FC2ブログ
  1. Top
  2. » スポンサー広告
  3. » 『望み』シリーズ
  4. » ~復讐賛歌~
  5. » 『あなたの望みを叶えてあげる』 ~復讐賛歌~ 第五章

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • ジャンル :

『あなたの望みを叶えてあげる』 ~復讐賛歌~ 第五章

この話は以前書いた『あなたの望みを叶えてあげる』 ~復讐賛歌~の続きです
以前の話はこちら 第一章 第二章 第三章 第四章

では続きからどうぞ
 
 
『あなたの望みを叶えてあげる』 ~復讐賛歌~ 第五章




 次に冴美が愛実を引っ張ってやって来たところ――そこは、校門からすぐのところ、つまりは校舎の玄関口だった。下履きから上履きに履き替えるために、ここには沢山の靴箱がある。だが、冴美が起こした変化はそこではなく、入口の手前の足元にあった。ゆえに冴美に指示されるまでもなく、愛実はその異常に気づく。目を見開いてその光景を見つめる愛実。そこには、玄関マットがあった。
 正確には、人で出来た『玄関マット』が。
 よく洋風の家で、動物の皮を絨毯にした物があるが、イメージとしてはそれに近い。4~5人の女子が、いままで玄関マットが置かれていた場所に、敷き詰められて転がされていた。若干床が削られ、地面と彼女達の位置が平行になるようにされている。穴にきっちりと押し込められた彼女達は、くしくも、遠目からはきちんとしたマットのように見えた。
「人間足拭きマット――というところかしらね」
 愛実は躊躇いなくその『マット』の上へと踏み出す。踏みつけられた女子がくぐもったうめき声をあげた。
「ちょっと安定にかけるのが難点だけど……この鬱陶しい出っ張りもあるし」
 そういって愛実は、一人の乳房を蹴飛ばした。
「ひぎゃぅ!!」
 直接乳房を蹴られるという激痛を味わうことになった女子が悲鳴を上げて身悶える。その身悶える動きが鬱陶しかったのか、冴美はその彼女の乳房を真上から踏みつぶし、足首のスナップを利かせて踏みにじった。
「どう? 愛実。この子達のことは覚えているかしら?」
 足で何度も何度もその彼女達を踏みつけながら、冴美は愛実に問う。女の子達のうめき声がコーラスのようだった。
 問われた愛実は記憶を辿ってみたが、その女子生徒達に関することは彼女の記憶にはなかった。同じ学校の生徒だということくらいは思い出せるが、特別愛実と親交があった者たちではない。そんな者達がなぜ玄関マットのような『物』にされ、冴実が特別に憎んでいるような振舞いをしているのかがわからなかった。そのことを愛実の表情から読みとったのか、冴美は吐き捨てるようにいう。
「この子達はね、入学してすぐの頃、あたしと仲良くしてくれた子達よ」
 仲良くしてくれた――過去形である。
「あなたにあたしが虐められるのを見て、すぐ話してくれなくもなったけどね」
 さらに踏む。踏む。踏む。どんどん踏みしめる力は強くなり、うめき声ははっきりとした悲鳴へと変わっていた。踏まれている個所は紫色に変貌し、明らかに内出血が激しいことが見て取れる
 なのに。
「嬉しそうでしょう?」
 愛実がそう思ったのと同時に、冴美が口に出す。
 マットにされた女子生徒達は――踏まれる苦痛に悲鳴をあげながらも――恍惚とした表情をしていたのだ。
「『マット』は踏まれるためのものだものね。だから、『踏まれることが至上の幸福』ってことにしてあげたのよ」
 精神を組み替えて、『マット』として永遠を過ごすように。マットとして扱われることを喜ぶように。そこに快感を感じるように。
 冴美は彼女達を作り変えていた。
「それに……このマット、結構便利なのよ?」
 愛実は言いながら、『マット』の中の一人の顔先に自分の足裏を差し出した。すると、その女子生徒は首を目一杯伸ばして、さらに舌を伸ばし、靴の裏を舐め始めた。外を歩きまわり、汚れているであろう靴の裏を、嬉しそうに、美味しそうに、舐めている。その舐めている女子生徒の隣に敷かれている女子生徒も、なんとか足の裏を舐められないかと舌を伸ばそうとしていた。靴の裏を舐めさせてもらえることは、彼女達にとって『とても誇らしいこと』になっているのだ。
 冴美は笑う。
「結構切実なのよねえ。この子達にとっては。なにせ、あたしこの子達をここから外れないようにしちゃったからさ。何もしないでいると、餓死しちゃうのよ。こうやって、靴の裏を舐めることで空腹を満たせるように――餓死しないように――してあげてるんだけど」
 愛実はその冴美の言葉に、背筋が凍るような気がした。愛実がこれまで冴美に対して行ってきたどんな凌辱よりも容赦なく、冴美は女子達を使い潰している。これならばまだ、自分が冴実にやった行為の方がマシだと思えるほどだった。
 足の裏を舐めていた女子生徒の顔面をそのまま踏みつけて、冴美は愛実に向けて笑っていた。踏みつけられたその子は、出していた舌が歯に挟まる羽目になり、激痛を味わい、さらに力強く踏みつけられた鼻からは決して少なくない量の血が零れている。それでも、やはり幸せそうにその女子生徒は笑っていた。垂れて来た鼻血を舐め取り、満足したような顔をしてさえいる。
「あー……あぁ……」
 虚ろな目で、しかし恍惚とした表情を浮かべ。顔面を踏みつけられながらも、冴美の靴の裏を舐めている。
 その精神を完全に変えられてしまっていた。
「さて……と……愛実もこちらにきなさいよ」
 首輪に繋いだ鎖を引いて、冴美は愛実をマットの上へと移動させる。愛実の体重がかかったが、四つん這いの分、負担はまだ少ないようだった。それでも、人の上に、それも裸の体の上にのしかかる形になった愛実は居心地が悪そうに、バツが悪そうに『マット』達を見る。
 その時、冴美はとてもいいことを考え付いた、とでもいいたげに一つ手を打った。
「ねえ、愛実。そろそろおしっこしたくない?」
 当然それは、悪魔のような考え付きだったのだが。
「あたしはしたくなっちゃった」
 冴美は足元の『マット』のうち、自分が顔面を踏みつけた者ではない『マット』の顔の上にしゃがみこんだ。ショーツを脱ぎ、スカートをたくしあげて、まさにトイレをしにきた、といった風情だ。その対象となった『マット』は、嫌がる様子など微塵も見せず、むしろ喜びの表情を浮かべて口を開き、舌を伸ばす。滑稽な顔になっているのを、愛実はさらに笑う。
「ふふ……そんなに欲しいのね。いいわ。少しサービスしてあげる」
 冴美はそういうと、お尻を地面につける――いわゆる『女の子座り』で座り直した。地面とお尻がつくということは、つまりあそこも地面に限りなく近付くということだ。
 その地面は――女子生徒の『マット』は――届くようになった冴美のあそこを、執拗に舐め始めた。汚れなど構わない、むしろ汚れていた方がいいと言わんばかりの勢いで、舌先を駆使し、ヒダの一つ一つまで丁重に舐め上げていく。
 自分からは一切動かず、『マット』の好きにさせていた冴美は、その舌の動きにだんだん感じるようになってきたのか。自分の体を抱き締めて快感を貪っていた。
「ああ……っ、中々気持ちいいわ……っ」
 そんな冴美の痴態を側で見ていた愛実は、その姿とかつての自分の姿が被ることに気づいた。自分のそこを舐めさせることは、かつて愛実が冴美にやらせていたことでもあったのだ。それをわかっているのか、あるいはわかっていないのか、冴美は舐められる感覚に達し、恍惚とした笑みを浮かべる。
「はぁ……はぁ……ふ、ふふふっ、気持ち良かったわ。これはご褒美よ」
 逝った快感に浸りながら、冴美はその体勢を維持したまま――排尿を行った。
 『マット』の女子は、嬉しそうな顔をして、口内に注がれた冴美の尿を美味しそうに飲む。勢い余って口回りに飛び散った尿も、舌を伸ばして舐めとる徹底ぶりだ。冴美は排尿後の処理までその『マット』にさせて、立ち上がる。
 たくしあげていたスカートを降ろして、ショーツを穿き直して自分の身支度を整えてから、冴美は愛実を見下ろした。
「あなたもこの子達に恵んであげなさい。……ああ、ただし、おしっこだけよ」
 排泄の許可が出た。そのことを認識した愛実の体は、早速尿意が強くなる。出せと言われたときに出せるように、愛実の体は従順に動いていた。それまで全く尿意を覚えていなかったのにも関わらず、だ。尿意すら自由にされている事実に愛実はどうしようもなく無力感を感じる。自分の身体がますます自分のものでなくなったことを意識せざるを得ない。
 愛実と同じような姿勢で排泄するべく、腰を落とそうとした愛実を、冴美は制した。
「あなたは犬なのだから、片足を上げた形でやりなさいよ」
 愛実はびくん、と体を震わせた。こんなところで――学校の外の道からも丸見えである校舎の玄関先で――排泄させられる恥辱はどちらにせよ変わらなかったが、どちらが恥ずかしいかと言われれば当然片足をあげてする方である。敷かれている『マット』の置かれている場所で、その体勢でするにはもう一つ問題があったが――冴美はわかっていながら、そう命じていた。
「ちゃんと顔に、口に入るように狙ってあげなさいよ? まあ、外れたら外れたでその子達が臭くなるだけだけど」
 片足を上げて排尿を行うということは、つまり開始点が高くなるということで、『マット』の口に入らなくなる可能性が高い。
 愛実は微妙に足場の安定にかける中、恐る恐る片足を上げ、『マット』になっている子の顔に当たるように位置を調節する。『マット』は嬉しそうな顔で恵みを待っていた。そこに人間だった頃の面影はなく、ただ尿を待ち構える『マット』があるだけだった。
(ごめん――)
 尿をかけてしまうことに対して、愛実は心の中で謝り、下腹部に力を入れて尿を出し始める。出した尿は最初勢いが足らずに『マット』の胸を濡らしたが、勢いが強くなると見事『マット』の口の中に注ぎ込まれた。放物線を描いて、尿は完璧に口の中に入っている。『マット』は嬉しそうにその尿を飲む。
 足を上げているために、当然良く見えるように晒されている愛実のあそこの目の前にしゃがみこんで、排尿の様子を眺めていた冴美が感心したような声を上げる。
「へぇ、上手いじゃない。おしっこの才能があるんじゃない、愛実」
(どんな才能よ!)
 恥ずかしさに心の中で毒づいた愛実だったが、もちろん冴美には通じない。やがて勢いを減じた尿が再び『マット』の胸を濡らして、排尿は終わった。しかし、零れた尿が勿体ないと思ったのか、『マット』が不満げな顔を愛実に向ける。
(そんな顔……しないでよ……)
 愛実は胸の奥がしめつけられる想いだった。彼女達も、ほんの半日前までは普通に笑い、普通に歩き、普通に生きていたはずだった。なのに、朝礼を境に彼女達は全てを失っていた。当たり前の生き方を、人間らしい人間としての尊厳を、彼女達が彼女達であるために必要な心を――すべて失って、足を拭くための『マット』として、その若くて綺麗な体を足蹴にされ、靴の裏を舐めることを一番の喜びとされ、糞尿を食らって生きるようにさせられた。汚れても、汚されても、それを至上の喜びとして受け取って。

 それが最悪でなくて何なのだろう。

 そんな行為を平然と強いる冴美は、愛実を見て笑っていた。冴美に対して恐れ戦く愛実を見て、笑っていた。
「さあ、すっきりしたでしょ。次の場所に行くわよ。愛実」
 天使の力を借り、その人智を超えた力を持って、容赦ない復讐を行う彼女は。
 誰が見ても――誰よりも悪魔的だった。
 
 
 
 
『あなたの望みを叶えてあげる』 ~復讐賛歌~ 第六章に続く
 
 
 
 

Comment

Comment Form
コメントの投稿
HTMLタグは使用できません
ID生成と編集に使用します
管理者にだけ表示を許可する

Page Top

Trackback

Trackback URL

http://kuroitukihikari.blog60.fc2.com/tb.php/167-4d4eada6

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Page Top

カウンター
投稿先サイト
『小説家になろう』ノクターンノベルズ
(ユーザーページに飛びます)
運営サイト
暁月夜色
 どんなジャンルでもOKな投稿小説サイトです。お知らせには必ず目を通してください。

黎明境界
 自己満足小説の展示サイトです。
 注意事項には必ず目を通してください。
 以下、連載中の作品概要


『私の名前はまだない』
(MC物、ペット化、女性視点)
(最終更新日:2013/12/07)

『思い通りになる世界 ~forガール~』
(カオスジャンル、世界改変系)
(最終更新日:2016/02/28)

最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
プロフィール

光ノ影

Author:光ノ影

連絡先は kuroitukinokage×yahoo.co.jp (×を@にしてください)

つぶやき
作品紹介
検索フォーム
FC2アクセス解析
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。