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『千編万花』 ~あとがき~

『千編万花』のあとがきです。
最終話までの全体的なネタばれを含むので、全話読了後に読むことをお勧めします。

それでは、続きからどうぞ。
 
 

『千編万花』 あとがき




 まずは半年に渡って書いて来た作品に付き合ってくださった皆さんに無上の感謝を。


<『千編万花』全体について>
 この話は、話の方向性的に『死神輪舞』に続く長編の第二弾でした。
 見切り発車で始めた割に、ずいぶん思い入れの深い作品となりました。最初から色んなキャラが入り乱れて物語が進行する、いわゆる『群集活劇』をイメージして書いていたのですが、まだまだそれを上手く書き切ることが出来ない腕の未熟さを痛感しました。
 私は長編にするつもりがなくても、わりと長編になってしまうので、今後も今回のような話を書くことがあると思います。とはいえ、今回の『千編万花』はブログ全体の方向からは少しずれてしまいまして、ブログによくある系統の作品が好きな人に対しては申し訳ない期間だったかなぁ、と思います。最初の方はともかく、後半はもう掠めてすらいませんでしたからね……。
 いい塩梅で書けるようになりたいものです。
 全体の構成について裏話を一つ。
 『千編万花』では一話ごとに主体となるキャラクターが変わっていたのですが、実は「アルファ」→「ハジメ」→「リリス」→「ミツル」→「カナミ」→「タツミ」→「ロザイ」→「タイガ」→「ライル」、と進んだあと、「ライル」→「タイガ」→「ロザイ」→「タツミ」→「カナミ」→「ミツル」→「リリス」→「ハジメ」→「アルファ」という風に主体となるキャラクターが変わっていました。こういう構成で書いたのは初めてだったので色々無理が出ています。要修行。


<各キャラクターについて>
『アルファ』
・一番性質の悪い化け物。持つ力は『変身能力』。本来はもうちょっと主人公っぽいキャラのはずでしたが、終わってみればどう考えてもラスボスになってしまったという。彼(彼女)本人はタツミや虎や兎の精神のことを『人から外れた存在』と言っていましたが、実はアルファ本人の精神が人から最も遠いです。アルファに関しては前世でのことや本名など、謎が多い状態です。もしも第二部を書けるとすれば、そこである程度は明らかに出来るかもしれませんが……予定は未定です。ある意味私の理想系です。ちょっと黒過ぎますけど(笑)。

『ハジメ』
・ラスボスポジションに立っちゃった小者。後半は小物過ぎてすいません状態でした。もうちょっと強かなキャラなら、最終戦も盛り上がったのではないかと反省です……敵に魅力がなくてはいけないということを意識してはいたんですが、彼は最後まで小者の悪者でしかなくてもう少し上手く書いてあげたかったキャラです。ちなみに彼の『洗脳』の能力には致命的な弱点がいくつかあり、その内の一つが『同じレベルの力を持つ者には利きづらい』こと、もう一つが『言葉を理解しない相手(音が聞こえないのも含む)には利かない』ことです。作中では明らかに出来ませんでしたが、『洗脳には有効時間がある』という弱点もあります。つまりは定期的に洗脳し直す必要があったのです。そのため、彼は洗脳の力を持っていても町全体にかけるのが精一杯でした。一番弱点の多い存在だったと思います。

『リリス』
・本作中で最も不幸な人。もうちょっと掘り下げておきたかったです。タツミと言う存在に出会えたことが幸運であり、不幸でもあったという報われないキャラ。それでも、彼女がタツミと友達になったためにタツミの闇落ちを防いだのですから(もしもタツミがリリスと友人関係になかったら、どこかでタツミは化け物側に立っていたかもしれません)ある意味ではファインプレーをしてくれています。それ以外のマイナス面が大き過ぎて残念ですが(苦笑)。

『ミツル』
・剣技と魔可を扱う最高位の魔可剣士。……のはずが精神的に打たれ弱く煽られやすく不安定な存在になってしまいました。報われないといえばミツルほど努力が報われなかった人は他にいません。並みはずれた才能を持っていたことも事実ですが、それ以上に彼女は努力家です。「そうあるために努力する」という点では、むしろアルファとは気の合う存在のはずでした。似過ぎていたという意味で同族嫌悪の気持ちがお互いにあったのだと思われます。

『カナミ』
・本来なら主人公ポジションにいるのが相応しいキャラ。暗い過去(両親との死別)→悔いている過去がある(召喚された後の暴れた過去)→師匠や先生など、強い存在に助けられる(ハジメと虎がそれに当たる)→成長を志す(戦いを覚えようとする)→成長して旅立つ……というテンプレートな主人公の道のりを行っていました。もっとも、その途中で争いに巻き込まれて死んでしまいましたけど。もしもアルファがすぐに街を特定できず、カナミが成長していれば、あるいは一般的な主人公のように二つの陣営の橋渡しを果たし、理想的な結末を導いていたかもしれません。戦いに巻き込まれる時期が早過ぎた主人公という感じでしょうか。

『タツミ』
・主人公は主人公でもダークヒーロー的な主人公キャラ。破壊と称賛を好むという点で正規主人公としては色々間違っています。精神的にも群を抜いて強く、人を信じる強さを持っていました。だからこそアルファとも上手くやっていくことが出来て、あるいは最高の相棒になっていた可能性もあります。アルファ本人も考えていたことではありますが、彼女が脱落したことによって今後アルファがどうなるかは未知数になってしまいました。仮に彼女がいたら、いい方向に進んでいたのでしょうけど。

『ロザイ』
・常識人は損をする。破天荒な人物が多い物語の中ではもはや一般常識のような法則ですが、ロザイはそれに相当します。色んな意味で苦労していました。とはいえ、彼も結構腕の立つ人物ですし、ミツルほどの才能がない分、仲間同士の連携や、実戦以外の戦いでならば非常に有用な力を発揮していたことでしょう。人の気持ちの機微を察するに長けており、上手くすればアルファの良き理解者になっていたかもしれません。

『タイガ』
・一番自由だった化け物。小難しいことは一切考えていないように見えて、実はアルファ並みに人の心理や言動を読むことに長けています。仮にタイガとアルファが敵として出会っておらず、味方になれていたら、想像するだに恐ろしいコンビが出来あがっていたはずです。このコンビを敵にして物語を書いていたら、かなり面白かったんじゃないかと(手強さ的に)妄想してしまいます。個人的には一番好きなキャラでした。

『ライル』
・単純な強さでいえばライルに勝る人物は『千編万花』の世界にいません。救世主や化け物がいなければの話ですが。虎も認めていたように、もしもライルが救世主であったなら虎は瞬殺されていました。剣技を極めた存在であり、それに相応しい信念・精神性も有しているのですが、ミツルの例をみると人を育て導く才には欠けていたようです。ちなみに、彼のキャライメージは鋼の錬金術師のブラッドレイ大総統です。カリスマが欠けている時点でそれそのものではないですが(笑)。

『サーシェフ』
・ただの一般人。話にもほとんど絡んでない。なのに『千編万花』最大のキーパーソン。アルファの大魔王エンドを意図せず阻止した存在です。もしも彼がいなければアルファは得た七匹分の力を使って何をしていたのか……。彼はミツルと仲が良かったですが恋愛感情は持っていませんでした。素朴すぎるほどに素朴な彼をアルファが好きになったのは、彼女自身よくわからない理由、つまりは単純な一目惚れです。

<キャラクターについての余談>
 名前のことなのですが、基本三文字制限を課していました。ミツルとミツキの類似はうかつでしたが……ちなみになぜ三文字統一していたのかというと、アルファ(四文字)とサーシェフ(五文字)が特別であるということを暗に示したかったからです。アルファの方はともかくとして、サーシェフの方はそういう形でもただのモブじゃないということを示したかったのですが……考えてみればそれは内容で示せって話ですよねすいません。
 構成のとこともそうですが、無駄に無駄なところを無駄に凝ってしまった感があるので反省しております。

<『千編万花』の世界について>
 現段階では謎だらけ過ぎる世界です。今後物語として書くかもしれない以上、あとがきでネタばらしをするわけにもいきません。相当厄介な世界であることは確かです。感想でもご指摘をいただきましたが、召喚者がろくな目に合わない世界です。特に化け物側で召喚された人は悲惨です。作中では出てきませんでしたが、牛の化け物が一番可哀想でした。なにせ女の子なのにいきなり牛の姿になってしまい、その上に化け物の種類の性質上、鼠に絶対服従状態というコンボでした。自殺を考えるレベルです。結局救世主マサルに殺されてしまいましたが。
 この世界での物語は第二部という括りだけではなく、番外みたいな感じで何か書きたいなぁ、とも思っています。

<終わりに>
 書きあげるのに半年もかかった『千編万花』。いかがでしたでしょうか?
 物語の構成的には第二部、第三部と続いて行くべき物語ではありますが、ひとまずこれで『千編万花』は一区切りとなります。
 この物語が少しでも皆さんの心に残り、たまに読み返していただけるような作品になっていれば、これ以上ない喜びです。
 今後も夜色世界は続いて行きますし、色んな作品を書き上げて行きたいと思っています。
 その時はまたお付き合いくださると幸いです。

 それでは、ここまで付き合ってくださった方に再度感謝を。
 次の物語を楽しみにお待ちくださいませ。


2012年7月7日 光ノ影

Comment

No.736 / 通りすがり [#-] No Title

ブラッドレイ大総統がモデル…カリスマよりも人を育てる能力が足りてないかと(泣)

むしろあの師弟は二人ともスカーに近い気が。

2012-07/07 23:29 (Sat)

No.737 / 名無しさん [#-] No Title

むしろ育てる能力がある人物がいないような気がします
その点で長けた人物がいたら比較になったかなと

タイガのは育てたと言っていいものかどうか、あれを予知しての物だったとしたら相当ですが

2012-07/08 01:09 (Sun)

No.738 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

通りすがりさん、コメントありがとうございます。

> ブラッドレイ大総統が~
確かに(笑)。
人を育てる能力もなければ、人を指揮する能力もなく……モデルにしてるといっても違いすぎますね。

> むしろあの師弟は二人ともスカーに近い気が。
これも確かに。
戦闘技術を極めたという点、単独行動が多い、という点でスカーの方が近いようにも思えますね……。
我ながらモデルにしているようでいて出来ていなかったのが悔やまれます。
……っていうかぶっちゃけ、本当にブラッドレイ大総統だったなら化け物とはいえ相当追い詰められていた可能性が……むしろ狩っちゃいそうで怖い(苦笑)

それでは、どうもありがとうございました!

2012-07/08 18:59 (Sun)

No.739 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

コメントありがとうございます!

> むしろ育てる能力が~
ごもっともです。確かに育てることに長けたキャラクターがいないんですよね……。

> タイガのは育てたと言っていいものかどうか~
タイガはむしろ『才能を見出す』ことの方に長けていたのだと思います。
ああいう風に成長するかどうかはともかく、カナミが『強くなりうる才能を持つ』ことは察していたかと。
彼がもしも本気で誰かを育てようとした場合ならわかりませんが……タイガは主張的に育てることに積極的ではありませんからね。

それでは、どうもありがとうございました!

2012-07/08 19:02 (Sun)

No.744 / [#] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2012-07/12 21:27 (Thu)

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