb.php/28-eda84a66

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Page Top

カウンター
投稿先サイト
『小説家になろう』ノクターンノベルズ
(ユーザーページに飛びます)
運営サイト
暁月夜色
 どんなジャンルでもOKな投稿小説サイトです。お知らせには必ず目を通してください。

黎明境界
 自己満足小説の展示サイトです。
 注意事項には必ず目を通してください。
 以下、連載中の作品概要


『私の名前はまだない』
(MC物、ペット化、女性視点)
(最終更新日:2013/12/07)

『思い通りになる世界 ~forガール~』
(カオスジャンル、世界改変系)
(最終更新日:2016/02/28)

最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
プロフィール

光ノ影

Author:光ノ影

連絡先は kuroitukinokage×yahoo.co.jp (×を@にしてください)

つぶやき
作品紹介
検索フォーム
FC2アクセス解析
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。