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『ここはどこ?』

この話は読み切り短編です。
ジャンルはTS・憑依・露出ものです。

それでは、続きからどうぞ。
 
 

『ここはどこ?』



 本がばさりと床に落ちる。
 落ちたその本には見向きもせず、彼女がまずした行為は、自分の体を見下ろしながら、確かめるような手つきでその胸を触ることだった。
 柔らかなカーブを描く乳房を掌で覆い、形を変える程の強さで押し潰す。
「うわ……やわらけー」
 鈴が鳴るような涼やかな声で、彼女は呟きを落とす。
 まるで初めて自分の胸に触れたかのような感心した声音で彼女は続ける。
「やっぱでかいと感触が全然違うんだな……小さいのも感触は悪くなかったけど、やっぱこういうのは男のロマンって奴だよなぁ」
 まるで男のようなことを言いつつ、彼女はさらに手の動きを激しくする。掌から零れるほどの大きさの乳房は、彼女の手の動きに従って形を変え、そこから感じられる快感はそれなりに強いものだった。しかし。
「やっぱ、服の上からじゃ微妙かな」
 そう呟いた彼女は部屋着を脱ぎ捨て、上半身下着姿になる。続いて躊躇いなく下着も脱いでしまった彼女は、その豊満なバストを改めて確かめる。下から掬い上げるように掌で乳房を持ち上げると、ずっしりとした重みが感じられた。
「うわ……着痩せするタイプって奴か……外見より遥かにでかいな……」
 掌に収まりきらないバストの先端には色の綺麗な乳首が乗っかっていた。その綺麗な桃色の乳房は使い込まれていない純潔めいた印象を見る者に与える。
「感度の方はどうかな……」
 言いつつ、指先を先端に触れさせる。その乳首は先に乳房に触れていたためか、直接触れていない今の時点ですでに十分な硬さを有していた。
 そこは指先で触れるだけで非常に強い快感を生み出していた。思わず、と言った調子で彼女の口から吐息が零れる。
「くぅっ……うんっ、くぁ……っ」
 彼女の自室とはいえ、家に他にも人がいる状況で声を出すのは不味いという判断からか、彼女は脱ぎ捨てたブラを噛んで声を殺していた。
 やがて上半身の刺激だけでは満足できなくなったのか、空いた片手を下半身へと伸ばす。下半身は上半身の刺激によって、すでにかなりの熱を有していた。
 その熱を持つ原因――本来ならばよほどのことがない限り明かされることのないその場所に、彼女は指先を触れさせ、躊躇いなくその中に指を入れる。少し潤滑油が足りなかったのか、かすかな痛みが生じる。
 しかし彼女はあえてそれを無視し、さらに中を探るように指を動かす。その結果、彼女はほんのわずかに眉を潜めた。
「……処女じゃないのか。まあ、この顔付きと体つきなら相手に不自由はしないだろうしな」
 彼氏がいる気配はしなかったが、わからないだけでそう言った人物がいる可能性はある。
「まあいいか……俺には関係無い話だしな。いまだけ楽しめればそれで十分だ」
 そう呟くと、彼女は下半身の着衣も脱ぎ捨て、素裸になってベッドに寝転ぶ。
 そして本格的に自慰を始めた。
 胸と膣を重点的に触る彼女は、触れる度に徐々に快感が高まっていくのを心地よく感じていた。
 彼女の股間からはシーツにシミがつきそうなほどに大量の愛液が零れている。
 その愛液を引き延ばすように、彼女は手を体の上で滑らせる。すると、その箇所は僅かな空気の動きにも敏感に反応するようになり、さらに強い感覚を彼女に与えていた。
「……っ、ああ、いいな、この感じ……やっぱ、女の体は最高だ……」
 高まりが頂点に達したのか、体を限界まで伸ばして快感に震わせる。
「は、あっ……中々、良かった……」
 一度絶頂に至ったためか、少しふらつきながら彼女はベッドから立ち上がる。
 窓の近くに立ち、ガラスに映る体を見つめる。ガラスに映る彼女の体は発情して淫靡な美しさを有していた。
「ふ、ふふ……っ」
 その様を見て笑みを浮かべた彼女は、その艶姿を堪能するのもそこそこに、窓を開く。
 冷えた外気が部屋に入り込み、彼女の全身を撫でていく。
 彼女の肢体は室内の明かりに照らされ、夜の闇に浮かび上がっていた。
 彼女が顔を覗かせたのは一戸建ての一階の窓だったが、家の敷地を高い塀が囲っているわけでもなく、家の側を通りかかる人からは丸見えの状態だった。
 もしも誰かが通りかかって目撃されたら色々な意味で不都合だろうが、彼女は頓着する様子を見せない。むしろ誰かが通りかかるのを期待しているような素振りさえ見せる。
 しかし幸か不幸か、その時窓から見える道を歩いている人はいなかった。
 彼女は暫く窓から外を窺っていたが、誰も通りかからないことを見ると、つまらなさそうな顔になる。
「ちっ……仕方ないな」
 そう言うと、彼女は全裸のまま窓枠に足をかけ、颯爽とそこから飛び降りた。庭の柔らかな土の感覚を素足で踏み締める。基本柔らかい土だったが、小石などの感触もあった。
「……裸足はまずいか? んと……」
 家の外周を伝い、サンダルを探し出した彼女は、それを履いていくことにした。
 サンダル以外素裸である彼女は、痴女そのものの姿で、しかし臆する様子はない堂々とした足取りで道を歩き始める。
「うー、気持ちいいな……解放感がすげえ」
 さすがに恥ずかしくはあるのか、かすかに赤くなった顔をしながらも、その足取りは軽い。
 その時、少し先の曲がり角から中年男性が曲がってきた。こちらは酒が入っているらしく、遠目からでもわかるほどに顔が赤くなっている。
 その人物を見たとき、彼女の心臓は一瞬大きな鼓動を奏でたが、すぐにその動揺は収まり、むしろ喜びに顔を歪める。
 中年男性は道を曲がってすぐは時計を見ていたため、まだ彼女の存在に気づいていない。
 彼女はその隙にその場から逃げる――等と言った露出狂らしい行動はとらなかった。
 むしろ胸を張り、乳房を突き出して見せつけるように背で腕を組み、堂々と男性に近付く方向へと足を進めた。サンダルが奏でる足音が大きく響いている。
 その音か、あるいは彼女の姿を視界の端に捉えたのか、その中年男性が顔を彼女の方に向ける。
 その目が驚きに見開かれ、足が止まる。
 男性の視線を体で感じながら、それでも彼女は足を止めなかった。二人が交錯する瞬間、彼女は笑顔を彼に向ける。
 そしてその笑顔を見た男性がただでさえ赤い顔を茹で蛸のように赤くするのを見て、彼女は満足して通りすぎる。
 背中に視線を感じたが、ついてくることはなかった。それを彼女は少し不満に思う。
「酔っぱらいだしな……どうせ今見たのは夢か幻覚だと思っているんだろうな」
 それは本来ならば歓迎すべきことだったが、今の彼女にとっては逆でしかなかった。
 彼女はそれからも暫く道を歩いたが、運よく――いや、運悪く――誰にも会わなかった。
 彼女は家からかなり離れたところにある公園にまで辿り着いてしまっていた。
「公園、か……誰かが通りかかるかも」
 そう思った彼女は、公園の中へと足を踏み入れた。しかしここでも当ては外れ、中には誰もおらず、閑散としたものだった。
 つくづく運がないと感じた彼女だったが、せっかくだから、とその公園で自慰に耽ることに決める。
 公園で一番目立つベンチに両足を上げて上り、広い空間に向けてアソコを晒すようにし、自慰を始める。
 野外て破廉恥な格好をして自慰に耽る解放感は、自室でやっていた時とは比べ物にならない。
 彼女は秘部を弄る度に体を波立たせ、その激しい快感を貪るように味わう。
 何度も気をやりすぎて体から力が抜け、ベンチに持たれかかる。あそこから流れた液体は洪水のようで、ベンチの座面をべったり濡らしていた。
(ああ、気持ちいい……)
 彼女が目を閉じて快感の余韻に浸ってぼんやりしていると、不意に近づいてくる足音が聞こえて来た。
 彼女が緩慢な動きで目を開くと、そこには近付いてくる男達の集団がいた。こんな時間にうろついているだけはあって、明らかに柄の悪そうな者もいる。
 彼らは個々で程度の差はあれ、一様に彼女に対する興味を露にしていた。しかしそれも当然だ。彼らにしてみれば毎日溜まり場として利用している公園のベンチに、美人で巨乳の女子が素っ裸で堂々とオナニーをしていたとあれば、興味を持たない者はいない。
「まじかよ」
「え? 何かの撮影?」
「胸でけーな、おい」
 そんな風にざわめきながら近付いてくる彼らは、見た目やその軽薄そうな態度から、世間一般で言う『不良』であることは明らかだった。
 そんな彼らに見つかったなら、普通は逃げるだろう。逃げ切れるかどうかは別として、逃げない選択肢などない。
 だが、彼女は逃げなかった。むしろちょうどいいとばかりに極上の笑顔さえ浮かべる。
「ねえ、私とセックスしない?」
 その発言に、男達が色めき立つ。
 彼らのリーダー格らしき男が彼女に向かって尋ねる。
「本当にいいのか?」
「いいわよ。でも、身元を探るのは止めてね。今夜限りの付き合いってことで」
 可愛らしくウインクをして見せる彼女。
 棚からぼた餅というような状況に興奮しつつも、どこか遠慮しがちだった男達が殺到する。断りを入れるのもそこそこに、男達の手が彼女の体をまさぐり始めた。
 艶かしい声をあげつつ、彼女は体の快感に身を任せる。だんだんその状況に慣れてきたのか、男達の手つきに遠慮がなくなっていく。
「おぉ……いいぜ、このでかい胸の感触……パイズリさせてもいいよな!」
「ビッチのくせにマンコはずいぶん綺麗だな」
「いままで何人とやって来たんだ?」
 そんな男の問いに、彼女は妖艶な笑みを浮かべながら首を横に振る。
「わからないわ」
「おいおい……数えきれないのかよ。マジ淫乱だな」
 『わからない』という彼女のその言葉は、男達が考えた意味ではない真実を示していたのだが、そのことが男達に通じるわけがなかった。
 普段彼らが手の出せないような美人だったが、彼女のことを知る度に彼らの中から躊躇いや容赦と言ったものが消えていく。
「おら、入れるぞ!」
 屹立したペニスをズボンから取り出した男。彼女は笑って大きく股を開いた。自慰をしていた時点で、受け入れ体勢は万全になっていた。
「いいよ。挿れて」
 軽く勢いをつけた男が、腰を突き出す。中を押し広げながら進んでいく感触は彼女にとって強力すぎる刺激だった。
「んんっ、あっ、いいわ……もっと、強くても……っ」
「じゃあ、こっちは口を使わせてもらおうか」
「俺は手だ。手でしごいてくれ」
 わらわらと寄ってくる男達に翻弄される彼女は、艶のある声をあげ、男達の興奮を煽る。
 やがて男達が次々に射精に至り、彼女の身体は精液で余すところなく汚されて行った。
 彼女の中に入れている男も、容赦なく彼女の膣内目がけて射精する。その身体の中に熱いものをぶちまけられる感触を、彼女は楽しんでいた。
「はぁっ、はぁっ……」
「おら、休んでる暇はねえぞ、このビッチが!」
 喘ぐ彼女の口の中にイチモツを突きいれ、舐めるように強制する。喉の奥を突かれるとさすがに苦しげな表情になるが、あくまでもその状況や快感を楽しんでいるようだった。
「おい、まだかよ」
「もうちょっと待てよ。……穴が足りねえな」
「後ろも使うか?」
 男達はそんな相談を交わした後、かなり疲労した彼女を担いで、公園の水飲み場へと向かった。浣腸をすることを悟った彼女はさすがに難色を示したが、男達の勢いに負け、承諾してしまった。
 肛門に蛇口を差し込み、直接浣腸を行う。男達はふざけてカエル腹になるほどに水を入れ、それをすぐ近くの茂みに向けて吹き出させた。
 排泄の様子をマジマジと見られて恥ずかしがる彼女の姿に興奮したのか、後ろの穴も加えたそこからの行為は彼らの人生でも最高潮に盛り上がったと言えるだろう。
 男達は若いだけあって溢れる性欲を彼女に何時間にも渡ってぶちまけ続け、彼らが満足した頃には彼女はすっかり精液で全身が汚れてしまっていた。
「気持ちよかったぜー」
「またここに来たらいつでも犯してやるよ」
「じゃあな」
 満足した男達は彼女を労うのもそこそこに公園から去ってしまう。
 全身が汚れた状態で放置された女性は、満足げな顔をして脱力していた。
「あー……ちょっと乱暴だったが、楽しめたかな……」
 ぽつりと呟いた後、彼女は目を閉じる。
 その身体から力が抜け、ベンチに横向けに倒れてしまった。疲れ果てたのか寝息が聞こえ始める。
 真夜中の公園。灯りに照らされた彼女の肢体は白く輝いていた。

――そして、『彼女』は目を覚ます。

 彼女は肌寒さ目を覚ました。
(あれ……? 私、何時の間に寝て……)
 うっかり椅子に座ったまま寝てしまったのかと思い、彼女は肌寒さを布団に入っていないがゆえだと考えていたが、身体は横向けになっている。
 ベッドの上に寝てしまったのかとも思ったが、それにしてはやけに寝ているところが硬い。
(身体が……やけに、だるい……)
 変な姿勢で寝ていたからか、彼女の身体は節々が悲鳴をあげていた。筋肉痛の予兆らしき身体の張りもある。
 彼女は身体を起こそうとして、そこで初めて自分が裸であることに気付いた。
「……っ、ふぇ!?」
 思わず変な声を出しながら跳び起きる。
 そこは、彼女の部屋ではなかった。空が明るみ始めた野外。公園のような場所。
 彼女は両手で身体を抱きしめながら、混乱する頭を落ち着かせようと努力しなければならなかった。
 自分が何も着ずに公園のベンチで寝ていたということをようやく理解するまでにかなりの時間を有した。
 恥ずかしいという想いより、なぜなのかという想いの方が強く、彼女は恐怖に包まれていた。
 さらに彼女は自身の身体から異様な臭いが立ち上っていることも理解する。彼女は処女でこそないものの、男性経験自体は少なかった、その臭いが何の臭いかもわからなかった。だが、自分が何らかの異常事態に陥っていることだけは何となく理解していた。
 彼女は周囲を見渡し、途方に暮れた表情で呟く。

「ここはどこ?」

 彼女の問いに答える者はいない。
 夜が明け始めた空が、彼女の頭上に広がっている。
 
 
 
 
『ここはどこ?』 終
 
 
 
 

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