FC2ブログ
  1. Top
  2. » スポンサー広告
  3. » 短編小説
  4. » 『脳内組換』 前編

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • ジャンル :

『脳内組換』 前編

MC・常識変換・奴隷化の短編です。
冗長になりそうな前置きを削って、いきなり洗脳シーンから入ってみました。
ある種実験的な作品です。
(13/1/12 多少加筆修正を行いました)

それでは、続きからどうぞ。
 
『脳内組換』 前編
 


 ずぶり、と俺の指がそいつの頭部に挿し込まれる。
 背を向けていた彼女は「え?」と言わなくても伝わる間抜けな顔で、俺の顔を肩越しに見る。その目がぐるりと回転した。
「あ、えっ、あ、っ?」
 何かを言おうとしているようだが、舌が回らずに理解不能な声を漏らす。俺はその様子をつぶさに観察しながら、そいつの『中』をまずは掻き乱した。指先で脳をかき混ぜるイメージ。少々気色の悪い感覚が指先から伝わってくるが、まずはこうして『掻き回す』ところから入らなければならないので仕方ない。
「あへっ、あが、がっ、えれ、わ、きぎ、がぃ、あれぁ」
 彼女は白目を剥いて更に呻く。手足が別の生き物のように痙攣し、突き出た舌が唾液の糸を引く。両目からは大量の涙が零れ、鼻水も垂れ流している状態だ。全身から汗が吹き出しているようで、むせ返るような女独特の甘い匂いが部屋に充満する。それでも失禁はしていない。部屋が汚れないようにという配慮の一環だが、失禁以外の理由で彼女の股間は普通に失禁する程度に濡れ出していた。愛液というか、潮吹きというか、そういったものが凄い勢いで分泌されているのだ。この行為が身体にとって気持ちいいというわけではない。身体の生理的な反応の一環というだけのことだ。当然、俺が配慮してやらなかったら普通に尿も零していたことだろう。いずれにしても、俺がこいつの『中』に指を挿し込んだことで、彼女は素晴らしく異常で、凄まじく官能的な状態に陥った。
 何度行ってもこの瞬間が一番楽しいので、念入りにかき混ぜてやった。
 暫く経って飽きた俺が指を止めたときには、澄ました顔の美人はおらず、ただ色々弛んで垂れ流した無様な女がいるだけだった。前と後、両方の写真を並べて比べても、同一人物だと気づけないかもしれない。それくらい変わり果てていた。個人的にはいまの方が好みだけど。
 俺はそいつの頭に指を差し入れたまま、口をそいつの耳元に近付ける。
「質問に答えろ。お前は誰だ?」
「わかりません」
 抑揚のない声で彼女が答える。
「自分のことなのにか」
「はい」
「わからないと困るだろう」
「はい」
「なら、俺が教えてやる。俺の教えるそれが『お前』という存在だ。いいな?」
「はい」
 前準備は完了。後は『組み立てて』いくだけだ。
「お前の名前は『肉奴隷カナタ』だ」
「はい」
「お前の心と体は全て俺のものだ。俺以外の者のいうことを聴くのは許さないし、誰かが触れることも許さない」
「はい」
「俺の言うことは絶対に聞かなければならない。感じ方も同様だ。俺が気持ちいいと言ったことは気持ちいいことだと思え」
「はい」
「命令の内容がどんなに恥ずかしいことでも、どれほど屈辱的なことでも、俺の命令である以上は絶対に聞かなければならない」
「はい」
「お前が元々持つ『如月叶多』という名の自由意思は仮初めのものだ。普段はそれに従って行動してもいいが、俺がお前の真の名前を呼んだときは、自由意思は放棄し、俺の命令を聞くだけの人形に戻って行動しろ」
「はい」
「『如月叶多』の時に、俺から直接命令を与えられた時は『如月叶多』の感情を持って命令を実行しろ。俺の命令に従うことは絶対だが、想いや感情は自由意志に従って構わん」
「はい」
 大体こんなところだろう。不足があったら気付いた時に付け足せばいい。
 俺は指を抜き取る前に、最後の指示を出す。
「『調整』が終わったらお前は調整されていた間のことは覚えていない。だが、いまの内容は全て完璧に実行しろ」
「はい」
 カチカチ、と組上がっていく感覚が指先から伝わってくる。その音が止むのを待って、俺は指をカナタの頭から抜き取る。
 一際大きな痙攣をして、カナタの目が普通の状態に戻った。
「……あれ? ――わたし、何をしてたんだっけ?」
 今回『組み替えた』彼女の中身は複雑だったため、上手く組み上がるか正直心配だったのだが、どうやら上手くいったようだった。
 カナタはきょろきょろと周囲を見渡し、状況を把握しようとして、まず自身の身体の異常に気付いたようだ。
「っ……なにこれ……気持ち悪い……」
 全身から吹き出した汗と、垂れ流したよだれなどで彼女の服は汚れていた。それを気持ち悪がっている。とはいえ、着替えなどは用意していないから我慢させるしかない。いや、実際のところは我慢させる必要もないのだ。
「気持ち悪くなんかないさ。むしろ気持ちいいだろ?」
 俺がそう言ってやると、カナタは一瞬虚を突かれたような顔をしてから、一転して笑顔に転じた。
「そう、よね。わたしったら何を言ってるのかしら? すっごくベタベタして、肌に張り付いて来てるけど、なんだかとても気持ちいいわ」
「ああ、それは良かったな」
 俺も良かった。ちゃんと組上がっているようで。思考ではなく感覚を弄るのは初めてだったから上手くいく自信はなかった。
「ところでカナタ。お前は俺のことが大嫌いなんだっけ?」
 そう問うと、カナタは表情を険しくして俺を睨んできた。
「もちろん嫌いよ。いつもイヤらしい目でわたしを見てくるし、必要以上に触ってくるし、恋人でもないくせに名前で馴れ馴れしく呼び掛けてくるし……大嫌いだわ。人間として以上に生理的に」
 うぐっ。
 自分から言わせたとはいえ、案外これはダメージがでかい。次から訊かないようにしよう。
「そ、そうか。でも、だからこそ、カナタは俺に見られたいし、触れられたいし、名前で呼ばれたいだろ?」
 そう言ってやると、カナタは険しい顔のまま力強く頷いた。
「ええ、もちろんその通りよ」
「よしよし。じゃあじっくり見てやるし、じっくり触ってやるし、必要以上に名前を呼んでやるよ。カナタ」
「それはどうもありがとう。嫌で嫌で堪らないけど嬉しいわ」
 矛盾したことを平然と口にするカナタ。この言動の矛盾が最高だ。
「じゃあもっとしっかり見てやるよ。服を脱げ」
「……ええ、わかったわ」
 一瞬物凄く嫌な顔をしたが、カナタは素直に服を脱いでいく。汗に濡れた服は脱ぎにくくなっていたようだが、何とか脱ぎ切った。汗のおかげですでに透けていたが、服に隠されていた彼女の豊満な体が解放された。豊かに実ったバストは予想以上に柔らかそうに揺れている。ブラジャーによって寄せられている胸の谷間は実にしっとりと蒸れていて、たわわに実った果実のように、芳醇な匂いが立ち昇っていた。
 その極上の乳を揉みしだきたい欲が生まれるが、ここは我慢だ。俺は遠慮なく顔を近付けてそこの匂いを嗅ぐ。想像通り、強烈で濃厚な彼女の匂いが感じられる。あまりの匂いに頭がくらくらした。
「へんなところの臭いを嗅がないでよ」
 嫌そうな顔をしてカナタが言う。俺は顔を離し、軽く謝る。
「悪い悪い。じゃあ、先に進もうか」
 あとカナタの体を覆っているのは下着だけだ。それを脱ぐように指示を出す。さすがに俺の前で最後の防壁を脱ぎ去るのには強い抵抗があるのか、拒否するように体を捩る。
「こ、ここで……?」
「そう。ここで」
 逃げ場を塞いでやると、カナタは泣きそうな表情になる。そこまで嫌がられるとちょっと傷付く。
「仕方ないな……」
 まあ、どちらかというと嫌われていた側の人間だしな俺は。
 だが抵抗され続けるのも鬱陶しい。ここは少し脱ぎやすくしてやるのが手っ取り早い。
「カナタは裸を見られたいんだろ。ならいいじゃないか。特に嫌いな相手に見られるのが堪らないんだよな」
 もちろんそんな事実を知っているわけじゃない。こんなのは口からでまかせだ。
 しかし、それで彼女は納得してしまう。
「そ、うね――嫌だけどしっかり見ててね」
 言って彼女は手を後ろに回す。プチン、というホックが外れる音がした。
 ゆっくりと彼女は前屈みになり――その胸からブラのカップが離れる。やはりそれなりにカップで抑えられていたのか、大きさがいきなり増したようにも見えた。
 片手で胸を隠しつつ、彼女はブラの肩紐を片方ずつ外す。
「隠すな。俺によく見えるようにしろ」
 恥じらいも重要だが、いまはそれは不要だ。命令に従い、カナタは胸を隠していた手をどける。
 目に飛び込んできたのは、ピンク色の綺麗な乳首だった。本来そこの色は関係ないんだろうが、それでもその鮮やかなほどの色は使い込まれていない純潔を想像させる。
 続けて下も脱ごうとしたカナタを一度止める。カナタはほっとしたような、見られないために残念なような、実に複雑な表情を浮かべていた。まあ、別に下は許してやるとかそういうつもりは一切ないんだけどな。
 まずは上を入念に観察してやろうと思っただけだ。
 俺は至近距離からじっくりと観察を始める。
 カナタの胸は、かなり大きい部類に入る。
「カナタ。お前のおっぱいはどれくらいの大きさなんだ?」
「Dカップくらいよ」
「へえ。もっと大きく見えたけど」
 Eはあるかと思っていた。まあ、こんなにまじまじと見ることは普段はないし、イメージの関係で大きく見えたってところか。
 乳房の全体像はお椀を伏せたような形で、間違いなく美乳の部類だろう。その頂点にある乳輪と乳首は白い肌も相成ってどうしようもないほどき性的な衝動を掻き立てる。
 じっとそこを見ていると、徐々にその場所は存在を主張し始めた。俺はにやりと笑ってカナタの顔に視線をずらす。あげた視線の先でカナタは恥ずかしそうに視線を逸らす。
「恥ずかしいのか?」
「っ、それは、当たり前でしょ……」
 高飛車だったときには想像もできないほど弱々しい表情を浮かべている。ひどく嗜虐心が刺激される表情だ。
「恥ずかしい、ねぇ」
 わざとらしく繰り返して、俺は指先をまっすぐそこへと向ける。
「その割りには――随分とここは固くなっているみたいだけどなぁ?」
 びくり、と体を震わせるカナタ。そのせいで何の支えもないカナタの胸が激しく揺れた。実にぷるぷるという効果音が合う動きだった。
「そ、それは、別に……関係ない」
「見せたかったんだろ? 見られることで感じちまってるんだよな、カナタ。カナタは俺に乳首を見られて感じちゃう変態なんだよ」
 じりじりと追い詰めていく。
「……っ」
 顔を俯けてしまった。まあ、俯けたところで何にもならないんだけどな。
「ほら、もう完全に勃起しちまってるし。全くカナタは変態だなぁ」
 言葉責めを繰り返しておいて俺は改めて揺れるそこを見る。ぷるぷると震えている。その柔らかさは触れなくても十分想像できた。
 いますぐ触れるべきか、それともあとのお楽しみに取っておくか。迷ったが我慢も限界だった。
 まずは小手調べとして指先で乳首の先端をつつく。
「ひゃんっ」
 十分に勃起してから触れたからか、ちょっと触れただけでカナタは声をあげる。そんな声を聞かれたくないのか、慌てて手で口を抑えた。必死に声を抑える姿もまた一興だが、恥ずかしい声を聞きたかった。
「カナタ、手で押さえるのはなしだ。声を堪えるのは許可しよう」
 俺が言えばカナタは従うしかない。手を離し、声を上げるのは頑張って堪えようとする。
 そんなカナタをさらに甚振るため、俺は弄る手つきを再開した。
 
 
 
 
~後編に続く~
 
 
 
 

Comment

No.861 / Torainu [#CNtCm3fU]

投稿お疲れ様です。

指を突っ込まれた後の描写が素晴らしいと思いました。

気持ちと矛盾した行動を取るというシチュは好きですが、今回の表現は多少不自然な気もしました。
感性によるものでしょうが、今後の上達のお役に立てれば嬉しいです。

後半も楽しみにしています

2013-01/10 12:12 (Thu) 編集

No.862 / 名無しさん [#-] No Title

後半も楽しみですね

掻き回す描写はもうちょっとしつこくてもよかったかなと思います
動き始めは動こうとしてもうまく動けない感じで
調子がついて段々思考が描き回されていって
時には荒っぽく砕き、時には丁寧に擂り潰し、
シャッシャと泡立てては、ゆらりゆらりと舟漕ぐように波紋を楽しんで
気付いた時には意味の無い呻き声を上げるばかり・・・
・・・人の頭でやりたい放題し過ぎですかね
ただ、主人公が楽しんでる時はもっとノって良いんじゃないでしょうか

それはそうといくつか気になったことをば
先ず、最初に場面が分からなかったのが気になりました
通りすがりの犯行をイメージしたので周囲の目とか余計な心配したり

>それが『お前』だ。いいな?
この時何を示しているんでしょう?
真名がどうこう言ってるところをみると名詞?

2013-01/11 01:23 (Fri)

No.864 / 光ノ影 [#-] Re: タイトルなし

Torainuさん、いつもコメントありがとうございます。

> 指を突っ込まれた後の描写が素晴らしいと思いました。
そこを書いて力尽きた感があります(笑)
そこから書きだしていることからもわかるように、そこが書きたくて書いて、あとは蛇足という感じがしてしまって……これは私の力不足です。
後編でどこまで上げられるのかを試してみたいと思います。

> 感性によるものでしょうが~
読者の感性は非常に参考になりますので、指摘してくだって本当にありがとうございます。
今後の執筆で活かしていきたいと思いますので、懲りずに見に来てやってくださいませ。

> 後半も楽しみにしています
頑張ります!

それでは、どうもありがとうございました!

2013-01/11 23:32 (Fri)

No.865 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

コメントありがとうございます。

> 後半も楽しみですね
ありがとうございます。
頑張って続きを書きたいと思います。

> 掻き回す描写は~
確かに、そこが一番書きたかったところなので、そこをもっと強調しても良かったですね。
いささか描写不足だったかもしれません。
ご指摘ありがとうございます。もっとねちっこく、しつこく書けば良かったですね……。

> それはそうと~
加えてご指摘ありがとうございます。
場所は……正直想定してなかったという(笑)
たぶん二人きりになれる部屋に呼び出すか何かして、彼女が部屋から去ろうとした瞬間を狙って指を突き入れた……みたいな感じだと思います。
作者のくせに曖昧な応えですいません。

> >それが『お前』だ。いいな?
> この時何を示しているんでしょう?
> 真名がどうこう言ってるところをみると名詞?
すいません、いま読み返してみると分かり辛いですね。
後編を更新する際に合わせて修正させてもらいます。

それでは、どうもありがとうございました!

2013-01/12 00:17 (Sat)

Comment Form
コメントの投稿
HTMLタグは使用できません
ID生成と編集に使用します
管理者にだけ表示を許可する

Page Top

Trackback

Trackback URL

http://kuroitukihikari.blog60.fc2.com/tb.php/264-b329be08

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Page Top

カウンター
投稿先サイト
『小説家になろう』ノクターンノベルズ
(ユーザーページに飛びます)
運営サイト
暁月夜色
 どんなジャンルでもOKな投稿小説サイトです。お知らせには必ず目を通してください。

黎明境界
 自己満足小説の展示サイトです。
 注意事項には必ず目を通してください。
 以下、連載中の作品概要


『私の名前はまだない』
(MC物、ペット化、女性視点)
(最終更新日:2013/12/07)

『思い通りになる世界 ~forガール~』
(カオスジャンル、世界改変系)
(最終更新日:2016/02/28)

最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
プロフィール

光ノ影

Author:光ノ影

連絡先は kuroitukinokage×yahoo.co.jp (×を@にしてください)

つぶやき
作品紹介
検索フォーム
FC2アクセス解析
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。