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『思い通りになる世界・外伝』 ~新しい学校性活~ その4

この作品は『思い通りになる世界』の外伝シリーズ第二弾『新しい学校生活』の続きです。
これまでの話はこちら→ その1 その2 その3

それでは、続きからどうぞ。
『思い通りになる世界・外伝』 ~新しい学校性活~ その4




 三人の中で、まず見つかったのは関西弁の万由美さんだった。
 鉄棒のところに立ち、パートナーらしい男の子と何か話している。
 私が近づいていくと、万由美さんはすぐに気付いてくれた。
「あれ、古林さん? どうしたん?」
 見学になった事情を説明すると、万由美さんは快く頷いてくれた。
「それやったらウチらのセックス見て行って。見られとる方が気持ちええし。ええよね?」
 パートナーにも了承を得る万由美さん。その男子も頷いてくれる。
 しかし「でも」、と万由美さんは続ける。
「まだどういう風にするか決めとらへんのやけどね」
「決まってないんだ?」
 てっきりすでにやり方を決めていると思っていた私には意外なことだった。
「独創性のあるやり方をすると評価が高くなるから、変わった形をやりたいと思っとんのやけど……」
「前回はどういう風にやったの?」
 私の疑問に対し、万由美さんはすぐに答える。
「前回はな、壁に手を突いて立って、後ろから入れてもらうっちゅう普通のやり方でなー。捻りがないってことで評価引くかったんやー」
 万由美さんはうんざりとした顔で言う。前回の評価が低かったからこそ、今回挽回しなければならないと思ってるんだろう。
「評価の基準って、単に変わった形でやればいいだけ?」
「そうでもあらへん。『気持ちいいか』『やりやすいか』『応用が利くか』……みたいに、細かな採点基準はあるみたいやね。細かなとこまではわからへんねん」
「そうなんだ……」
「鉄棒使って何か出来へんかな、と思ってるんやけど……ぶら下がるんは長時間出来へんし、吊るすんも準備がしんどいし、いいアイデアが浮かばへんねん」
 困った顔をして万由美さんと男子は一緒に肩を竦める。
 私も鉄棒を使ってどういうことが出来るか考えてみるけど、私が思いつくのは逆上がりだとか大車輪だとかばかりで、こういう時に役に立つことを思いつけそうになかった。思わず呟いてしまう。
「鉄棒をこういうことに使う、なんて考えたことないしなぁ……」
「古林さんのところは変わった学校やったんやねえ」
 なぜか妙に感心した顔をされてしまった。確かに、そういう方向のことを一切考えてなかった前の学校は『変わっていた』のかもしれない。
「そうなんだよねぇ……悪いけど、色々教えてね」
「もちろん。ええよ。……それはさておき、どうしよか」
 二人して頭を悩ませている。私はそんな二人に何も助言をしてあげられないことが歯がゆかった。
(もっとしっかり……こういう方面も勉強しないとダメだね)
 そう考えている内に、万由美さんのパートナーの男子が、何か思いついたようだった。
「万由美さん。こんなのはどうだろう?」
 その提案を聞いた万由美さんは瞳を輝かせる。
「ええなそれ! やってみる価値はあるかもしれへん」
「へへっ、だろ?」
「よしっ、じゃあ善は急げや!」
 万由美さんが彼女の腰くらいの高さの鉄棒に近づき、その鉄棒に手をかける。
 私は鉄棒なんて、小学生の時に授業で触って以降ほとんど触ったことがない。万由美さんはどうなのかわからないけど、綺麗な逆上がりでくるりと回転して、鉄棒の上に身体を乗せた。例え何年たっても、昔やっていたことは身体が覚えているみたいだ。
 身体を鉄棒の上に持ち上げた万由美さんは、そこから片足ずつ棒の上に持ち上げ、両膝を鉄棒にひっかけるようにした。大きく股を開き、かなりあられもない姿になっている。そこから万由美さんは両手で胴を鉄棒に引き寄せ、いわば空中でM字開脚をしているような格好になった。
 万由美さんはそこでパートナーに声をかけた。
「準備出来たで」
「ああ、わかってる」
 その空中M字開脚をしている万由美さんの前に、男子が立ってズボンを下ろす。ズボンから飛び出た『それ』は初めて見るものだった。
「うわぁ……それが……」
 思わず出た私の声が、男の子に聞こえてしまったようだった。
「え? 古林さん、もしかしたペニスを見るの初めて?」
 『当たり前のもの』を見たことがなかった私は、かなり情けない想いになりつつも、嘘を吐いてまで見栄を張ることも出来ず、正直に頷いた。
「ええ!? それ、ほんまなん!?」
 万由美さんが大きな声で驚く。それはそうだろう。この歳になるまでペニスを見たことがない、なんて『異常』過ぎることだ。
 だから万由美さんの驚きは妥当なのだけど、そのあまりの驚きに少し傷ついた。万由美さんのパートナーの男子がフォローを入れてくれる。
「まあ、転校してきたんだから仕方ねえんじゃないか? あんまり驚くのは失礼だろ」
 男子の言葉で万由美さんも自分の無遠慮な言葉に気付いたのか、慌てて口を抑える。片手を鉄棒から離してしまったせいで一瞬体勢が崩れた。
「ひゃっ。そ、そうやね。ごめんな、古林さん」
「う、ううん。気にしないで」
 見たことのなかった私の方が悪いのだから、彼女に謝られると逆に申し訳なくなってしまう。
「ま、これからいくらでも見る機会も知る機会もあるさ……で、初めていいか?」
 男子が硬く屹立するペニスを構えてそう万由美さんに問いかける。万由美さんは頷いて応えた。
 その万由美さんの応えを確認した男子は、ペニスの先端を万由美さんの穴に触れさせる。万由美さんのそこは準備運動が行き届いているのか、湿り気でヌメっていて、受け入れの準備は万端のようだった。
 思えばセックスをこんな身近で見るのも初めてだ。私は思わずごくりと生唾を飲み込み、その接合部を見詰める。
 男子が腰を前に出すと、徐々にそのペニスの先端が万由美さんのそこに入り込んでいく。万由美さんは微かに顔を歪めながらも、声はほとんど出さなかった。
 ペニスが根本まで埋まると、さすがに感じるところがあるのか、万由美さんは切なげな吐息を漏らす。
 そして、男子が腰を前後するピストン運動を開始した。不安定な状態でゆらゆらと揺れる万由美さんのあそこにペニスが何度も出入りする。正確には一番後退した時でも先端部分は中に埋もれているから出入りしているわけではないんだけど。
「ど、どんな感じなの……?」
 いまだ処女の私は穴に何かが出入りする感覚がわからない。そんな風にセックスすることは知識として知っていても、それがどういう感覚で、どんな風に感じるのかがわからない。
 万由美さんは鉄棒から身体が離れないように腕に力を入れながら、説明をしてくれた。
「んっ、そうやね、結構、ええ感じ、っ、やわぁッ、こう、身体が揺れ、るから、強く奥に当たったり、ッ、する、しっ」
 ピストン運動に合わせて、くちゅくちゅという微かな水音がするようになる。準備運動でそれに近い状態にはなっていたとはいえ、いまはそれ以上のようだった。
「う、わぁ……なんだか、すごい……」
 体育の時にやることとしては『普通』のことなのに、なぜだか私の鼓動は早くなってしまう。
「やっぱ、この体勢は、結構、ええね。ッ、長時間出来そうや」
 ただぶら下がっているだけだと体力の消耗が激しくて長くは出来ないからだろう。万由美さんは満足げに言う。パートナーの男子はそれに対して頷きで応える。
「これもいいけど、『豚の丸焼』の体勢でもやってみないか?」
「それも良さそうやね。あとでやってみよか」
 男子の提案に、万由美さんは快く応えた。
「じゃあ、とりあえず一発目……とっ」
 男子がそう言うと同時に、ピストン運動が止まり万由美さんの身体が小さく震える。
「んっ……いい感じに熱いのが奥に当たっとるで」
 傍から見ている私にはわからなかったけど、どうやら中出しをしてしまったようだ。
「中に出しちゃったの!?」
 思わず口に出た私の言葉に、二人は奇妙な顔をする。
「それは、そうやろ」
「外に出したら勿体ないじゃないか」
 そう言われて、私はそうだということに気付いた。
「あ……そ、そうだよね。何言ってるんだろ。私」
 中出しはむしろ推奨される行為だ。
 私は変なことを思わず口に出してしまったことを恥じながら、万由美さん達から離れて次の人のところに行くことにした。

 次に発見出来たのは小柄な武蔵さんだった。
 武蔵さんはトラックを歩いているパートナーの男子に抱えあげられていた。前から男子にしがみつくような形で、ちょうど大人が子供を抱き上げている時の体勢に似ている。
(何をしているんだろう? 怪我でもしたのかな?)
 私が近づいていくと、武蔵さんが首をこちらに向ける。
「古林さん」
 子供のように抱きあげられているような格好が恥ずかしいのか、少し頬を赤くして武蔵さんは私から目線をわずかに逸らす。
「見学?」
 聞かれた私は、軽く頷く。
「ええ。武蔵さんは……怪我でもしたの?」
「違う。これは……」
 そこまで武蔵さんが口にした時、私は違和感を覚えた。武蔵さんは男子にしがみついている――けど、そのしがみついている格好が妙だった。両足を開いて、足を男子の身体に巻きつけるようにしている。
「歩きながらセックスを出来ないか試してる」
 私が覚えた違和感はそれが原因だった。
 武蔵さんのあそこにペニスが入れられた状態で、二人は移動していたのだ。
「でも、さすがにこれは長時間するのは厳しいよね?」
 武蔵さんのパートナーである男子が苦笑を浮かべてそう言う。常に武蔵さんを抱えて歩かなければならない男子には確かに辛い物があるだろう。
 そんな男子の言葉に対して、武蔵さんは相変わらず淡々とした調子で呟く。
「もっと体格差があれば楽なんだけど」
「それは僕がチビって言いたいのかな?」
「私よりは大きい。大丈夫」
 背の順で並んで二人一組になったのだから、小柄な武蔵さんのパートナーである男子も小柄な部類に入る。私は女子としては普通くらいの高さだけど、彼はその私より低い。武蔵さんとは良さそうな具合だけど、やっぱり男性だから体格が小柄なことにコンプレックスがあるのかもしれない。
「それに、この体勢だと積極的に出し入れ出来ないからあんまり気持ちよくならないんだよね……」
「しがみついてるだけのこっちも結構疲れる」
 そう言って武蔵さんは疲労をアピールする。確かに、動く男子にしがみつき続けるのは、辛いものがありそうだ。
 ただでさえ、あそこにペニスが入っているという状態だし。
「そうなんだ……」
「んー、こうなったら、他の方法を試してみようか?」
「賛成」
 そう言って、男子は武蔵さんを降ろす。武蔵さんが地面に足を付け、自分の身体を支えられるようになる。男子はそこからさらに腰を落とし、武蔵さんの中からペニスを抜き取って行った。こう感じては失礼なのかもしれないけど、小柄な身体の割にそれは大きいサイズだった。あれがいままで武蔵さんの身体の中に入っていたのかと思うと、驚きだ。
 それにしても、『他の方法』を考えているなんて、ずいぶんと勉強熱心なんだな、と思った。改めて、この学校でしっかりやっていくには相当の努力しなければならないな、と思う。
 そんな私の前で、武蔵さんと男子は『他の方法』を試そうと動き出していた。
 まず、武蔵さんは地面に四つん這いになった。その背後、足の間にパートナーの男子が立つ。
 そして男子は武蔵さんの両足を左右の手で片足ずつ持って、腰より上へと持ちあげる。武蔵さんは逆立ちをするように手を伸ばして、身体を高く持ちあげた。武蔵さんのアソコと、男子のペニスが丁度同じ高さになる。
「じゃあ行くよ」
 男子がそう言い、武蔵さんが頷く。足の間に立っている男子が数歩前に出ると、ペニスは武蔵さんの膣へと潜り込んでいった。
「……っ」
 武蔵さんは何も言わなかったけど、口から押し出されるようにして苦しげな吐息が零れた。
「ちょっと、角度がきついけど……これはこれでいいな。武蔵さん大丈夫?」
「平気。前に進んでみる」
「わかった」
 武蔵さんがゆっくりと手を交互に動かして前に進んでいく。同時に男子も前に足を運ぶ。
 二人は繋がったまま、歩き出した。
「さっきよりは楽かな……武蔵さん、どう?」
「キツイ。けど、足を持ってもらっているから、思ったよりは楽」
「移動は問題ないか。ちょっと止まって」
 男子の言葉に、武蔵さんが足を――いや、今は手を――止める。体勢が体勢なので苦労しながらも、武蔵さんは男子の方に顔を向ける。
「どうしたの?」
「いや、移動しながらでも出来るセックス――っていうのが俺達のやろうとしていることのコンセプトじゃん? だから……」
 男子が少し腰を引いて、すぐ前に戻す。鋭いストロークで奥を突かれたのか、武蔵さんは微かに顔を歪める。
「止まっている時は問題ないよね? じゃあ、次は歩きながら出来るかどうか試してみよう」
 そう言って男子は武蔵さんが動き出す前に歩き出す。男子の腰と、武蔵さんの腰がぶつかる。ぶつかった勢いで武蔵さんが少し早く前に進み、挿していたペニスが半分ほど抜ける。男子は相変わらずの速度で進んでいたため、また奥までペニスが入り、腰と腰がぶつかって、押された武蔵さんが前に出て――まるで本来腰を前後させることで行うストロークをしているような状態になった。
 歩きながら男子は嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「中々いい感じじゃない? どう武蔵さん?」
「かなり、辛い。身体を支えるのに両腕の力が、かなりいる」
 若干ふらつきながらも、武蔵さんはなんとか前に進み続ける。私は根性あるなあ、と感心してしまった。
「いまはまだいい、けど……感じ始めたら、まずい、かも」
 武蔵さんは困ったような顔付きでそう呟く。確かに、快感で身体の力が抜けたら、両腕で身体を支えて前に進むことなんて出来なくなるだろう。
「極力感じないようにしつつ、頑張ってもらうしかないね。トラックを一周してみようか」
 無情にも男子はそう言って歩くのを止めなかった。十メートルくらい進むと、明らかに武蔵さんの呼吸が運動のためにではなく乱れ始め、身体を支えている両腕も生まれたての小鹿のように震え始める。
 そんな武蔵さんを激励する意図か、男子は掌で武蔵さんのお尻を叩いた。
「ひゃん!」
 ぴしゃり、といい音と共に、普段のちょっと淡々としている武蔵さんからは考えられない可愛らしい声があがる。
 すぐに口を閉じた武蔵さんは、恨めしい目をして男子を睨む。男子は朗らかに笑ってその視線をかわした。
「ほらほら、頑張って。まだ十メートルくらいしか進んでないよ。トラック一周くらいは問題なく歩けないと」
 この学校のトラックは三百メートルあるらしい。
 武蔵さんは歯を食いしばって進み始める。そんな彼女のアソコからは、男子のペニスが刺激したせいもあると思うけど、透明な液体が垂れて彼女のお腹に筋を作っていた。
 邪魔をするのも悪いと思ったので、私は武蔵さん達から離れて、他の人のところに見学しに行くことにする。
「私、他の人のところに見学しに行くから……じゃあ、頑張ってね」
「うん、またあとで」
 武蔵さんと別れた私は最後に残った一人、委員長みたいな美南さんを探した。

 美南さんを探す間、他の人達が様々な方法でセックスをしているのを見ることが出来た。
 万由美さんのように校庭にある道具を活用していたり、武蔵さんのようにトラックを歩きながらしていたり、複数人で協力していたりと、その種類と方法の多さには思わず感心してしまう。そしてその全てに共通するのは『気持ちよさそう』ということだった。時には無理な体勢や状態で苦しそうな人もいたけど、そんな人もあくまで気持ち良くなるためにやっていることなのだということが説明されなくてもわかる。
「ん……っ」
 私は見て回るうちに、身体がむずむずしてきた。
 あんなことをしたらどういう感じなんだろう、どんな風に感じられるんだろう、という想像で気持ちが高ぶってしまっていた。
 この時ばかりは、あらかじめ処女を卒業していなかったことが悔やまれる。もしも前の学校にいる内に処女を無くしておけば、今日この輪の中に入れた。
(はやく、私も……皆と同じように、やりたいな)
 そう思いながら美南さんを探していると、ようやく彼女を見つけることが出来た。
 美南さんとそのパートナーは最初に皆が並んでいた場所に戻って来ていた。道具が詰められていた箱を覗きこみ、何かを話し合っているようだ。私が近づいていくと、足音に気付いたのか美南さんが振り返って私を見る。
「あら? 古林さん。今日は見学?」
「うん。ほら、私まだ……」
 処女であることがなんだか悪いことのように思えて来ていた私は、咄嗟に言葉を濁してしまう。それでも美南さんは何を言おうとしていたのかを理解してくれた。
「身体検査の時に卒業出来ると思うから、気にしなくていいと思うよ。私達もこの学校で身体検査を受ける前まではそうだったし……」
「……うん、ありがとう」
 私は気遣ってくれる彼女にお礼を言いながらその隣に並んだ。そして、美南さん達が見ていた箱の中を覗き込む。
「何見てたの? 何かを使うの?」
「んー、大したものじゃないんだけどね。奇を衒ったやり方もいいけど、一度単純な方法に戻ってみるのもいいんじゃないかなって思って」
 そう美南さんが言うのと同時に、道具箱の中をあさっていた男子が声をあげる。
「お、あったあった」
「見つかった?」
「なになに?」
 美南さんと私がその男子の手の中を覗きこむ。
 彼が手に持っている器具は、私の中にある知識には中途半端にしかないものだった。
「それって……手枷?」
「うん。そうよ?」
 当たり前のことじゃないか、という目を美南さんと男子がする。そういえば、この学校では時間割に『性教育』があるんだった。手枷や足枷のことは、そこで学ぶ最も常識的なことなんだろう。ちなみに『性教育』の授業が存在するのは――特別授業を除いた基本的な授業としては――この学校だけだった。そのことに気付いたのか、美南さんがばつの悪い顔をする。
「そっか……こういうのを他の学校では教えてくれないんだね」
 今から思えば絶対に将来必要になる知識なのに、なぜほとんどの学校では『性教育』の授業をきちんと通常授業にしていないのだろう?
 この学校に転校して来れたのは偶然だったけど、そういう意味で私はラッキーだったかもしれない。知識を持っていなくて将来情けない想いはしてくないもの。
「私が知ってる手枷とは違うんだよね……普通、手枷って二つ一組になってるものじゃないの?」
 男子が箱の中から取り出したのは、リストバンドのように片腕に嵌めるものがそれぞれ独立した状態のものだった。これでは手枷とは名ばかりで、手の自由を拘束する役目は果たせないんじゃないだろうか。
 そんな私の言葉を聞いて、美南さんは朗らかに笑う。
「大丈夫。これも立派な手枷になるの。ほら、ここを見て? フックみたいなものがあるでしょ?」
 美南さんが示した手枷の側面には、キーホルダーにでもついていそうなフックが付いていた。同じ物がもう一個の手枷にもある。
 まさか、このフック同士を止めるということなんだろうか? 確かにそれなら手の動きはかなり制限されるだろうけど……。それならそもそも最初から二つを繋げておけばいいんじゃ?
「使い方はあとで実際に見せるわね。あとこれと……」







「これもだな」
 手枷と形状が似ているけど、一回りほど輪の直径が大きく、幅が若干細い物を取りだす。
「これは……?」
 何となく、どこかで見たような気もするんだけど。
「あとはこれとこれか」
 さらに男子が出してきたのは、やはり手枷と同じような形状で、幅や輪の直径が微妙に違うものだった。つまり、準備された道具は全部で輪が六つ。これをどうやって使うんだろう? 私が期待を込めて見守っていると、二人は輪を持って移動を始めた。この場で使うんじゃないみたいだ。私は二人に付いていった。
 二人が輪を持ってやって来たのは、校外に接するフェンスのところだった。そのフェンスの向こう側ではたくさんの人や車が行き交っている。
「それじゃ、始めよっか」
 美南さんがそう言って、手に持っていた輪を地面に置き、フェンスに背中を預ける。ガシャリ、とフェンスが軋む音が響く。
 男子はまず一つ目の手枷を美南さんの片手に巻き付けて緩まないように固定する。ここまでくれば私にも何をしようとしているのかがわかった。
 私の想像通り、手枷を嵌めた美南さんの手は斜め上にまっすぐ伸ばされ、その場所でフックを使ってフェンスに固定される。もう片方の手にも手枷は巻き付き、同じように反対側のフェンスに固定される。美南さんはバンザイをしたような状態で手を降ろせなくなった。磔にされたような形だ。少し身体が浮き気味になっているのか、美南さんは爪先立ちになっている。
 さらに手枷より一回り輪が大きく、幅が細い枷が美南さんの首に巻き付けられた。
 どこかで見たような形状だと思っていたけど、それはどうやら首輪だったようだ。犬や猫にするものよりかはもちろん太くて、大きかったから実際に美南さんの首に巻きつけられるまでそれが首輪だということに気付かなかった。
 その首にもついていたフックをフェンスに止めてしまえば、美南さんは両手と首がフェンスに固定されて、上半身の自由がかなり制限される。大きく晒された脇には無駄毛が一切生えておらず、程よい大きさの胸やシミ一つない白い肌も相成って、磔にされているのにどうしてだか『美しい』と思える姿だった。
「うわぁ……美南さん、綺麗……」
「ありがと……っ、ん」
 ぴくり、と美南さんが身体を震わせる。胸や股間にパートナーの手が触れていないはずなのに、何か感じる要素があったんだろうか? 私は一瞬不思議に思ったけど、すぐにその疑問は氷塊した。美南さんが張り付けられているのは、外の道路に面するフェンスだ。それは当然、その向こう側の道を行く人達から見えるということでもある。その人達の視線が大きく両腕を開いてフェンスに張り付けられている美南さんに惹き付けられていた。この学校では『人に注目されると興奮する』ので、視線を集めることになった美南さんは興奮してしまっているのだ。
 美南さんは気が強い方のようで、なんとか堪えているようだけど、いずれ我慢出来ない域に達するだろう。
 パートナーの男子もそれがわかっているのか、急いで残り二つの輪を美南さんに取りつけ始めた。
 まず付けたのは手枷よりも一回り大きい輪。それは美南さんの膝上に取り付けられた。私はてっきり残り二つは足首に付けると思っていたので、その装着位置は意外だった。すぐにその装着位置に納得する。
 美南さんの左足は腰より上に持ち上げた状態で、フェンスに固定された。それはつまり、片足立ちの足を大きく開いた状態で固定されたということだった。綺麗に整えられたアソコの毛が良く見える格好だった。私が思わずそこに注目すると、美南さんはその視線に感じてしまうのか、腰を揺するように動かす。カチャカチャ、とフェンスとフックが当たる音と、ギシギシとフェンス全体が軋む音が響く。
 最後に残った二つの輪は私の予想通り足首に付けられた。
「ずっと脚を上げとくのは疲れるから、二つの点で吊るして、少しでも軽減しようってわけ」
 美南さんは身体が柔らかいのだろう。フェンスと一体になってしまったかのように、美南さんの身体は平べったく固定されていた。
「なるほどね……」
「さ、じゃあ始めるか」
 男子がズボンを脱ぎ、すっかり硬くなっていたペニスを取りだす。そしてそれをフェンスに張り付けられて自由に動けない美南さんの膣へと挿入した。美南さんは胸の奥から押しだされたような吐息を零す。
「おっ、やっぱこの体勢はいいな。やりやすいし……通行人の視線で感じるからここが良く濡れてるし」
「ん、あっ……はぁ、っ、んんぅっ」
「今日は転校生の視線もあるから、余計にか? かなり気持ちいいぜ」
「それ、は……ッ、よかっ、た……わ……っ」
 ペニスが挿入されて動かされる刺激に加え、観客の視線に晒されていることで、美南さんのアソコからは普通以上に分泌液が大量に零れていた。彼女の足を伝って、足元へと流れて行く。男子が動くたびに鳴るフェンスの軋む音も、動いている実感を感じされるものになっていいのかもしれない。
「んッ、くぅ……あぁ、ああッ!」
 ビクリ、と美南さんが身体を震わせると、フェンスが大きく音を立てる。どうやら美南さんは早くもイってしまったようだった。
 その後、美南さんはパートナーの男子が動くたびに、嬌声を上げ、その声がまた通行人の注目を多く集めてしまう結果に繋がり、何度も何度も絶頂に達していたようだった。
 そんな美南さんの嬌態を見ていると、彼女の興奮が伝わって来て、私まで身体を震わせてイってしまいそうになる。
 先生が集合をかける頃には、美南さんはイき過ぎたせいでふらふらだった。私はこの体育の時間についていけるかどうか、少し不安を覚える。
「慣れれば、案外平気よ?」
 美南さんはそう言って笑っていたけど正直自信がない。
 彼女の股間から注ぎ込まれた精液が垂れて地面に落ちるのを眺めながら、私はそう思った。




『思い通りになる世界・外伝』 ~新しい学校性活~ その5に続く



Comment

No.426 / 十里一元 [#-]

男子側もキャラが立っていていいですね。
これからも仲良く学んで欲しい。
この学校だけが特別なら、今後も編入生は増えるでしょうし。
厳選された美形だけ送られて来る様なイメージがあります。

2011-10/16 16:14 (Sun)

No.428 / 光ノ影 [#-] Re: タイトルなし

>男子側もキャラが立っていていいですね。
>これからも仲良く学んで欲しい。
この学校では基本的に男子と女子の仲が良好です。
彼らの中では『普通のこと』と認識されていても、セックスするくらいに肉体的な関わりが生じていますから。
表には出てこない深層意識のレベルですが、そういう意識の変化は生じているでしょう。

>この学校だけが特別なら、今後も編入生は増えるでしょうし。
>厳選された美形だけ送られて来る様なイメージがあります。
外伝主人公の古林は親の転勤が理由でしたが、転入生の中には学校で特殊な教育を受けたいということで転校してくる者もいるでしょうし。
まだぼんやりとした案の段階ですが、遠くに住む者も通えるよう、学校が用意している寮もあると思われます。
当然、そこでのルールも学校同様普通のものではないでしょうけど(笑)。

コメントありがとうございました!

2011-10/17 02:21 (Mon)

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