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『ミルクサーバーの憂鬱』

この話は読み切り短編です。
ジャンルは鬼畜・改造・搾乳ものです。
※グロに分類されるかもしれないのでご注意ください。

それでは、続きからどうぞ。
 
 
『ミルクサーバーの憂鬱』
 


――カチッ。
 
 彼女の一日は、スイッチの入る音から始まる。
 首筋の辺りにはスイッチが埋め込まれており、そのオンとオフとを切り替えることで、彼女の身体は感覚を繋げたり切ったりすることが自在に出来るようになっていた。否――そういう身体にされていた。
 そのスイッチが切れている間、彼女には身体の感覚が一切感じられなくなる。神経の伝達がほぼ完全に途絶えているため、当然自由に動かすことも出来ない。
 それは彼女に『物として扱われる』感覚を与えるための処置で、同時に彼女の精神が簡単に崩壊しないようにするためのものでもあった。
 スイッチが切られている時は、完全に感覚と自由を奪われた状態になるが、正直なところ彼女にとってはその状態の方がまだ救いが感じられる状態と言えた。
 
 身体の感覚が戻ってくると、彼女は自分の状況が何一つ好転していないということを嫌でも実感させられる。
 
 彼女の体は、まともな服を身に付けていなかった。傍目にはほとんど全裸と変わらない。彼女が身に付けているものは、首輪と足枷、それに腕を背中側で拘束する無骨な枷のみだ。
 復活した体の感覚から自身が置かれた状況が何一つ好転していないことを悟り、彼女はすでに何度感じたかわからない絶望的な気持ちに再びなる。
 そんな彼女の体は空中に浮いていた。正確にはコンクリートのようなのっぺりとした壁に手足が埋め込まれ、それによって宙に縫い付けられている。
 彼女自身の体重は上手く分散させているためか、体を宙で支えている手足の接地面には痛みはない。しかしそれは何の気休めにもならないことだった。
 スイッチが入り、身体の感覚が戻ったことで目を覚ました彼女は、そのまぶたをゆっくり開く。飛び込んで来た光に、ほとんど光を感じていなかった彼女の目は、多少の痛みを感じた。
 開かれた視界の中に、彼女を見つめる者が立っていた。その男は楽しげな表情で彼女に向けて笑いかける。
「おはよう。今日も一日よろしく頼むよ」
 笑う男に対し、壁に張り付けられた彼女は何かを叫ぶ。
 正確には叫ぼうとして失敗した。彼女には口枷が装着されており、それが彼女の発声を妨げていたのだ。
 その口枷は声を奪うこと以外にも、様々な機能が付けられている。
 男はそんな口枷を手にし、蓋を開けた。外した蓋は口枷と一体化している円筒形の穴を塞いでいた蓋だ。本来は強制的にフェラチオをさせるための穴だが、男はその穴を改造して違う目的に使用していた。
 部屋の天井からぶら下がっていた管を手にし、それを口枷へと繋ぐ。
 そして彼女が埋め込まれている壁の装置を動かした。
 すると、管の中を茶色い色彩の泥のような粘性を持った液体が流れ落ちる。流動食のようにも見えるその液体は、実は彼女自身が排出した汚物だった。
 彼女の肛門と尿道にはそれぞれ管が差し込まれていた。それは体内で先端の直径が膨らむようになっており、決して力づくで抜けることはない。それが彼女の出すものを回収し、壁を伝って天井から再び排出させていた。それは循環させるための機能だった。たまに別人が排出した物も混ぜて流し込まれ、彼女は毎朝その汚物の処理に追われている。
 特殊な液体を混ぜているために衛生的には不安はないが、その臭いや味に排出物との差はなく、ひたすら汚物を飲まされる彼女は気持ち悪さと嫌悪感を堪えて飲み尽くさなければならなかった。
 一通り処理が終わると、彼女の体はまるでセックスの最中のように火照り始める。それは汚物と共に飲まされた液体の中に、媚薬のような役割を果たすものが含まれているためだ。
 彼女の体は刺激を求めて疼き出し、不自由な体を揺すって少しでもそれを解消させようとする。だがわずかな動きでは余計に疼きを強くするだけで、彼女は体の疼きに翻弄される。
「んんっ……」
 微かに呻き、苦しみを露にする彼女に対し、彼女を見守る男は楽しげに笑う。
 彼女をもてあそぶように、男は彼女の胸に優しく触れる。媚薬の効力で非常に感覚が鋭くなっている彼女だが、優しい手つきではイクところまで達しなかった。
「ん、うぁっ……」
 抗議するように彼女は呻くが、男は楽しげに笑うだけで手つきを変えようとしなかった。どこまでも柔らかな手つきで、触れるのみだ。まるで柔らかな羽根で撫でられているような刺激は、彼女の頭に多大な負荷をかけていた。じりじりと焼き焦がされていくような感覚が彼女の脳を痺れさせる。唯一動く頭部を上下左右に揺すり、触れられている感覚から逃れようとするが、余計にその感覚を意識してしまい、逆効果だった。イキたくてもイケない。そんな絶妙なところで揺らされ続ける彼女は、早くも白目を剥いて男の触れるのに合わせて体を震わせるだけの肉と化していた。
 太いバイブで塞がれている彼女の膣からは大量の愛液が零れ、バイブを伝ってちょうど彼女の真下に置かれた机の上、グラスの中へと貯められていく。
 半分ほど溜まったところで、男はそのグラスを手に取り、代わりのグラスを下におく。さらにグラスに氷を入れ、ブランデーらしきボトルで水増しする。
 それを味わうように飲みながら、男は満足そうに微笑みを浮かべる。
「うん。やはりラブジュース割りは最高だ! このなんとも言えない甘さと苦味。普通の水割りが出せない味だよなぁ」
 もちろん、ただの人間の愛液が酒に合うわけはない。仮に合うにしても、人間はそんなに早くコップ半分に愛液が溜まるような出し方は出来ない。
 これは彼女の体がそれ用に改造されていることを示していた。
 無論、改造されているのは愛液の量と質だけではない。
 男は次に、彼女の乳房を掴んだ。その乳房はかなり大きく、柔らかな感触をしており、極上の乳と呼べるほどのものだった。
 そんな乳房に直接口を付け、吸う男。その時、吸われている彼女の方は目の前に火花が飛ぶほどの強い快感を覚えた。乳腺の中をどろりとした液体が流れていく感覚があった。
 それはいわゆる搾乳時の感覚だ。もちろん彼女は妊娠しているわけではない。だというのに彼女の乳房は次から次へと乳を作っていた。暫く彼女の乳を吸っていた男は、満足げに息を吐きながら口を離す。
「うん、今日もいいミルクだよ。元の素材は貧乳だったから、大きくすると大味になって美味くないかなと心配もしたが……杞憂だったな。優秀なミルク製造機だ」
 軽く下から乳房を持ち上げるように触りつつ、男は勝手な言葉を口にする。彼女は与えられた快感のために朦朧としつつ、男を睨みつける。それは現在の境遇に対する拒否であり抗議でもあったのだが、それを男はあっさり無視する。
「料理とかにも使いたいから、ちゃんと絞って保存しておかないとね」
 そう言いながら彼が手にした器具は、牛などの乳を搾る際に使用する搾乳機に酷似したものだった。ただし、人間の乳房に合わせてその分小型化している。御椀状のそれを彼女の乳房に当てると、触れている部分に取り付けられている特殊な吸盤が作動し、男が手を離しても乳房から外れないようになる。そして男が吸った時のように、彼女の中から乳が次々絞り出されて行く。
「くぅ、ゥ――ッッ!!」
 人が吸う場合、呼吸をしなければならないため一定の休息するリズムがあった。そのリズムは彼女が休むことの出来る時間でもある。しかし機械にはそんな休息は必要なく、連続して彼女の乳を搾りだして行く。それは要するにそれに伴う快感も休むことなく延々と与え続けられるということだった。
 電気ショックでも浴びせられたかのように、彼女の身体が痙攣する。それでも機械は容赦なく彼女の乳を搾った。際限なく快感に翻弄される彼女の意識は、徐々に霞んで来た。
(も、もうだ――――め、ぇ――!?)
 そんな彼女の意識が、股間からの衝撃で無理やり覚醒させられる。彼女は目を見開き、何が起きているのかも理解しないまま激しく呻いた。
 見悶える彼女の前で男があるスイッチを手にしていた。そのスイッチは彼女の股間のバイブのものらしい。彼がそのスイッチを入れたり切ったりするたびに彼女の身体が反応して痙攣する。
「寝ちゃダメだよ。寝てる状態だと美味しい乳が出来ないからね」
 バイブはただ動くだけではなく、ある一定のパターンで動いていた。そのため、彼女はいつまで経ってもバイブの動きに慣れることなく、意識を失うことを阻止され続ける。それは気絶に逃れられないということであり、彼女の精神は追い詰められていく。
 ただでさえ危険な状態だったが、男はそれでも容赦しない。
「強い快感を感じれば感じるほど、ミルクは美味しくなるから……」
 彼女の首筋に手を当て、にこりと笑う。何をされようとしているのかわかった彼女は、激しく首を横に振るが、自由がほとんどない彼女に、彼の手から逃れることはまず出来ない。
 男は楽しげな笑みを浮かべながら、スイッチを動かす。切ったわけではなく、逆の方向に動かしていた。
「っ、ぁ――ん、ぎぃぃぃィィっっッッ!!!」
 一拍の間の後、口枷をされている彼女の口から凄まじい声が絞り出された。白目を剥き、身体全体がバイブのように激しく痙攣する。大量の涙と鼻水を垂らし、股間からは大量の愛液が零れ落ちる。同時に潮が吹きだし、彼女の股間から太股にかけて広いは合いを濡らして行く。
 男が動かしたスイッチの目盛りには、『二倍』という表記がされていた。それは彼女の快感を自在に引きだすためのもので、現在彼女は文字通り、本来の『二倍』の快感を覚えることになっていた。当然それは普通の人間が普通に味わう快感とは一線を画するもので、長時間感じ続ければ精神が弾けてしまうほどの強い感覚となっていた。
 しかしそれは彼女にとっては不幸なことに、普通ではない快感は彼女の乳を普通以上に『美味しく』する効果があった。
 男はどんどん溜まっていく彼女の乳を見ながら、男は満足げに頷く。
「うん。いい感じいい感じ。それじゃあ、今日も一日頑張って。ちゃんと栄養は注入されるようになってるし、心置きなく乳作りに集中してね。今日は一時間くらいは連続で作り続けてもらうから。そのあとは休憩を挟んでもう一回って感じで進めるから」
 スイッチを放置し、去っていく男。その男の背に向けて壁に設置された彼女は抗議の叫びを上げるが、それは口枷によって遮られ、単なる呻き声にしかならなかった。
 当然彼が足を止めることはなく、彼女は一人、快感の渦に飲み込まれるままに放置された。
 
 
 夕刻。
 ある程度休憩を挟んだとはいえ、一日中快感に翻弄され続けた彼女はすでに息も絶え絶えだった。感じ続けたことによって全身汗まみれになった彼女は、力なく首が前に倒れ、その表情は快感によって蕩けていると同時に前後不覚に陥っていることがよくわかる表情となっていた。
 そんな彼女の身体に滲んだ汗を、再び彼女が設置されているところにやって来た男が舌で舐め取る。
「うん、甘い。今日もいい仕事をしてくれたみたいで嬉しいよ。……さすがに反応する元気もないか」
 彼は彼女の股間のバイブのスイッチを切って、再び入れてみるが、彼女は反応する気力もないようだった。身体が勝手に反応するだけで、彼女自身の意思はそこには見えない。
「ずいぶんミルクも溜まったし……今日はもういいや。それじゃあ、ゆっくり休んで、また明日から頑張って」
 言いながら、彼は彼女のスイッチを切る。
 途端、彼女の身体の感覚は消失し、快感に翻弄されて疲れ切った彼女の精神は暗い空間に放り出される。スイッチが付いているのは首筋だが、スイッチを『切る』と彼女は身体全体の感覚が閉ざされる。それは視覚や聴覚も例外ではない。身体の感覚自体が感じられないため、考えること以外の何も出来なくなる。
(…………)
 本来ならば恐怖するだけの状況。だがいまの彼女にとってはこの状態こそが唯一安らげる時だった。
(…………わたし、ずっと、このまま……?)
 壁に繋がれた当初はいつか助けが来るかもしれないと思っていた彼女だったが、もはやその希望を抱くこともなかった。そもそも、助けが来たところで、改造された彼女の身体はどうしようもならない。二度とまともな生活に戻れはしないだろうという確信があった。
(…………ああ……もう、いっそ狂えたらいいのに)
 狂ってしまうと作られるミルクの質が落ちるらしく、彼女はこのまま延々と生殺し状態を続けられることを聞かされていた。

 『ミルクサーバー』として存在し続けることを強制されている彼女は、憂鬱な気持ちのまま――再びスイッチが入れられる時まで意識を閉ざす。
 
 
 
 
『ミルクサーバーの憂鬱』 終
 
 
 
 

Comment

No.481 / ごんべー [#-] No Title

こんばんは、今夜も楽しく拝見しています。
MCで心を弄らない場合はやはり『飴と鞭』が基本ですね。生かさず殺さず嬲るオーナー(?)はいい鬼畜です。
ただ、「ミルクサーバー」が心を閉じかけてるのが気になるかなー。あのままだと「狂」に振り切れなくとも「閉」に振り切れる気が・・・けれど、鬼畜オーナーなら上手くやるでしょう、きっと。

2012-01/16 00:02 (Mon)

No.482 / [#] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2012-01/16 00:06 (Mon)

No.483 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

ごんべーさん、コメントありがとうございます!

> こんばんは、今夜も楽しく拝見しています。
毎度ありがとうございます。

> MCで心を弄らない場合は~
快楽と苦痛で縛るのがオーソドックスな手段だと思います。
どっちも望むものじゃないのに、快楽と苦痛の二択を迫り、快楽漬けにするのが最善でしょうか。
今回の話では対象者がほとんど動けなかったので、次似たような傾向の作品を書くときはそれを意識してみようかな……。

> ただ~
心を「閉」してしまうと面白くないですよね。
正直私はうっかりしていましたが(笑)、あの鬼畜オーナーならばちゃんとそこも考えていて、そうなりそうになったら適切な対策を取ることでしょう。

それでは、またどうぞお付き合いくだされば幸いです。

2012-01/16 22:40 (Mon)

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