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『撮影の味方』

この話は読み切り短編です。
ジャンルはMC・常識の書き変え・時間停止です。

それでは、続きからどうぞ。
 
 
『撮影の味方』



『3、2、1……アクション!』

 声がかかると同時に、世界は動き出す。モニターには仲良く腕を組んで歩くカップルが写し出されている。いかにも初々しい様子のカップルは、気恥ずかしそうにしながらもしっかりと腕を組み、幸せオーラを醸し出している。見ている方も思わず微笑ましく思ってしまうような、そんな満ち足りた様子だ。
 しばらく二人が歩きながら他愛のない話をするだけの単調な画が続いた。
 不意に、女性の方が顔をしかめて心持ち内股になる。彼女と腕を組んで歩いている男性も、彼女の様子が変わったことに気づいた。
「どうしたの?」
 彼女の顔を覗き込みながら男性が問うと、女性は顔を赤く染めて気恥ずかしそうに答える。
「ちょっと……御手洗いに行きたくなっちゃった」
「あ……ごめん」
 その答えに対し、無神経な問いをしてしまったことを反射的に謝りながら、男性は周囲を見渡す。
「うーん、近くにトイレはないみたいだね」
 無慈悲な情報に、女性は泣きそうな顔になった。それを見て焦った男性はさらに周囲を見渡すが、やはりトイレは見当たらない。男性は力なく首を横に振る。
「やっぱり、見当たらないね……」
「えー。そ、そんなぁ。動いたらもれちゃいそうなのに……」
「我慢出来そうにないの?」
「むり……」
 弱々しい声で呟く女性に、男性もまた困り果てた顔をする。
 だが、何か妙案を思い付いたらしく、男性の顔が輝いた。それに希望を感じた女性が勢い込んで訊く。
「何かいいこと思い付いたの?」
「ああ。どうやら、この近くにトイレはないみたいだ。それなら」
 得意気な表情で男性は言う。
「ここでしちゃえばいいのさ」
 一瞬女性は無表情になったが、すぐに笑顔になった。
「そうね! 盲点だったわ」
 嬉しそうに同意した女性は、早速とばかりに下腹部に力を込める。男性はニコニコとした笑顔でそんな女性を見つめている。
 女性は下腹部に力を込めた。しかしスカートをたくしあげるなどの準備は一切していない。着衣のまま、女性は排尿をし始めたのだ。
 しばらくは普通のように見えたが、膝の辺りに滴が垂れてきた辺りから、明らかな異常が見られ始めた。
 スカートにシミが浮かび、それはあっという間に前面部一杯に広がる。さらに膝を垂れていた滴は量を増し、ストッキングや靴を汚しながら彼女の足元に広がっていく。
 それと同時にアンモニアの匂いが道一杯に広がったが、通行人は誰もそれを気にせず、立ち止まった二人を何気ない動きで避けて通りすぎていく。
 水溜りのように広がっていた尿が、それ以上広がらなくなった頃、女性の表情が和らぐ。
「終わった?」
 優しい声音で男性が呼び掛けると、女性は満足そうに頷く。
「うん。もう出ないわ。……でも、服が濡れちゃったわね」
 すっかり尿で濡れ、汚れたスカートを摘まみながら、女性は苦笑を浮かべる。
「気持ち悪いなら、もうそれは脱いじゃったら?」
 男性の提案に女性は軽く頷く。
「そうね。濡れた服を着たままじゃ風邪引いちゃうし」
 そう呟くと女性はスカートのホックに手をかけ、ファスナーを下ろしていく。そして、躊躇いなくスカートを足元に落とした。尿の広がる地面に落ちたスカートはあっという間に尿を吸い、汚れていく。それを気にするそぶりは女性も男性も見せなかった。
 さらに女性は靴を脱ぎ、尿の水溜まりを避けて地面に足を降ろす。そしてストッキングとショーツも脱ぎ、脱いだ物は尿の溜まっている地面に放り捨てた。下半身裸になった彼女は、身に付けているシャツの裾を触って濡れていないかどうか確かめている。
 そこは往来の激しい道で、すぐ傍を通行人が歩いている。だが、下半身を晒している女性のことをまるで気にも留めていないかのように通り過ぎていくだけだった。女性が見えていないというわけではない。一瞬目を向ける者もいる。だが、すぐに視線を外して何事もなかったかのように通り過ぎてしまうのだ。それは見て見ぬふりをしているというよりは、単に意識していないだけのように見える。
 極普通の道に、下半身裸の女性。その違和感に誰も気づかない。シャツをチェックしていた女性は、彼に笑顔を向けた。
「上は大丈夫みたい」
「そっか。じゃあ行こうか?」
「うん!」
 快活に頷いた女性は、再び男性の腕に自分の腕を絡める。再び歩き出す二人。女性の下半身が裸であるということ以外は、特に変化なく映像は続く。
 やがて二人は公園に辿り着いた。そこは子供の遊び場というよりは、写生する絵描きや恋人同士のための憩いの場所、といった風情の公園だった。
「ちょっと休んでいこうか?」
 男性の提案に女性は軽く頷く。二人は公園の中へ足を踏み入れ、開いているベンチを探した。すると運よく、大きな噴水の傍に設置されたベンチが空いている。
 まず男性がそのベンチに座った。そして、女性はその男性の膝の上に、顔を向き合わせる形で座った。ぴったりと密着する形となった二人は、至近距離でしばし見つめ合い、すぐにキスを始める。舌と舌を絡める濃厚なディープキスを白昼堂々と交していた。さらに男性はキスを交わしながら女性の胸を揉み、片方の手は彼女の背中側から股の下に伸び、何も履いてない彼女の恥部を指で刺激し始める。女性はすぐに荒い呼吸となり、至近距離で見つめ合う男性に対して艶のある目を向けていた。
 いくらそういう関係にある者達が憩いの場として集まる場所とはいえ、その二人の行為はあまりにも大胆すぎた。子供がいないわけでもなく、普通ならば注意されてもおかしくない。しかし彼女の下半身が裸であることを誰も気に留めなかったように、その彼女達の行動を誰も気にしてしなかった。一度ボールが転がって来て、すぐ傍まで小学生くらいの子供が来たが、二人のことには気に留めず、あっさりとボールを持って去ってしまう。
 露出プレイに興じているというわけでもなさそうに、二人は白昼堂々の行為を躊躇いなく続けていた。
「くぅ……今日は、いつもより締め付けが凄いじゃないか……っ」
「なんだか、とっても興奮してる……のっ」
 意識していないとはいえ、身体の方は野外と言う状況に反応しているらしく、いつもより激しく二人は交わり合っていた。
 やがて男の方が射精を迎え、彼女の中に欲望を吐き出す。当然ながらコンドームに類するものは見に付けていない。
「今日危険日?」
「うん、危険日」
「妊娠しちゃうかな?」
「あり得るかも」
「そっか」
 極めて大事な内容を、軽く流す二人。それどころか、女性の方は不満げに男性の首に腕を絡めた。
「あたしまだイってないんだけど」
「勘弁してくれよ……男は連続で何回も出せないんだって」
「じゃあさ、周りの人にも協力してもらおうよ」
 その彼女の提案に対し、彼氏はなるほど、と頷く。
「いい案だね。それじゃあ……」
 男性はそう言って女性に指示を出す。一端彼の肉棒を自身の中から抜き取った彼女は、身体の向きを反転させる。彼にお尻を向ける体勢だ。
「脚を開いて、そうそう、そしてそのまま腰を落として……」
 言われるままに彼女が腰を落とすと、丁度肛門に彼のペニスの先端が触れる。
「そっちに入れるの?」
「ああ。便秘とかじゃないよね?」
「それは大丈夫だけど……入るかしら?」
 不安そうに言う彼女に対し、彼の方は楽天的だった。
「お前のでだいぶ濡れてるし、大丈夫でしょ。んじゃ、もっと腰を降ろして」
「こう?」
 そう言って女性は腰をさらに落とす――先端が彼女の中へと潜り込んでいく。
「――ッ」
「さすっ、がにきついな……っ。痛くない?」
「い、痛いって言うか……なんか、変な感じ……逆流っていうか……」
 本来出ていくための場所から何かが入って来るという感覚は、彼女にとって未知の感覚だった。その忌避感を覚える感覚にそれ以上の挿入を躊躇っていた彼女だが、彼の方がその感覚がわからなかったようだ。行為の続行を求める。
「痛くないなら……もっと、入れてみて?」
「う、うん……」
 大きな抵抗感と共に、肉棒は彼女の肛門を貫いていく。
「っ――う、くぅ、あっ……」
「ね、根元まで入った……かな?」
「はい、った、ね……」
 彼女は自分の中に入り込んだ彼のそれをはっきりと感じていた。楔のように、それは彼女の身体の中を押しのけて存在している。
 その状態で、彼は彼女の腰に腕を回し、立ち上がった。
「うあっ!? ちょ、ちょっと!?」
「ちょっと我慢して。ぅ……締め付けがすげえ……」
 彼はそう呟きながら、周囲を見渡す。ちょうどその傍を通りかかる人がいた。
「すいません。ちょっといいですか?」
 呼び止められた外回りのサラリーマンらしき人は、繋がったままの二人を見て、訝しげに眉根を寄せる。それは往来でセックスを行っている二人を非難するものではなく、なぜ呼び止められたのかがわからないゆえの表情だった。
「こいつ、犯してくれませんか? 前の穴が開いてますから……」
 その男の提案に対し、サラリーマンは面倒くさそうな顔をする。
「急いでるんだけど……仕方ないな。一回でいいか?」
「はい、お願いします」
 サラリーマンが下半身の着衣を脱ぎ、その一物を露わにする。それは巨根と言っていいレベルの大きさだった。真正面に対する彼女が息を呑む。
「お、おっきい……」
「俺よりも、って言いたいわけ?」
「そ、そんなこと言ってない」
 少し拗ねたような言葉を口にした彼に対し、女性は慌てて首を横に振る。サラリーマンの方はそんなカップルの様子をはやし立てるわけでもなく、淡々とした調子で訊いた。
「それで、早速入れていいのか? かなり窮屈そうだけど……」
「そうですね……あ、ちょっと待ってください」
 彼はそう言うと、彼女を抱えたままサラリーマンに近づく。
「手を前に出して。そっちの人の肩を貸してもらって。手で体重を支えて」
「こ、こう?」
 彼に言われるまま、彼女はサラリーマンの肩に手を置き、体重を支える。その隙に彼は片方ずつ彼女の膝を持ち、膝を使って彼女を持ち上げた。必然的に彼女は大きく足を開くことになり――サラリーマンに対して、堂々と身体を開いているような状態になる。
 しかしそれを恥ずかしく思うことはお互いにないようだ。
「これで少しは入れやすくなったと思います」
「そうだな。じゃあ入れさせてもらおうか」
「ありがとうございまーす」
 まるで街頭募金でも受け付ける時のように、軽くお礼を言いながら彼女はサラリーマンのペニスを受け入れる。
 しかし巨根なだけあって、そう簡単には入らなかった。
「きっつ……っ」
「これは……無理じゃないか?」
「そうですね……んー。ちょっと強引にでも入れていいですよ」
「なら遠慮なく」
 サラリーマンはペニスを軽く彼女の秘部に擦りつけ、一応の潤滑油代わりにする。
 そして、一息に付きいれた。彼女からしてみれば、槍か何かで突かれたような、凄まじい衝撃だった。
「いぎゅッ――!」
「ははっ、変な声」
「ひ、ひどっ、ほんとっ、苦しっ」
 愉快に笑う彼に対し、彼女は涙目に抗議を行う。裂けなかったのが奇跡だと言えるほど、彼女のそこはギリギリまで張り詰めていた。いつ断裂してもおかしくなさそうだ。
「動くぞ」
「ま、待ってっ――ひ、ぎぃぁ――ッ!」
 ずりずり、と彼女の中を削るような摩擦の大きさでサラリーマンが動く。
「うわ……中で俺のとも擦れてますね……なんか変な感じ」
「こっちの台詞だ」
 後ろの穴に入れている彼と、前の穴に入れているサラリーマンのペニスは、彼女の内壁越しにその感触が伝わりあっていた。
「俺、誰かと同時に入れるの初めてなんです」
「私とて、経験があるわけじゃないが」
 ある種和やかな会話を交わす二人。その間に文字通り板ばさみになった彼女は、息も絶え絶えの様子だった。
 ギリギリ切れてないのは、人体の丈夫さによるところが大きい。
「むっ……そろそろ、出すか……」
「俺もそろそろ出そうなんで……タイミング合わせて、一緒に出します?」
「いい案だ」
 そう言うとサラリーマンの男は女性の身体を手で持ち上げ、二人同時にピストン運動を加えられるようにした。
「ひぁぅ! そんなっ、ふたつ同時なんて、ぅあっ」
「二人同時に出すにはこの方法が都合がいいんだ、我慢しろ」
「そうそう。もうちょっとで終わるからさ」
 二人が動くのではなく、彼女の身体を上下することで二人のペニスに同時に刺激を与えている。
 ある意味全身をシェイクされることになった彼女の方は溜まったものではない。
「あーっ、っ、あっ、ああっ、はぁんっっ」
「声が大きいよ」
「周りの迷惑を考えてほしいものだ」
 勝手な二人の言い分に、彼女は大人しく従って口を手で抑える。そうすると自分で身体を支えることが出来なくなり、さらに彼女は二人にいいように振りまわされてしまう。
 やがて、一番奥まで二本のペニスが押し込まれた瞬間――同時に男の欲望が噴き出した。
 子宮と直腸内とに熱い精を受けた彼女もまた、その感触にたちまち絶頂に至る。
 くたっと力が抜けてしまった彼女の中から、サラリーマンが自分の物を引き抜いた。彼女と繋がったままの彼氏の方は、疲れたのか彼女を膝の上に乗せたままベンチに腰掛ける。
「ありがとうございました」
 サラリーマンに対し、彼氏が礼を言う。それに対してサラリーマンは淡々と頷いた。
「しかしペニスが汚れてしまったな……すまんが、舐めて綺麗にしてくれるか」
 力が抜けていた彼女に対してそう求めると、彼女は何とか顔を起こす。
「は、はい……」
 力なく呟きで答え、彼女はサラリーマンのペニスを口に含む。まとわりつく愛液や精液を綺麗に舐め取った。
「それくらいでいいだろう」
 事務的な様子でサラリーマンは彼女の口からペニスを抜き取り、服装を整える。
「ではな」
「どもです。……お前からも、ちゃんとお礼言っときなよ」
 荷物を持って去りかけたサラリーマンに、女性はなんとか笑顔を向けた。
「ありがとう、ございました……」
 サラリーマンは軽く手を振り、そのまま去っていく。それまで白昼堂々彼女と交わっていたなどとは感じさせない堂々たる歩みだった。
 暫くして、彼女がようやく復活する。
「もう……大変だったわよ。苦しいし、痛いし、怖いし……」
「ごめんごめん。でも、気持ち良かっただろ?」
 謝りながらも意地わるく訊く彼に対し、彼女は赤くなった顔を背けた。
「まあ……悪くはなかった……かも」
「まだまだこれからなんだから頑張れよ……っと」
 彼が再び立ち上がる。その動きで身体の中を抉られた彼女は小さな呻き声を上げた。
「んっ……もう。っていうか、すぐには出せないんじゃなかったの?」
「いや、普段の経験からそう思ってたんだけど……今日はちょっと特別みたいで」
 そんな会話を交わす二人の傍を、今度は三人組の男が通り過ぎようとする。
 それを彼は呼びとめた。
「すいません、こいつ犯してくれませんか?」
 男三人組もまた、その頼みを平然と受け入れた。

 およそ数時間後――。
 ベンチには、お腹がパンパンに膨れた彼女が虚ろな目で寝転がっていた。どれほどの数の精子を身体の中に注がれたのか――わからない。全身が精子やそれ以外の物によって濡れ、レイプ現場でももう少しマシだと言えるほどの悲惨な状況だった。彼女のあそこはすっかり開き切っており、中から注がれた精液がどろりと零れ落ちていく。精液で水溜りが出来そうなレベルだった。散々弄られて肌が真っ赤になっていたが、その分感度も高まっているのか、少し風が吹くだけでヒクヒクと痙攣している。
 その隣で、彼もまた疲れ果ててぐったりしていた。長い時間硬度を保ち続けていたペニスも、いまはぐったりした様子で小さくなっている。
「はー。間違いなく一日でした射精の最多記録だよ……大丈夫?」
 そう彼女に向かって尋ねるが、それに対する返答はなかった。半ば意識を失っている状態にあるのだから当然と言えば当然だ。
 彼は何気なく手を伸ばし、彼女の膨らんだお腹に触れる。触れると同時に彼女の身体がぴくりと動く。そして秘部と肛門から大量の精液が零れた。
「これだけ注がれると確実に妊娠するだろうけど、誰の子になるんだろうな。……楽しみだなぁ」
 にこやかな笑みを浮かべて彼は言う。
 そこに、声がかかった。同時に鋭い音が響く。
『カットーッ!!』
 ぴたり、と全ての動きが止まる。彼女のお腹を撫でる彼の手も、苦しげに呼吸していた彼女も、垂れ落ちていた精液すら――全てが止まっていた。
 動きを止めたというレベルではなく、時が止まった状態。
 そんな静止した世界の中で、平然と動く者がいた。
 その者は右手にビデオカメラを持っており、もう片方の手にはよく映画撮影などの際に使われる音を鳴らすもの――カチンコと呼ばれるもの――を持っている。
「いやー、いい絵が撮れた。協力に感謝するよ!」
 ニヤニヤと笑いながら、その男はパンパンに膨れ上がった彼女の腹部を見る。
「ふふ……初々しかった様子から言って、やってても普通のセックスくらいだったろうに……いきなりこんなハードなことになっちゃって大変だねえ。次からこいつは君を満足させられるのかな?」
 彼はカチンコを二人に向けつつ、言う。
「さて、これから君達はデートに満足して家に帰る。デートの内容を思い出すことはないが、楽しかったことは覚えている。同じ快感を求めて、色々と挑戦すること」
 二人は特に反応しない。カチンコを持つ男はそれでも言うべきことは言って満足したのか、再びカチンコを構える。
「それでは……『3、2、1、スタート』!」

――カチン、と音が鳴る。

 それと同時に世界が動き出す。
 彼の方は優しく彼女の腹部を撫でた後、立ち上がる。
「さて……それじゃあ帰ろうか? 立てる?」
 彼女の頬を軽く叩きながら、彼が問うと、彼女は弱々しく首を横に振った。
「……む、無理」
「仕方ないなぁ」
 彼は彼女を担ぐことにしたようだ。背中を向け、彼女に乗るように言う。
 彼女はなんとか彼の背中にしがみつく。そうすると当然お腹が圧迫されることになり、彼女の秘部からは大量の精液が零れた。
「あ、ぅ……ごめん……汚れ、ちゃう……」
「大丈夫大丈夫。ほら、行くよ?」
 彼女を背負った彼が立ち上がり、歩き出す。ぼたぼたと精液を垂らしながら家へと向かう。
「今日は楽しかったね」
「……うん」
「何してたかは忘れちゃったけど……またやりたいね」
「…………うん」
「晩御飯は何がいい? 疲れてるみたいだし、今日は俺が作るよ」
 そんな風に何気ない会話を交わしながら――二人は去っていく。
 何があったのか、自分達がどうなっていたかも意識しないまま。
 
 そんな二人の後ろ姿を、カメラは小さくなって見えなくなるまで見詰めていた。
 
 
 
 
『撮影の味方』 終
 
 
 
 

Comment

No.513 / 左上 [#-] No Title

久々のMC・常識の書き変え!!
ごちそうさまです。

2012-02/03 23:37 (Fri)

No.514 / 名無しさん [#-] No Title

立ったまま平然と放尿!
ベネ!

2012-02/04 00:36 (Sat)

No.515 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

左上さん、コメントありがとうございます。
MC系の話はそこそこ書いてましたが、常識の書き変えは久しぶりでした。
お粗末さまです。

2012-02/04 21:34 (Sat)

No.516 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

>立ったまま平然と放尿!
光景を想像すると結構シュールです。

2012-02/04 21:35 (Sat)

No.519 / 大台 [#-]

はじめまして
平然と時間停止は大好物です。楽しく読ませていただきました。
決定的瞬間は特にツボだったので続きぜひお願いします!

2012-02/05 21:23 (Sun)

No.520 / 光ノ影 [#-] Re: タイトルなし

> はじめまして
大台さん、はじめまして!
コメントありがとうございます。

> 平然と時間停止は~
私も結構好きなジャンルです。
これからもコンスタントに書いていきたいと思っていますので、その時はよろしくお願いします。

> 決定的瞬間は特に~
続編の構想自体は出来ているので、また折を見て書きたいと思います。

それでは、ありがとうございました!

2012-02/05 22:43 (Sun)

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