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『千編万花』 第十四章

『千編万花』の続きです。
それでは続きからどうぞ。

それは――最悪の邂逅。
 
 
 
『千編万花』 第十四章
 


 その『少女』を視界に捉えたとき、カナミは『血の気が引く』という言葉の意味を正しく理解することができた。
 まさしくそうとしか言えない勢いで頭部から血の感覚がなくなり、寒気すら感じるほどだった。全身の産毛が逆立ち、奇妙な汗が背中に滲む。不思議と体が震え、気を抜けば倒れてしまいそうなほどに恐怖がカナミの全身を包み込んだ。
 最初、少女の方はカナミの存在に気付いていなかったが、視線を感じたのだろう。その目がカナミへと向けられる。少女に目線を向けられた瞬間、一際強くカナミの全身を悪寒が襲った。その視線にまるで物理的な圧力が込められているようにカナミは感じ、思わず一歩後退する。
(なに、これ……っ)
 カナミはその『少女』がただの人間ではないことを理解していた。否、理解したというよりは、その少女が人間だとは思えない。常軌を逸した『何か』だとしか思えなかったのだ。
 少女の外見から推測される年齢は、カナミの本来の年齢に近かったのだが、それは何一つ安心材料にならなかった。目の前に子供の皮を被った化け物がいるとしか思えない。それほどに、その少女から感じる違和感はカナミにとってはあからさまなものだった。それはカナミの本来の年齢が、その少女の外見年齢に近いためかもしれない。だからこそ、よりよく違和感を覚えることが出来たのだろう。
(やっぱり、ハジメさんも、タイガさんも、わたしも……化け物なんかじゃなかった――)
 彼女は確信する。
 
 本物の『化け物』は――目の前にいると。
 
 カナミは誰に教えられることもなく、それを悟った。
 化け物の少女とカナミは視線を交わし合う。カナミは動けない。
 どうすればいいのか、カナミには何もわからなかった。
 
 
 
 
 時間は少し遡る。
 ハジメが館の床を破壊し、カナミと共に地下一階に降りた直後のこと。
 その時、カナミは瓦礫の中にいた。正確には崩れた瓦礫によってできた隙間に潜んでいた。周囲からの圧迫感が存在している。特に瓦礫が覆いかぶさるということもなく、怪我はしていなかった。しかしカナミはつい先ほどの女性に襲われた時の恐怖や床が崩れて落下する時の浮遊感に身が竦んでおり、ただ目を閉じて体を縮ませ、じっとしていることしか出来ない。
 そんなカナミのすぐ近くでハジメが声を張り上げた。
『ミツキ! 一時撤退しろ!』
 信頼する大人であるハジメが、すぐ傍にいる。その事実に一縷の安心を抱き、カナミは恐る恐る瞼を開けた。
 まず最初に見えてきたのは、崩れて積み重なった瓦礫だった。周囲から感じていた圧迫感そのままに瓦礫が積み重なっており、カナミはその瓦礫の隙間にいた。そしてそのカナミのすぐ傍、息遣いが感じられるほど近くにハジメがいた。しかし――現在の状況もあるが――そのためにカナミがときめくことはなかった。その最大の理由は二人の姿が問題だったからだ。今の二人は、化け物本来の姿であるところの兎と鼠の姿に戻っていた。カナミも身につけていた『人化のネックレス』はいつのまにか外されており、人の姿ではなくなっていたのだ。
 普通なら鼠を目の前にすれば悲鳴の一つでもあげてしまうところだが、カナミに限ってはハジメの鼠の姿にも慣れていたため特に騒ぐことはない。
 二人は化け物本来の姿が人間よりもずっと小さいことを利用し、普通ならば隠れられないようなところに隠れていたのだ。救世主達は完全に人型の二人にしか意識が向いておらず、まさかすぐ傍の瓦礫の中に潜んでいるとは思ってもいないようだった。もしも見つけられていたら危ないところだったが、ハジメの策は成功したと言えるだろう。
 結果として二人は見つかることなく、敵はその場から離れて行った。
 周囲が静かになってから暫くして、ハジメが小さく呟く。
『……どうやら、やりすごせたようだな』
 ハジメは瓦礫の中から少しだけ体を出し、完全に敵が去ったことを確認する。
『二手に分かれたようだったが……』
 敵が入って行った部屋の扉を見る。それからカナミを見て、困ったような顔になった。
『……とりあえず、ここから移動するぞ』
 ハジメは二人分の人化のペンダントを持っていた。走る際には邪魔になるからだろう。尻尾に絡めて持ち運んでいる。
『あ、は、はい……』
 カナミのことを気づかってか、まずハジメはそう言ってカナミを促した。カナミはそれに対して素直に頷き、瓦礫の外から手招きをするハジメについて走り出した。
 二人ともひとまず動物の姿のままで廊下を走る。走りながらハジメは苦々しい声で呟いた。
『お前の人の時の姿が救世主達に割れてしまったのは痛いな……何とかしなければ』
 本来ハジメはカナミが無関係の人物として処理されるように根回しを行っていた。しかし、突然の襲来と不運が重なり、カナミの正体が敵に露見してしまうという事態に陥った。『人化のネックレス』は希少なものなので、その姿がばれてしまったからと言ってすぐに他の姿を用意することは出来ない。
『は、ハジメさん……』
 思わずカナミは不安げな声を出してしまった。それは自分の安全が脅かされたからではなく、ハジメが厳しい表情を浮かべていたためだ。親の緊張が子供にも伝播するように、ハジメの緊張はカナミの精神も緊張させてしまっていた。それに気付いたハジメは力強い笑みを浮かべて見せる。
『心配するな。俺が何とかしてやる。とにかくこの戦いを凌がないといけないが……カナミは万が一にでも巻き込まれないようにしておくんだ。……そうだな。一度屋敷の外に出ておいた方がいいかもしれない』
 その言葉を聴いて、カナミは慌ててハジメに訴える。
『は、ハジメさん。カナミも、カナミも戦え――』
『それは駄目だ』
 戦おうとしたカナミに対し、ハジメは即座にその提案を否定した。
 言葉を呑みこむカナミに、ハジメは優しい声をかける。
『確かに俺やタイガさんと同等の力を持つお前が戦えば、勝算はあがるだろう』
 それは感情を除いて考えた時、明らかなことだった。いまでさえ、救世主二人に対して化け物側の戦力は多いのだ。そこにカナミが加われば間違いなく勝てる見込みは飛躍的に向上する。
 だが、それをわかっていてもハジメは首を横に振る。
『勝算は上がる。それは確かだ。だが――子供を戦わせるわけにはいかない。子供を戦わせるようになっては……おしまいだ』
 それはハジメの持論だった。カナミ自身、何度も聴かされた覚えがある。子供はあくまでも守られるものであり、子供自身に命のやり取りをさせるようになってはその組織はおしまいだ、と。元の世界の紛争地域のように、少年兵が当たり前のように使われるようになってはならないとハジメは常に主張していた。
 とはいえ、カナミがそれで納得出来るわけではない。昨日虎に戦うための助言を受けていたために、少しでもハジメの役に立ちたいという気持ちは強い。
『でも、ハジメさんっ、カナミだって……戦えます! ハジメさんが死んだら……カナミ、は……っ』
 叫ぶカナミに対し、ハジメはあくまでも優しい声を返す。
『安心しろ。万が一の時は、まともに戦う気なんてないさ。やばくなったらすぐ逃げる気でいる。鼠の逃げ足は伊達じゃない。……そこを誇るのも情けない話だが』
 化け物としての身体能力とその体の小ささを考えれば、ハジメが断言するのも当然だった。彼の言う通り胸を張って誇れることでもないが、利点であることは間違いない。
 それでも納得して出来ないカナミの前で、ハジメは『人化のネックレス』を使い、人間の姿に変わる。まだ納得していない様子のカナミの頭を柔らかな手つきで撫でた。その掌の暖かさに思わず安堵してしまうカナミに、ハジメは重ねて声をかける。
「これ以上言い争っている時間はないからな……とにかく、お前はここから逃げていろ――『大人の言うことは聴くものだ』」
 後半の声を聴いた時、カナミは心がざわめくのを感じた。
『はい……わかりました』
 気付けばカナミは頷いていた。カナミとしてはまだ食い下がるつもりだったため、意に反した自分自身の言葉に驚く。その驚きも一瞬のことで、カナミはハジメの言うとおりにしようという気持ちになる。
「よし、良い子だ。……そうだな。ここから玄関から向かうのは危険すぎるから……タイガさんの部屋の隠し通路から外に出るんだ。そっちならさっきの救世主とかち合うこともないだろう」
 ハジメは少し複雑そうな笑みを浮かべ、カナミの頭をもう一度撫でると、その場から急いで離れて行く。
 カナミは遠くなるハジメの姿を見詰めていることしか出来なかった。ついて行こうとする意思はあったものの、思考と体がそれに反して動いてくれなかった。
(ハジメさんを追わな、いと――い、いや……にげ、なくちゃ……だめ……)
 カナミは相反する想いに混乱しつつも、逃げる思考に引きずられる。
 『人化のネックレス』を使って人型になり、カナミはタイガの部屋に向かった。そちらに向かいながらも、彼女の心の中ではまだ残ろうとする意思が強く存在していた。
(なんで……こんな……っ)
 『逃げなければならない』と急き立てる明確な思考とは裏腹に、『残ってハジメの力になりたい』と考える感情がカナミの中で強く育っていた。
 体と心が分離したような感覚にカナミが泣きそうになっていると、突然大きな音がして館全体が振るえるような振動が襲いかかって来た。
「きゃっ!?」
 震動に脚をもつれさせ、思わず悲鳴をあげてカナミは脚を止める。震動は暫く続き、唐突に静かになった。カナミは嫌な予感をさらに強く感じる。
(もしかして……ハジメさんに何か……!)
 そう思った時、カナミは踵を返していた。
 ハジメに怒られることになっても構わないと強く思う。ただ、彼の役に立つために走る。
(いま、行きます……っ、ハジメさん……!)
 震動が響いて来た方向に向かって、脚力を生かして走り出す。

 まさにその瞬間、その『少女』は現れた。

 ぞわりとカナミの背筋が泡立つ。
 最悪の相手に遭遇してしまったことを、カナミは即座に理解した。
 本物の化け物を目の前にしてしまったのだと。その化け物の目がカナミの方を向き、カナミはいよいよ緊張に凍りついた。
 これからどうしたらいいのか、カナミにはわからなかった。
 少女はカナミの姿を認めると、不思議そうに目を細めた。
「あなたは……?」
 何気なく呟かれた、ただの声。だというのに、カナミはその声に恐怖を覚えてしまう。
 まるで全身に蛇が絡みついたかのような――いや、『それ以上の得体のしれない何か』がカナミの全身を覆っていた。それは彼女にとって生理的嫌悪などというものではなく、本能的嫌悪とも言えるほどのはっきりとした感覚だった。
(呑み込まれる)
 根拠はなかったがカナミはそう感じた。これ以上その少女の声を聴いてはいけないと、本能でカナミは悟る。
 最初、逃げようと思ったカナミだったが、逃げ出す寸前に、ハジメから聴いていた幼い姿をした救世主の話を思い出す。
(もしかしなくても……!)
 カナミはその事実に凍りつくほどの怯えを抱いた。
 相手が救世主であるのなら、状況は全く変わって来る。なぜならその少女は『ハジメを倒すことの出来る』存在だからだ。そんな存在が、見た目からは全くの無傷で、誰に邪魔されることもなくこんなところにいる。それは恩人であるハジメの危機であることに他ならない。
 彼女は化け物としか思えない敵に怯えつつも、心を定める。
(倒さないと……! なんとしても――ここで!)
 そんなカナミの脳裏に過ったのは、昨夜タイガと話した記憶だった。
 タイガは言った。『自分に出来ることをやれ』と。それに続けて言われたアドバイスのことを思い返す。
(カナミに出来ること……! それしかない……っ!)
 全身に力を込める。そこに敵対する意思を感じたのか、少女も警戒体勢を取る。
 しかしその動きは鈍い。何か違うことを考えているように見えた。それは明らかな少女の手落ちであり、明確な隙だった。
(チャンスだ――っ!)
 カナミが考えていたことは非常にシンプルなことだった。後のことを何も考えない、特攻同然の体当たり。戦闘の技も経験もない彼女が取れる方法の中では唯一にして――化け物級の力を込めれば――必殺の攻撃であり、その威力はただの体当たりと言う言葉からは考えられないほどのものとなる。カナミは小難しいことは何も考えず、ただ全力を込めた。だからそれは本当にただの体当たりでしかない。
「なっ――はや――ッ!?」
 だが、それゆえに少女の虚をつくことが出来たのだろう。走り出したカナミの砲弾並みの勢いに、少女は回避行動を取ることも出来ず、その腹部にまともに体当たりを受けてしまう。
 凄まじい撃音が響き渡り、二人の衝突点を中心にして衝撃波が巻き起こる。
 並みの人間ならミンチになっていただろう。救世主や化け物とはいえ無事で済むわけがない。

 だが、直撃を食らったはずの少女は、数センチ後退しただけでカナミの体当たりを受け止めていた。

 あまりの事態にカナミの思考が止まる。
(えっ……!? う、うそ……!?)
 化け物同士の力を比べた場合、ほぼ拮抗することはカナミ達にとって検討済みの命題だった。極端な話、戦闘を好むタイガと戦闘に関わったことのないカナミでも、腕相撲をすればその彼我の差は零ということになる。もちろん純粋な戦いにおいてそれがそのまま当てはまるわけではないが、単純な力比べなら化け物同士に差はないのだ。それは救世主も含んでのことだとハジメは検証を終えている。
 要するに、全力を込めた一撃を受けようと思えば、受ける側も全力で応じなければならないのだ。
 しかし、カナミの前に現れた少女は、全力を込めたカナミの一撃を、全力とは思えない状態で受け切った。それはカナミ達が考えていたことを完全にひっくり返す事態だった。
 それでも、いくら余裕を持って受け止めたとはいえ、痛みは普通に感じたのか、少女は顔をしかめながらカナミを睨みつける。
「……っ、この、規格外の力……っ。あなたは……!」
 化け物であるということを知られてしまった――とカナミが思う暇もなく、彼女は力任せに放り投げられていた。全身を浮遊感が襲い、一拍置いて激しい衝撃が背骨から脳天までを突き抜ける。
「っ……!」
 壁に叩きつけられたカナミは、表情を歪める。壁に叩きつけられたところで化け物たる彼女にとっては大した痛みではなかったが、それ以上に恐ろしく感じたのは自分が力任せに放り投げられたことだ。体当たりを耐えただけならまだ技術が介在する余地がある。しかし単純に放り投げられたということはそれだけ単純に力の差がそこに存在するということだ。
(なに、これ……力が、全然、違う……!)
 僅かなことではあったが、それだけでカナミは少女に力が圧倒的に負けていることを理解した。
 本来子供である彼女は大人にあしらわれる時のことを鮮明に思い出していた。子供が大人の膂力にどう足掻いても勝てないのと同じで、その少女に自分が勝てないことを悟る。
 勝てないという事実に、カナミの心は焦りに支配された。
(どう、しよう……どうすれば……っ。ハジメ、さん……!)
 焦りは彼女の思考を乱し、咄嗟に助けを求めてしまう。
 そうしてカナミが固まっている間に、少女は突然の事態に順応したのか、余裕を持った足取りでカナミとの距離を詰める。
「あなたは……兎の化け物、ですね?」
 明らかにしていないはずの正体を看破されたことに、カナミはさらに動揺する。
 少女はそんな彼女の様子を見て笑った。
「わかりやすくて助かります。半分カマをかけただけだったんですが……さて、出来れば大人しくしていただけるとありがたいのですがね」
 一定の距離を置いて少女が立ち止まる。カナミが再び飛びかかるには距離があり、逃げようとしてもすぐに追いつかれてしまうであろう絶妙な位置取りだった。
 その距離を置いてカナミと少女は正面から向き合う。
「まずは名乗りましょう。私は救世主のアルファです。あなたのお名前を教えてもらえませんか?」
 カナミは答えられない。答えないのではなく、焦りと混乱と緊張で頭が上手く働いていなかった。答えがないことに対して、少女――アルファは特に残念がる様子もなく、言葉を紡ぐ。
「答えたくないのなら結構です。私のような者を警戒する気持ちもわかりますしね」
 そう言って区切りを入れ、再びアルファは口を開く。
「あなたは、あの虎が館にいると言っていた『戦えない人』でいいんですよね?」
 この時、カナミは虎がその少女にやられたのだと察した。理屈ではなく感覚だったため、思わずカナミはその直感を否定する。
(虎さんが負けるはずない――)
 彼女に戦う時の覚悟を教えてくれた虎は、戦いにおいては圧倒的だった。事実、彼女がハジメやタイガといった化け物達に合流してこの町に落ち着く前、虎は襲い来る戦士や魔物、そして何より救世主を積極的に迎え打ち、そのことごとくを退けていた。そんな虎が負ける光景などカナミには想像もつかなかった。
 アルファはカナミが必死に虎がやられたという直感を否定している間にも、気にせず話を続けている。
「特にあなたを積極的に殺す理由はありませんから、出来れば大人しく捕まって欲しいのですが。色々と教えていただきたいこともありますしね。待遇は保証しましょう。…………そうですね、手始めに牛の化け物がまだ生きているのか、それと鼠の化け物が持つ能力について。この二点に関して、あなたの知っている事実を教えていただきたい。そうすれば――」
 彼女は笑みを浮かべた。その笑みは自然ではあったが、カナミはどこか空虚なものをその笑顔に感じる。
「あなたの安全は保証します。もう一人の救世主であるタツミさんも、暴れない化け物を殺そうとするほど強引な人でもありませんし」
 その少女が行った提案に、カナミは一縷の希望を抱く。目の前の敵に『絶対勝てない』と感じていた絶望の中で、どこまで信用出来るのかはともかく、光明になり得る話を聴いたのだから無理もない。
「あ、あの……っ」
「私達は一刻も早く洗脳の力を持つ化け物を足さないといけません」
 思わずカナミは助かりたい一心で口を開こうとして、その直前にアルファが口にした言葉に戸惑う。
 その戸惑いを迷っているのだと見たのか、アルファは少し厳しい顔になって言う。
「あまり悩む時間はあげられませんよ」
 カナミはその牽制とも取れる鋭い言葉に体を震わせつつも、どうしても気になったことを聴くことにした。
「せ、せん、のう……って……?」
 彼女の言葉を聴いたアルファはあからさまに眉を潜めた。明らかに不審に思っている様子だった。
「……どういうことだ、ってニュアンスじゃないですね。……まさか、洗脳と言うものがなんなのか、という意味の質問ですか?」
 それ以外の取り方があるのかという想いでカナミは恐る恐る頷く。
 すると、アルファは大きな溜息を吐きだす。
「なんとなく、最初から違和感はありましたが……もしかしなくても、あなたは子供なんですね?」
 その問いにも頷くカナミ。人化のペンダントの効果で大人の姿になっているが、カナミは確かに子供だった。
 答えを聴いたアルファは、乱暴に頭を掻く。苛立っているような、困惑しているような、そんな複雑な表情をのぞかせていた。
「……なるほど、迂闊でしたね。そういう逆のパターンも考えておくべきでした」
 アルファはその場に片膝を突き、座り込んでいるカナミの視線の高さに、目線を合わせる。
「あなたが大人の姿をしているのは特殊能力の一環で…………いえ、あなたが使える特別な力のためですか?」
 カナミのことを子供だと知ったからだろう。極力難しい言葉を使わないように努力していることが窺えた。
「ち、違う」
 話していいことなのかどうかを迷いながらも、カナミは正直に話す。
 彼女は嘘をつくということに慣れていなかった。突然ならなおさらだ。
 胸に下げたペンダントに指先を触れさせる。
「このペンダント……で」
 その言葉を聴いたアルファはなぜか釈然としない顔をする。
 何かまずいことを言ってしまったかとカナミは不安になるが、アルファはすぐに表情を切り替えた。
「……なるほど。まあ、それはいいです。また考えることにして……とりあえず、あなたをどうしましょうかね……」
 アルファは探るような視線でカナミを見据えていた。カナミは何を言われるのかと身を固くしてしまう。すると、安心させようという配慮なのか、アルファは柔らかく笑顔を浮かべて見せる。
「ああ、別に痛いことをするつもりはないですから安心してください。私は正当防衛以外で子供に手をあげるつもりはありませんから」
 それは子供に甘い、というのとは違った。カナミは子供が持つ独特の感性で、アルファが本当は子供のことなどどうでもいいと思っていることに気付いていた。
 方法や方向が正しいかは置いておくとして、ハジメが子供に優しい理由が『子供のため』だとすれば、アルファはあくまでも『自分のため』に子供に優しい人間だった。何らかの利があるからこそ、彼女は子供に優しくしており、その利得がなんであれ、それがなくなると判断すればいとも容易く子供を切り捨てるだろう。そういう冷徹な人間だとカナミは看破する。
 もっとも、カナミは理屈としてそれをはっきり認識したわけではない。単純に「この人は怖い人」という認識を抱いたのと変わらない。とはいえ、いますぐにどうこうされることはないことを感じ、カナミは少し安堵する。アルファのことを化け物と認識した本能はいまだに警鐘を鳴らし続けているのだが、戦っても勝てないことがわかっているため、戦わなくてもいい安堵が上回っていた。
 だが。
 次にアルファが口にした言葉を聴いて、カナミの安堵は吹き飛んだ。
「私には倒さなければならない相手がいますので、あなたは出来れば近くの部屋に隠れていてくれませんか?」
(……!)
 アルファが口にした『倒さなければならない相手』。それがハジメを指す言葉だとカナミは直感した。
 カナミがそのことを考えているということに気付いているのかいないのか、アルファは話を続ける。
「洗脳……つまりは、人に無理やり言うことをきかせる力のことですが、その力を持つ化け物がいます。その化け物だけは倒さなければなりません」
 半ばわかっていながらカナミは訊く。
「倒す、って……?」
 その問いを聴いたアルファは、少し眉をしかめた。
「殺す、ということです」
 容赦ない答が返って来る。
 カナミはその答えを聴いて、アルファを絶対に倒さなければならないということを知る。思わず震えが来る体を抑えて、立ち上がった。
 その目に宿った敵対的な光を読み取ったのか、アルファは不可解そうに目つきを鋭くする。
「……言いましたよね? 正当防衛意外で子供に手をあげるつもりはないと。積極的に手をあげるつもりはありませんが……そちらから向かってくるのなら、容赦は出来ません」
 正義の味方じゃあるまいし、と呟きながらアルファがカナミに向かって一歩を踏み出す。
 力の差はすでに明らかだ。今のカナミが勝てる道理はない。カナミ自身、そのことを理解出来ていた。
 それでも、抗うことを止める気はなかった。ここでアルファを斃さなければ、ハジメが危険になるということだからだ。
 はっきりと敵対意思を剥き出しにするカナミの姿に不審を感じたのか、アルファは近づこうとしていた脚を止めた。
「……わかりませんね。反応からしてどうやらその洗脳の力を持った化け物を倒されたくないようですが……相手は無理やり人に言うことを聞かせることが出来る人なんですよ。あなたがその人を慕う想いも、植えつけられたものかもしれないということなんです。それなのに、あなたはなぜその人を守ろうとするのです?」
「センノウ、とか……よくわからない。ただ……」
 カナミにはアルファの話が実感としてわかっていない。洗脳という概念自体がよくわかっていないのだから当然なのだが、それでもハジメに騙されている可能性があるということくらいは彼女も理解していた。
 だから、思ったままのことを答える。

「ハジメさんは――カナミを助けてくれたから」

 結局のところ、カナミがはっきりと考えていたのはそれが全てだった。
 助けてくれたから、力になりたい。単純で純粋な想い。
 たとえ嘘を吐かれていたとしても、たとえ自分自身が洗脳されていたとしても。
 彼の優しさに嘘はないと彼女はわかっていた。
「だからカナミは――ハジメさんのために戦う」
 堂々とした言葉でカナミは宣言する。その彼女の強い意思に、アルファは困った顔をする。
「……参りましたね。あなたのその態度も、洗脳の結果だと思いたいところですが……あなたのその目は、あの人の目と同じだ」
 誰のことを言っているのか、カナミにはわからなかったが、アルファは大きな溜息を吐く。
「出会う順序が違えば、あなたはあの人と仲良くなれたのかもしれませんね…………まあ、もう言っても仕方のないことではありますが」
 アルファがさらに一歩前に出る。
「敵方に懐いてしまったあなたは、もはや危険因子でしかありません。可哀想ですが、ここで倒します」
 その宣言と共に、アルファは拳を握りしめる。傍目からでもそこに強大な力が込められていることが見て取れた。
「……ッ!」
 握りしめたアルファの拳の威圧感に、カナミは思わず詰められた分の距離を後退してしまう。いかにカナミが抗うことを決めても、本能的な恐怖はいかんともしがたかった。そんな彼女の様子を見たアルファは苦い顔で足を止める。
「……言っても無駄かもしれませんが、そんなに怖いのなら止めておきなさい。ここで私に屈しても、そのハジメという人があなたの言う通りの人だったのなら、責めはしないでしょう。むしろ、降参することを進めるのではないでしょうか? 勝てない相手に挑むのは無謀なだけですよ」
 合理的なアルファにしては珍しく、言葉を尽くしてカナミを降参させようとしていた。いかにアルファの行動が理屈で定められているとはいえ、一般的な大人の持つ当然の思考として、出来ることなら子供を殺したくないと考えるのは普通のことだろう。
「人には出来ることと出来ないことがあります。色々な理由はありますが、その『出来ないこと』を無理やりさせるのが洗脳というものの力なのです。あなたが自分の出来ないことをしようとして、無理をしようとしているということは、つまりその洗脳による強制が行われて――」
 だが、皮肉にもそのアルファの人間らしい躊躇いが、致命的な事態を引き起こしてしまう。
 カナミはアルファの言葉を聴き、ハジメに不審を抱くのではなく、もう一人の化け物の言葉を思い出していた。
 悠然とした虎の態度と、重い言葉がカナミの脳内で再生される。

『まずは自分が何が出来るかをよく考えろ』

 カナミは必死になって自分に何が『出来る』のかを考える。
 虎も例に出した『体当たり』はアルファに通じなかった。ならば別の出来ることを用いなければならない。
(自分が出来る、こと……! 音を聴く……?)
 まずカナミは自分の化け物としての能力である『音を聴く』ことを思い出した。
 どんな小さな音でも聴き取る能力。
(でも、こんなのが、何になるの……っ)
 戦闘に役立つとはとても思えない。
 だが、カナミはその『音を聴く』ということの意味を考える。
 どんな小さな音でも、彼女ははっきりと聴き取ることが出来る。そのために苦しんだ覚えもあった。
(音……音?)
 普通は聞こえない小さな音を聴く。
(小さな音を……大きく……?)
 カナミは小さな音を聴くことが出来るのは、その小さな音を大きくしているからではないかと考えた。
 実際は音を聴く構造は、音そのものを大きくしているわけではない。しかし、カナミは無知ゆえに、小さな音を大きくしているからこそ、聴き取ることが出来ているのだと思い込んだ。
(大きな音はすごく危ないものだ、って聞いたことがある……!)
 それはいわゆる高速道路や飛行場の騒音に関する公害という類のもので、カナミが現在思っているような『危険』とは違う意味ではあったが、実際巨大過ぎる音は十分危険なものだ。的外れというほど、それに関してはずれていなかった。
(やるしか……ないっ)
 カナミは間違えつつも、確かな決意を持って『その力』を使うことを決めた。
 彼女の目つきが定まり、その視線に見据えられたアルファに僅かな緊張が走る。カナミが何をしてくるのかを警戒しつつも、すでに一度攻撃を受けているためか幾分の余裕が窺えた。だが、その余裕はカナミが力を発揮しようとした時に、あっという間にはぎとられることになる。
「――――ッ!?」
 化け物としての勘が働いたのだろう。アルファは全力でカナミに向かって飛びかかる。固めた右拳を振りかぶり、一切の容赦ない全力をカナミの顔面目がけて叩きこもうとする。振り被った勢いをバネとして、カナミの顔面目がけてアルファの腕が伸びる。
 紙一重だった。
 仮に、先ほどカナミがアルファの威圧感に押されて後ろに下がっていなければ――あるいはアルファの攻撃が先にカナミを仕留めていたかもしれない。それくらいギリギリの差だった。

 アルファの拳が――消し飛んだ。

 驚愕する間もなく、アルファは全身を叩かれたような衝撃を感じ、後ろに向かって吹き飛ばされる。
 カナミの口が大きく開けれ、そこから放たれた大音声が彼女を弾き飛ばしていた。
「なっ……!」
 背中から壁に叩きつけられたアルファは、何が起こっているのかわからないのか目を白黒させていた。
「ばか、な……ッ、こんな、力……!」
 アルファはその場から動けなかった。カナミの『声』はまるで呪縛のようにアルファの全身を硬直させ、頭の中で大音声が響き渡って頭が割れるような頭痛を生み出していた。『声』はアルファの動きを強制的に止めていた。
「ぐ、ぅ……!?」
 剥き出しになっていた肌のいたるところが避け、血が滲み始める。
「これは、超音波、なのか……!? 物理的な攻撃力まで有している、だと……!」
 全身を激痛が襲っているのか、アルファは余裕のない表情でその『声』に耐え続けることしか出来なかった。
 カナミはその『力』が確かにアルファに通用していることを知り、さらに気合いを込めて『声』を放ち続ける。
 本来、兎の化け物の能力に『音を拡大する』というものはない。
 兎の化け物が元々持つ力は『音を聴く』という能力のみで、音を拡大するというものとは原理が全く異なる。それでもカナミが音を拡大することに成功したのは、カナミが『出来る』と心から信じ、実現に値する思いの強さがあったことと、それに加えて、方向性こそ違ったものの『音を扱う』能力という意味で類似があったからだ。
 とはいえ、カナミは本来なかった能力を創造したということになる。
 それは凄まじい彼女の想いが、可能にした奇跡だった。
 覚醒したカナミの力は、同じ化け物であるアルファを、抵抗すらさせずに追い詰めていた。音速よりも速く動ける者でもない限り、カナミが攻撃をする前に攻撃を仕掛けることは出来ない。さらに、カナミの力は実質防御不能である。しかも、カナミの力はその場に留まらず、屋敷全体、ひいては町全体にまでその範囲を伸ばしていた。
 救世主や化け物より遥かに弱い、女性子供の一般人たちは瞬く間に意識を失い、比較的屈強だった男たちもついで倒れる。この時点で街の大部分は倒れていた。残ったのは精神力の高い一部の戦士のみで、その者たちが倒れるのも時間の問題だった。
 恐ろしい威力に、防御を無視出来、加えて町を一つ覆うほどの範囲を有する。
 カナミが得た力は殲滅兵器並みの破壊力を有していた。
 勝てる者など誰もいない。

 だが。

 強すぎる力の代償と言うべきなのだろう。カナミの『力』は彼女自身を追い詰めていた。
 当たり前だが、音の発信源はカナミ自身だ。当然、カナミ自身が一番『音』の影響を受ける。爆弾が爆弾自身も破壊するように、カナミの声はカナミ自信の体を破壊していた。あるいは彼女がその力を完全に扱いこなしていれば自分だけをその音の影響下から外すことも出来たかもしれないが、初めてその能力を発揮した彼女には『声』を放つだけが精一杯だった。
 すでに彼女は全身から出血しており、立っていられるのが不思議なほどだった。『声』を放つ時間が長くなるほどに自分の身体自体がさらに深く傷ついて行く。
 それでも、カナミは声を発するのを止めない。僅かな息継ぎを挟んで、『声』を発し続ける。その息継ぎの間だけはアルファも苦痛から解放されるが、息継ぎが止んだ一瞬ではどんな攻撃も仕掛けられなかった。それを好機と見たカナミは畳みかけるように『声』を放ち続けていた。
(この人だけは――ここで倒す!)
 傷だらけになりながら、気が遠くなるほどの激痛に苛まれながらも、カナミの意思は死ななかった。
 文字通り全身を切り刻まれる激痛に耐えられるのは、ハジメへの強い想いと、カナミにはこちらの世界に来てしばらくの間、自分自身の能力によって苦しんだ経験があったからだった。その時もカナミは気が狂いそうになりながらも意思を保ち続け、ハジメに助けてもらうことが出来た。その時地獄の苦しみを味わった経験が彼女の攻撃を保たせていた。
 普通の人間ならばとうの昔に力尽きていてもおかしくない。
 カナミは様々な偶然に支えられてその力を使えていた。いかに強大なアルファも、その力の前にはどうすることも出来ない。 
(勝てる――!)
 勝利を確信するカナミ。

 しかし、所詮は付け焼刃の力でしかなった。

 『声』による破壊が、ついに喉を破壊してしまったのだ。血が溢れ、カナミの呼吸器官を阻害する。
「っ――!」
 息継ぎの瞬間、その流れ出した血は呼吸器官の奥へと入り込んでしまう。
「――ごほっ! げほっ!」
 いかにカナミが苦痛に多用途しても、液体が気管に入るという物理的な障害を気合いで耐えきれるわけがなかった。大きく咳き込んでしまう。
 声が途切れた。息継ぎのような一瞬ではなく、数秒の隙。
「――う、ああああああッ!!」
 アルファはそのカナミの致命的な隙を見逃しはしなかった。
 吹き飛ばされた腕の断面が変化し、龍の首となってカナミへと伸ばされる。
 全身がボロボロになってしまっているカナミには、その攻撃を避けるだけの力は残っていなかった。咳き込んで涙目になった瞳を見開き、それが迫って来るのを見詰めることしか出来ない。
(ハジメ――さん――)
 凶悪な牙が並ぶ龍の口内がカナミの目の前に迫る。熱い吐息のような何かが彼女の頬を撫で、喉の奥の暗闇が彼女の身体を呑みこもうとする。
 ゆっくり引き延ばされた時間の中、カナミは心の中で叫ぶ。
(たす、けて――)
 龍の口が閉じて行く。光が遮られ、暗闇の中にカナミは呑み込まれる。牙が彼女の体に食い込み、凄まじい力でカナミの身体を食い千切った。
 激痛の中、カナミの思考は闇に呑み込まれた。
 
 
 兎の化け物カナミ。
 龍の化け物に喰われ――死亡。
 
 
 
 
『千編万花』第十五章に続く 
 
 
 

Comment

No.705 / ごんべー [#-] No Title

ナイスなフラグ回収です。

現実でも音響兵器は存在してるんですよネ、むろんカナミのような破壊兵器ではなく指向性の非殺傷兵器でスタングレネードのように敵を無力化するのが目的で。
大使館占拠だとか、現代戦は狭いところで民間人も巻き込まれてる場合も多いから大戦時のように機関銃や大砲ばっか造る訳にもいかないから、だそうです。

しかしまたえげつない『音』の攻撃方法を思い付きましたね…いいセンスです。
ただ、気になったのはアルファの拳が飛んだ原因です。
腕にある水分が『振動』によって電子レンジのようになり一瞬のうちに蒸発して吹っ飛んだのか、それともただ単に空気を震わせた物理力で消し飛んだのか…いずれにしても食らいたくはないですがw

2012-06/03 00:07 (Sun)

No.706 / 名無しさん [#-] No Title

死亡フラグしかない!

超音波、いろんな意味で子供らしい攻撃ですね
こぶしが消し飛んだのはどちらかというと衝撃波かな?

今の生存者は
アルファ・ハジメ・リリス(仮)・ミツル・ミツキ・牛・鼠の救世主(?)
はてさて、このサバイバルゲームを勝ち抜くことが出来るんでしょうか

2012-06/03 10:27 (Sun)

No.710 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

ごんべーさん、いつもコメントありがとうございます。

> ナイスなフラグ回収です。
死亡フラグを回収しまくっております(笑)。
へし折る人がいなくて情けない限りですが。

> 現実でも音響兵器は~
そうですね。スタングルネードが有名ですが、やはり音響系の武器は制圧を目的としたものが多いと思われます。
だからカナミも音の力を極めれば、最強の制圧力を持つ化け物へと成長していたことでしょう。彼女の能力は防ぎようがありませんので、まさに無敵と言っても過言ではない状態になっていたと考えられます。

> しかしまたえげつない『音』の~
編みだした本人は必死だったため、えげつないという意識はありませんでしたが、実際えげつない能力です。
虎がもっと早くに彼女の戦闘センスに気付いていれば、色々結末が変わっていたことでしょう。

> ただ、気になったのは~
アルファの腕が吹き飛んだ理由は、この場合は後者であると考えています。カナミがもう少し理論について詳しければ、前者のような理屈で吹き飛んでいたかもしれません。
カナミが元々持っていた巨大な音に対する『漠然とした危険』が、化け物が持つ強大な力によって『実際の危険』として具現化した――という感じです。
いわゆるトンデモ理論です(笑)。

それでは、どうもありがとうございました!

2012-06/03 12:02 (Sun)

No.711 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

コメントありがとうございます!

> 死亡フラグしかない!
フラグ乱立にもほどがあるという(笑)。

> 超音波、いろんな意味で~
子供だからこそ具現化出来たのだと思います。
そもそも音の理屈を知っていたら『音を聴く』能力から『音を拡大する』能力は思いつかなかったでしょうし。

> 今の生存者は~
どこまで減るのか……作者もドキドキです(笑)。

それでは、どうもありがとうございました!

2012-06/03 12:04 (Sun)

No.712 / 名無しさん [#-] No Title

能力を作ったと考えたら有り得ない話ですが
この世界には魔可がありますし、確固たるイメージがあるなら成立し得ると解釈しました
元々の能力や化け物として強化された魔可や発声力をフル活用した力技なんでしょう

この戦いが終わったら、結果はどうあれ結末ですね

2012-06/03 16:26 (Sun)

No.713 / hiokirin [#-]

はじめまして、いつも読んでいます。なんかまた次の死亡フラグが(多分一度に複数に)立ったような…。
今までの過去作品と違って人死にが多いですが、次か次の次の死人があれば今までとは違う見せ方になるんではないかなと。

2012-06/03 17:53 (Sun)

No.714 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

コメントありがとうございます!

> 能力を作ったと考えたら~
かなり強引な力技であることは確かです。
本来ならあり得なかった能力を使えるようになったという意味で、カナミは非常に卓越した戦闘センスを持っていたのかもしれません。

> この戦いが終わったら~
いよいよ、戦いも大詰めです。
果たして結末はどうなるのか……ご期待ください。

それでは、どうもありがとうございました!

2012-06/03 19:30 (Sun)

No.715 / 光ノ影 [#-] Re: タイトルなし

hiokirinさん、はじめまして!
いつも読んでくださってありがとうございます。

> なんかまた次の死亡フラグが~
死亡フラグは着々と立っております(笑)。
乱立どころか、密立です。
このフラグのバーゲンセールに生き残るのは誰なのか……さて、誰なんでしょうねえ(苦笑)

> 今までの過去作品と違って人死にが多いですが~
実際、過去作品ではほとんど死人が出ていませんね。
極端から極端に走っております(笑)。

それでは、どうもありがとうございました!

2012-06/03 19:34 (Sun)

No.718 / 名無しさん [#-] No Title

次の更新が更新されてない

2012-06/06 07:03 (Wed)

No.721 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

> 次の更新が更新されてない
ご指摘ありがとうございます!
修正しておきました。

2012-06/07 00:07 (Thu)

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