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『千編万花』 第二章

『千編万花』の続きです。
今回の話にはSM・MC要素が入っています。
 
次回の更新はこの記事の後半に書き足す形で書きます。
更新した際には『小説纏め』の記事でお知らせします。
 

(2012/01/04 追記)
・後半部分を追記しました。


それでは続きからどうぞ。
 
 
 
『千編万花』 第二章


 薄暗い館の奥。敷地の地下に広がる怪しげな空間の中で、一人の男が悠然と椅子に腰かけていた。
 やたらとネックレスなどのアクセサリーを身に付けており、彼が身じろぎをするたびに金属が擦れ合う小気味のいい音色が響く。狐のように細い目をしたその男は、近くの豪奢な机に置かれていたワイングラスを手に取り、その中身を一息に空ける。そうして暫く味わうように唸った。
「ううむ。やっぱり何百年物のワインは最高だな……元いた世界じゃとても味わえなかった。――お前もそうだろう?」
 そう言って男は身体を横向け、その先の壁に繋がれている者に語りかけた。
「うぅ……」
 あげた唸り声は小さく、その者が弱っていることを見る者に知らしめる。Yの字に両手を広げて拘束されているのは、まだ若い女性だった。その細身の腕には似つかわしくない無骨な手枷が彼女の動きを封じ、彼女から抵抗しようという気力すらもそぎ落としていっているようだった。力なく俯いた彼女の表情は見えない。
 そんな弱々しい彼女の様子を満足そうに確認した男は、立ち上がって彼女の傍にいく。指先で顎を上向かせ、その顔を至近距離から眺める。気力が削がれ、表情は弱々しくなっていたが、その瞳にはまだ強い意思の光が宿っている。それを確認した男は、彼女には何もしないまま少し後ろに下がった。
「さすがは救世主としてこっちの世界に呼ばれただけはあるな……まだ抵抗する気力があるのか。――他の連中はあっさり堕ちたんだけどな」
 その男の言葉に、繋がれた女性が反応する。
「まさか……あなた……あの子達を……ッ?」
 絶望的な表情を浮かべる女性に対し、男はどこまでも悠然とした、楽しげな笑みを浮かべていた。
「安心しろ。お前は俺の力が利きにくいから仕方ないが、他の奴らはお前ほどじゃないからなぁ。ぶっちゃけた話、無為に痛めつける必要はないんだよ。だから別に痛いことや苦しいことはしてないぞ? お前と違ってな。……むしろその逆なんだよなぁ」
 男は部屋の隅に置き物のように立っていた召使に向けて合図を出す。
 あらかじめ何らかの指示が出ていたのだろう。召使はすぐに動いて部屋の外へと出て行った。
 それを見送った後、男は再度女性の傍に近づき、鼻をひくつかせる。
「……ふむ。さすがにちょっと臭いな」
 女性がここに繋がれてから、すでに丸二日が経過していた。当然、風呂に入れてもらえるわけもなく、排泄もその場所で行わなければならなかったため、彼女の身体は汚れていた。
「…………ッ」
 相手のせいだとはいえ、彼女の身体が臭いことは事実である。それを指摘された彼女は顔を赤くし、顔を俯かせた。
 少し時間が経ってから召使が部屋に戻ってきた。部屋の扉を開けたまま保持する。その召使に促されて、数人の虜囚が部屋へと入って来た。
 繋がれた女性は、入ってきた虜囚達を見て、悲痛な声を上げる。
「マリア、キルミ、サファ……。皆……っ」
 名前を呼ばれた彼女達は、全員後ろ手に拘束されていた。そこに縄が結び付けられていた。その先端は召使が握っており、走って逃げることはとても出来そうにない。
「ミツキ様……ッ」
「ご、ごめんなさい……私達が捕まってしまったせいで……」
「うっ……うっ……」
 口々に繋がれた女性――ミツキというらしい――に謝罪する。それを眺めていた男はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべていた。
「さて、お前達を呼び出したのは他でもない。この救世主はもう二日ほど身体を洗うことも出来てなくてな……正直臭い。しかしこいつを自由にさせるわけにはいかないから、お前達にこの女の掃除をしてもらおうと思う」
 そう言いながら、男は娘たちを傍に呼び寄せる。近づいたことで、ミツキが醸し出す臭いに気付いたのか、わずかに顔を顰めてしまう。僅かな動きだったが、それはミツキの羞恥を煽るのには十分なものだった。ミツキはいたたまれない表情を俯かせる。
「『ミツキ、顔を上げろ』」
 妙に重みのある言葉が部屋の中に響く。ミツキは微かに身体を震わせたが、顔は俯けたままだった。男は深く溜息を吐く。
「まだ無理か。……まあいい。じっくり時間をかけて、抵抗する気力を削ぎ落してやるよ。いまはとりあえず……」
 男の視線は娘たちの方へ向く。娘たちは一斉に身体を縮み込ませる。彼女達は明らかに男に対して怯えていた。
「おいおい。そこまで怯えることもないだろうが……別に今回は酷いことじゃねえよ」
 指をミツキの方に向け、男は言う。
「さぁ。ミツキちゃんを綺麗にしてやりな」
「で、でも……腕が……」
 彼女たちの腕は、背後でがっちりと固められており、指先すら動かせないように包み込まれていた。どうやっても道具を手にすることは出来ない。
 ゆえに戸惑うのは当たり前だったが、男はさらに笑みを深くする。
「おいおい。腕なんか使わなくても、お前達には立派な道具があるだろう? 俺のものにした時のように、さ」
 その言葉を聞いて、娘たちは何をさせようとしているのか理解した。一気に顔色が青くなる。
 男はその表情の変化を確認してから、再度命令を下す。
「舐めるんだよ。ほら――『さっさとしろ』」
 再び重みのある言葉が響き、それを聞いた娘たちは一斉に身体を緊張させる。そして、夢遊病者のような足取りでミツキに近づいていく。
「う……ぁ……ミツキ、様ぁ……」
「ごめん、なさい……」
「うぅ、うっ……もういやぁ……」
 彼女達が感じている感覚は『身体が勝手に動く』というより、なぜか自らの内から湧き上がる『そうしなければならない』という強迫観念に突き動かされるような感覚だった。
 そう思わない、『それを嫌がる』自身の想いを塗りつぶすほどに、『そうしなければならない』と思わされている。しかもそれが自覚出来るため、凄まじく気持ち悪い心情だった。
 ふらふらとした足取りでミツキの傍まで動いた娘たち。その中の一人、マリアがゆっくりと顔をミツキに近づけていく。
「ごめんなさい……ミツキ様……」
「わ、私こそ……ごめん、ね……助けられなくて……」
 開いたマリアの口から出た舌がミツキの腕に近づけられていく。
 ミツキの腕に、マリアの舌が触れる。しょっぱい汗の味を想像していたであろうマリアは、不思議そうな顔をした。
「……甘い?」
 そのマリアの言葉に、他の二人が不思議そうな顔を浮かべる。
「え?」
「ほんとに、甘いの……」
 再度マリアが舌でミツキの腕を舐める。下で身体に触れられたミツキはその感触に少し身体を震わせる。
「甘いって……どういうことなの?」
 ミツキはそれが誰の仕業かはわかっていた。その想像通り、ミツキ達の様子を眺めていた男が、深い笑みを浮かべていた。
「俺がちょっと味の認識を弄ってやったんだよ。言ったろ? 別にそいつらを苦しませる気はねえってよ」
 とにかく、と男は手を打つ。
「これで気持ち悪く思う必要はねえだろ。甘くて美味しいだろ? さあ、さっさとそいつを綺麗にしてやりな」
 一見優しさから行われたこと。その真の目的をミツキ達が知るのはそう後のことではなかった。
 最初は躊躇いがちに舌をミツキの身体に触れさせていた三人の娘達だったが、段々とその動きが滑らかになっていく。ミツキは男を喜ばせないように身体を動かさないようにしていたが、娘達の動きが速くなって行くことに危機感を抱いた。
「さ、三人とも……っ、もっと、ゆっくり……っ」
「す、すみません、ミツキ、様……ッ」
 ミツキの言葉を素直に聞いて、舌を放した三人だったが、すぐにまた舐める。
「ひぁっ、ま、マリア……っ」
「ご、ごめんなさい、ミツキ様……で、でも……っ」
 彼女達はミツキの言葉を理解していたが、それを上回る『舐めたい』という感情が身体を支配していた。
 ミツキの身体を余すとこなく舐めまわし、唾液で彼女の身体が輝き始めるほどだった。最初は二の腕やふくらはぎなど、当たり障りのない部分を舐めていたが、徐々に足の先や指の間、首筋や腹部に舌が伸びていく。
「っ、あ、ぁんっ! やめ、て……っ。ちょっと、待って……っ! 舐めないで……ッ、ひゃぅっ!?」
 突然内股を舐められたミツキは思わず嬌声を上げてしまう。三人娘の目はすでにおかしくなっていた。
「はぁ……はぁ……ミツキ様ぁ……美味しい……ッ」
「とても……いい匂……ぃ……はぁ、はぁ……」
「もっと、くださぁい……っ」
 一心不乱にミツキの身体を舐め始める三人娘。他の者に負けてたまるかとでもいうかのように、三人はどんどん舐める勢いを増していた。
「ひゃ、あぁんっ、うぁっ、あっ、はぁ、くぅ……ぅん! あぅ……! あ、あぁなた、みんなに、何を……ぉ、っ!」
 さすがに異常な状態だった。悶える最中、何とか絞り出したミツキの声は眺める男に届く。男は楽しげに事の説明を始めた。
「簡単に言えば、お前の身体を舐めれば舐めるほど、快感を感じるようにしたってところかな。その証拠に、見ろよそいつらの股間の辺り」
 そう言われたミツキが三人の股のあたりを見ると、彼女達が着ている服のその部分が激しく濡れていた。中から湧きだした愛液が染み出してくるほど、大量に愛液が零れているのだ。
 それは彼女達自身が非常に激しい快感を覚えている証拠に他ならない。
「言っただろ? 苦しみを与えるようなことはしていないってさ。こんな感じで、こいつらの身体を開発はしてるけど」
「こ、この……っ、外道……っ」
 ミツキが怒りを滲ませるが、それを待っていたかのように男は笑みを浮かべる。
「そういうお前だって、こいつらに舐められて感じちゃってるんじゃないのか?」
「なっ、そんなことな――ぃ、あんっ!」
 お尻を舐められたミツキは喘ぎ声をあげてしまう。彼女は顔を耳まで赤くして俯いた。男はそんなミツキを嬲るように言葉を重ねる。
「感じてないって言ってもなー。いまの声を聞く限り、すげえ楽しんでるみたいだけどなー」
「う、うぅ……ッ、うあ……っ。や、め…………ひゃっ。……う、うぅ」
「なら、確かめてみるか? おい、お前達。色々味のある部位はあるが、その中でも特に美味しいのは胸と股間だ。そっちも舐めてみな」
 その言葉に跳び付くように、娘たちはミツキの胸と股間に殺到する。
「いやぁあああ! そこ、そこはダメッ! やめて、三人とも!」
 必死に被りを振るミツキだが、三人の娘達にはもう届かない。
 胸全体を舐めまわし、乳首に吸いつく。男はそんな彼女たちに向けて問いを投げかけた。
「どうだ? ミツキのおっぱいの味は?」
「あ、甘いですっ。凄いですっ、乳首を吸ったら、まるで、濃厚なミルクが口の中に広がっていくみたいで……!」
 一心不乱に乳首を吸う。もちろんミツキは妊娠しておらず、母乳が出るわけはない。それは単に彼女が男の力によって『ミルクが口の中に広がっていっている』と誤認識しているだけだ。しかしたとえ誤認でも、彼女自身の認識では甘くておいしいミルクが飲むことが出来ている。それは彼女をさらにミツキの乳房に吸い付かせた。まるで花の蜜に吸い寄せられる蜂のように、彼女はもうそこから離れられない。
 そしてそれは下に取りついた娘も同じだった。舌を限界近くまで伸ばし、ミツキの股間を舐めまわす。あそこの中へも舌を突き入れていた。
「そっちはどうだ? どんな味だ?」
「し、シロップが流れてくるみたいです……っ。舌が……止まらな……っ」
 じゅるじゅると音を立て、ミツキの膣を貪る。
「決まりだな。そいつらは愛液をこの世のものとは思えないほど美味しいシロップと同じ味に感じるようにしてある。つまり、お前は愛液が流れ出すほどに、感じてるってことだ」
 男の得意げな声が響くが、ミツキはそれに反応する余裕もなくなっていた。
 三人の舌でひたすら嬲られ、もはや感じているのがその様子からもよくわかる。
「ちなみに、尿はさらに感じるようにしてあるから……尿道を刺激しまくって失禁させたりすれば、さぞ気持ちよくて美味しいもんが味わえるぜ」
 その言葉を聞いて、股間に取り付いた娘が舌を使ってミツキの尿道を狙って刺激し始める。
「そ、そんなとこ……舐めちゃダメぇ……!」
 ミツキは必死に堪えるが、いつまでも我慢出来るようなものではない。
 他の二人が同時に乳首を甘噛みをした時、絶頂に達したミツキの身体が跳ね、わずかに力が緩んだ。尿が娘の口の中に零れる。それが娘の舌に触れた瞬間、その娘は身体を大きく震わせ、目を見開きながら床に倒れ込む。
「あっ、やぁ、うあ、あぁっ――ッッ――!!!」
 ビクンビクンと彼女の身体が痙攣し、激しい絶頂を迎える。凄まじい快感の渦に呑まれ、何度も絶頂へと導かれていた。ひとしきり床を転げ回りながら痙攣した後、その娘は失禁したのか股間の染みが大きく広がり、黄色い液体が彼女の周りに広がっていく。
 男は一歩下がって、鼻を抑える。
「おやおや……これは酷い。尿を飲んでイキ狂うとは」
「あ、あなたが……っ、あなたがやらせてるんでしょうが……ッ」
 一度絶頂に達して、どこか官能的な表情になっているミツキは、気丈にも男を睨みつける。男は笑いながら視線をかわした。
「おお、怖い。それじゃ、俺はしばらく席を外そう。暫く四人で楽しんでくれたまえ」
「え、ちょっと!」 
「二時間くらいで戻って来てやるよ。どんな状態になっているのか見物だな」
 男はミツキの抗議の声を気にせず、部屋の外に出て分厚い扉を閉める。中からは四人分の嬌声が響いていた。その事実に男は満足げな表情を浮かべる。
「ふふふ……さあて、じっくり落としてやることにしよう。暫く退屈しなくて済みそうだな」
 そんな風に呟きながら歩き始めた男に、ミツキの部屋に残した召使とは別の召使が近づいてくる。
「ハジメ様。ご報告があります」
 その召使の言葉に、ハジメと呼ばれた男の纏う雰囲気が緊張した。彼は各地に間諜を放っており、何かがあった際には連絡するようにしてあった。
「なんだ?」
「『救世主が現れた』と」
 短く告げられた言葉に、ハジメは目を見開いた。そして、すぐに表情を笑みの形に戻す。
「予想よりも少し早かったか……まあいい。またおもちゃが一つ増えると思えば楽しい話だ。まだ前のおもちゃの調教は終わっていないが、救世主同士で遊ばせるのも面白いか……」
 ぶつぶつ呟きながらハジメは現れた救世主にどう対処すべきか考えていた。
「……もう一つ、報告事項がございます」
「なに? なんだ?」
 ある意味最重要報告事項である『救世主が現れた』ということと並べて報告するほどのことかとハジメは思っていた。
 召使はゆっくりと報告を言葉にする。

「今回、救世主は二人も現れています」

 その言葉を聞いたハジメは、信じられないという様子だった。
 それは彼が予想もしていなかった異常事態だったのだ。
 
 
 
 
『千編万花』 第三章 に続く
 
 
 
 

Comment

No.486 / nekome [#lWxbDKCI] No Title

なんという見事な辱め方、堕とし方!
その工夫に感服せずにはいられませんよ。

2012-01/22 11:52 (Sun) 編集

No.488 / 光ノ影 [#-] Re: No Title

> なんという~
MC能力をフルに利用し、誤認を絡めた辱め方を書いてみました。
実際にそういう成分になっているわけではないので、ちゃんとケアしてあげないと病気になってしまいますけどね(笑)。

2012-01/23 00:03 (Mon)

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