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『雑貨店シリーズ』 ~カプセル薬~ その3

今回の話は以前書いた雑貨店シリーズ~カプセル薬~の続きです。
以前の話はこちら→  

今回の話は『犬屋哀願堂』にある作品を参考にさせていただいています。
こんな風にカプセル薬が使えたら面白いなあ、という妄想を形にしてみました。
暫く同じ『カプセル』の話が続く予定です。


では続きからどうぞ



雑貨店へようこそ カプセル薬 ~その3~




 目の前から、全裸に首輪だけの姿で、首輪に繋がれたリードを飼い主に引かれながら、四つん這いで歩く、しっぽの生えた女の子が歩いてきた。
 私の目はその女の子に釘付けになる。女の子は膝を地面に着けておらず、大きく足を開いてバランスを取りながら歩いている。その歩き方は一見不安定そうだったけど、ずいぶん調教されているのか、慣れた調子で少し早歩きの飼い主の歩幅についていっている。
 足を大きく開いている関係上、後ろから見れば当然秘部や肛門は丸見えだろう。しかし女の子は恥ずかしがっている様子はなく、逆に楽しそうな嬉しそうな調子で飼い主の後を追って進んでいく。
 その女の子と飼い主が前を通って言った後、私は深く息を吐き出し、背後を振り返りながら言った。
「すごい! 本当にここは『女犬』が存在する世界なんだ!」
 振り返った背後。相変わらず全身を黒いスーツで覆った男――夢先案内人が恭しく礼をする。
「そういうご要望でしたからね」
 夢先案内人はこともなげに言うけど、ここまで限定的な……いや、変態的な夢も実現させることができるとは思わなかった。
 少し見渡せば、女犬らしき裸の女性がたくさんいる世界――夢の中とは思えないほど、リアルな夢の世界だった。


 そもそもの発端は、私がネットでそういう小説を読んだことから始まる。
 雑貨店で購入した『カプセル薬』のおかげで、充実した日々を過ごしていた私だったけど、既存の『カプセル薬』の中で、めぼしい『経験』はほとんど制覇してしまっていた。まだ試していないカプセルには『拷問』や『死刑』などといった死を前提とした物くらいしか残っておらず、さすがにその体験をするのには、二の足を踏んでしまっていた。
 そんな時、あるサイトの小説で『女犬』という生物が出てくる話を読み、私はそれを体験してみたいと思った。だけど、当たり前のことながら手元にあるカプセルにそんな『経験』が詰まったものはない。
 その頃にはだいぶいろいろと吹っ切れていたので、雑貨店にいき、直接店員さんと交渉し、『女犬』が体験出来るカプセルを作ってもらうことにした。最初、店員さんは難しい顔をして「著作権が……」とか「二番煎じに……」とかよくわからないことを言っていたけど、客の要望に答えるのが仕事、とばかりにそのカプセルを実現させてくれた。私が例にあげた小説とは少し設定が違うみたいだけど。
 とにかく、出来たカプセルを飲んで寝た私は、早速『女犬』の世界を体験していた。


 とはいえ、いまの私はまだ普通の人間。服も着ているし、二足歩行だし、ただ『女犬』の世界に紛れ込んだだけ。
 どうすればいいのか、夢先案内人をみると、案内人は私を手招きしながら歩きだした。誘導されるままついていくと、そこには巨大な病院のような建物が待っていた。
「ここでまずは検査を受けてください。そこで貴女は女犬である、と診断されます。そうすれば、あとは流れに任せているだけで大丈夫ですよ」
 私は高鳴る鼓動を抑えながら、案内人の言葉に頷く。
「それでは私はここで」
 案内人はあっさり言うと、あっと言う間に姿を消してしまった。私は何度か深呼吸をし、病院へと歩みを進める。
 扉を開くと、受付の人が私をみて、笑顔で挨拶をしてくれる。
「いらっしゃいませ。女犬性質検査をご予約されていた方ですね?」
「は、はい。そうです」
 緊張しながら頷くと、受付の人はにこやかな笑顔のまま、私を促した。
「検査室203でお待ちください。担当の医師が参ります」
「は、はい」
 階段を使って二階に上がり、私は検査室203とプレートのかかった部屋に入った。そこは殺風景な部屋で、ベッドとイス、クスリを入れているらしい戸棚くらいしか物がなかった。
 どんな検査をされるんだろう、と私が期待に胸を膨らませていると、私が入ってきたのとは別の扉が開いて、白衣に身を包んだ医者と看護師が入ってきた。
 看護師を一人連れてきた若い男性の医師は、ものすごく事務的な態度だった。
 挨拶もそこそこに、早速検査に入る。
「それでは 服をすべて脱いで、ここに立ってもらえますか」
 若い男の人から服を脱げと言われているのに、一切性的な香りがしないのは、病院という場所と、相手が医者であるからだろう。けど、ここまで事務的なのはなかなかないんじゃないだろうか?
 さすがに恥ずかしく思いながらも、私は服を脱ぎ、用意されていた脱衣籠の中に放り込む。と、思ったらその脱衣籠はすぐに看護師の人が回収してしまった。そしてそれを抱えたまま部屋の外へ行ってしまう。
「え、ちょっ」
 さすがにいきなりだったので、声をあげかけたが、医者は動じない。
「貴女が申請した『女犬性質検査』では直前まで着ていた衣服も検査の対象となっています」
 あくまで事務的な態度。そんな声音で『女犬』という単語を口にされると、違和感を感じないくらいだ。
「さて、早く済ませたいので、とりあえずこちらにどうぞ」
 医者が示すところに立った私は、医者に出された指示通り、『気をつけ』の姿勢でまずは検査を受ける。医者はカルテらしき物になにやら記入しながら、あたしの身体をチェックしているようだった。
「ところで、貴女は女犬という物が医学的にどういうものかご存じですか?」
 患者を退屈させない配慮か、医者はそんなことを話始める。女犬の説明をしてくれるなら、それはとてもありがたいことだった。私はイメージとしてしか女犬を捉えておらず、それがこの夢の世界でどういう扱いになっているのかはわかっていなかったからだ。
「……あまり、知らないです」
 医者はメガネを軽く指先で持ち上げ、手は止めないまま、説明を始めた。
「『女犬』の定義は『精神的・肉体的苦痛を快感へ変化することが出来、かつ各分泌液が通常よりも遙かに多いこと』です。また、身体的には『聴覚や知覚の鋭敏化が見られ、全般的な身体能力が向上』、さらにこれが一番女犬としての特徴がわかりやすく、人と女犬との区別がしやすいところなのですが、『牙と尻尾が生える』ことがあります」
 口を開けてください、と言われ、私は歯医者さんでやるように大きく口を開けた。全裸でこんな風に口を開けることはなかなかないから、ドキドキと鼓動が少し速くなる。
 何の感情も見せない瞳で、私の口の中をのぞき込んだ医者は、カルテに視線を落とす。
「牙・尻尾の形成は見られず……と。なお、牙や尻尾がはっきりとした形で見られる状態は、女犬変質度でいうと深度4に当たります。この女犬変質度は全部で5まであり、街で見られる女犬達はこの深度5になります」
「……あの、聞きたいんですけど、そもそも女犬って、なんでなるんですか?」
 この世界でいえば常識かもしれない。けど、私は訊くことでしかわからなかったから、訊いてみた。変に思われても、別に構わないと思って。
 事務的な口調で、答えは返ってくる。
「なるからなる、としか今はいえませんね。変化させる要因が外部にあるのか、元からその人物が有していたものなのかもわかりません。ただ、一ついえることは、若い女性で、しかも容姿や知能が優れたものほど、女犬化しやすいということだけです。男性も発症しますが、ほとんどは女性です。だからこそ、女犬という名称なわけですが……容姿や知能が優れた者、という意味では、あなたは少しなりにくいと言えるでしょう。女性であり、若いという点ではなりやすいと言えますが」
 大きなお世話だ。
 思わずそう言いたくなったが、ぐっと堪えた。
「……話を戻しましょう。女犬という物は、元は人であった者が人でなくなったとされ、女犬であると判断された時点で人権は剥奪されます。とはいえ、それは決して悪いことではありません。医学的に言えば、女犬は非常に有益な存在なのです」
 医者は不意に、私の体に触れてきた。肘や膝などを確認し、手のひらや足の裏まで触ってくる。
「女犬は低温などの悪条件下でも体調を崩さず、また、その唾液には極めて強力な殺菌作用と治癒作用があります。よく女犬を連れていた人が事故に遭っても、奇跡的に生還する例がありますが、あれは連れていた女犬が飼い主の傷を舐めたからだと言われています。小さな擦り傷くらいなら、一瞬で跡形もなく直してしまうほどの治癒力を女犬の唾液は含んでいるのですよ」
 医者が綿棒のような物を持ってきて、それを私の耳の中に入れた。思わず身を竦ませてしまうけど、医者は気にせず綿棒を軽く動かして耳垢を採取する。別の綿棒で口の中や鼻の穴……それに、あそこも採取された。おそらくサンプルとして検査するのだろう。それらの面棒は全て看護師がすぐに部屋の外に持って行ってしまう。
「唾液の他にも、女犬には様々な有益なことがあります。それでもなお、女犬が人の下で、管理されなければならないのには理由があります。それが何かわかりますか?」
「……ちょっと、わからないです」
「簡単にいえばですね、女犬は本能に忠実すぎるのです。そして、高い身体能力を持っている。ここまでいえばおわかりになりますか?」
「…………危険、ということですか?」
 医者は我が意を得たり、と頷いた。
「そう。何の調教も受けていない女犬は非常に危険な存在なのです。実際、女犬が人を襲い、喰い殺した例もあります。それを防ぐためにも、月一回のこの検査が義務付けられているのです。誰にそれが発現するかは、結局のところわかっていないというのが現状ですからね」
 説明を続けながら、医者は私に柔軟をするように言ってきた。なんでも、女犬は体が柔らかいことが多く、それも判断材料の一つになるのだとか。
 裸で、しかも男の人の前で柔軟をするなんて、恥ずかしすぎることだったけど、受け入れて柔軟を始める。正直、体の柔軟性に自信はなかったのだけど、思ったより体は柔らかく動いた。
(もしかして……すでに女犬化が進んでいるのかな)
 そう思った瞬間、ゾクゾクとする感覚が背筋を這い上がっていった。思わず体を震わせる。それを不審に思ったのか、医者が声をかけてきた。
「寒いですか? 一応、室温は適温に保たれているはずですが……」
「い、いえ、大丈夫です!」
 大きく背を反らし、ごまかす。
 医者は相変わらず思考を読ませない表情を浮かべていたけど、メガネを指先で持ち上げて女犬の説明に戻る。
「先ほど女犬化の変質度の話をしましたが、深度0が通常の人の状態、深度1が精神的に女犬の特徴が見られる状態、深度2が分泌液の増大、深度3が精神の異常な高揚が見られる状態、深度4は先ほども言ったとおり、牙や尻尾が生えてくる、あるいは生え終わった状態を指します。そして深度5ですが……これには正と負の二つがあり、片方は『国家が認めた調教プログラムを受けた』状態であり、もう片方は『調教プログラムを受けなかった』状態です」
 医者はカルテに必要事項を書き込みながら、私の方をちらりと見る。
「深度5の負型になってしまった女犬は、例外なく処分されます。その時にはすでに女犬は人として自我を失い、本能のままに行動する化け物になってしまっていますから、仕方ありません。これまで様々な手段で深度5の負型を正型に戻す試みが行われましたが、それらは全て失敗に終わっています。そこで20年ほど前から、この国では負型は強制処分対象とされているのです。定期的に『野犬狩り』が行われるのも、この負型になる物をなくすためです。深度4までの女犬なら、普通の人間と同じように話も通じますが、プログラムを受けないままに深度5に墜ちてしまった女犬は手がつけられません」
 一通りカルテに書き込み終わったのか、医者はベッドに寝るように促す。私はおとなしく従ってベッドの上に仰向けに寝転がった。素肌に感じる白いシーツの感覚が何ともこそばゆい。
「それでは、自分で自分の膝を抱えて見てくれますか」
 膝を?
 何のためにだろう、と思いつつ、私は言われた通り、膝の裏に手を当てて、自分の胸に抱え込むように力を加えた。膝と乳房がぴったり当たって、乳房がその形にへこむ。
「ああ、そうではなく、右手は右膝、左手は左膝という感じで、片方ずつ抱えてください。方にひざが当たるくらいに」
 肩に……って。
 そんなことをしたら、ものすごく恥ずかしい格好になってしまうじゃないか!
 私はそうした時の自分の格好を考えてしまい、顔が真っ赤になるのを感じた。赤ちゃんがおしめを代えてもらっている時のような、そんな赤裸々に全てをさらけ出す格好になれ、なんて……。いまだって結構恥ずかしい格好なのに……。
 恥ずかしくて、動けないでいると、医者がさらに促してくる。
「どうしました? 言ったとおりにしてください」
「…………っ」
 覚悟を決めて、私は右と左の膝にそれぞれの手を当てて、ゆっくりと限界まで抱え込んでいく。膝が肩に触れるほど……。
 自然と足と足の間は開いていき、私は秘部から校門までを無防備に晒してしまう格好になった。隠すことが出来ない体勢。医者の視線を股間に感じて、私は体が震えてくるのを押さえることが出来なかった。
「そのまま動かないでくださいね」
 医者はそう前置きして、私の足側の方へと回り込もうとする。
「いっ…………ひぁっ……」
 裸を見られること自体は、これまでの『経験』の中でさんざんしてきたことだからかまわない。私が問題としているのは、こんな格好で無防備に晒した股間を見られることだった。普通の格好ならまだいい。けど、こんな格好だと恥ずかしすぎる。
 それでも動くなといわれた以上、動くことが出来ない私は、目を硬く閉じてその羞恥に耐えるしかなかった。
 私の足側に移動した医者は、そこで身を屈め、私のそこをしっかり見つめる。
「……ふむ。なかなか綺麗な形をした性器ですね。ピンク色の色合いはいい具合ではありませんか。経験も少ないようですし……人間としても、十分良い部類に入るでしょう」
 実際に医療の現場でこんな風に言われたら、セクハラで訴えれるレベルだろう。私は真っ赤になった顔を必死に反らし、医者の言葉責めに耐えるしかなかった。
 医者の息づかいが、晒した股間に感じられる。決して荒い物ではなかったけど、それでも感じられる距離に医者の顔があると想うと、恥ずかしさで今にも死んでしまえそうだった。
「失礼します」
 いきなり医者がそう言ったかと想うと、あそこに何かが触れた。
「ひっ、ああああああ!!」
 ただでさえ集中していた部位に、不意の感触。私は腰を跳ねさせて悶えた。その拍子に触れていた何かが私の『中』に一瞬潜り込む。
 それが医者の指であると、私は股間の感触から察してしまうことが出来た。
「おや……こんなに分泌液が……」
 思わず目を見開いた先で、医者が人差し指と親指の間で粘着質な液体をくちゃくちゃといじっているのが見えた。その液体は私の股間からも糸を引いていて、相当な粘度を持っているようだった。私は恥ずかしさで顔から火がでるのではないかと思った。
「ふむ……従順性、分泌液の量……これは、ほぼ確定ですかね」
 ちらりと、こちらの顔を見た医者の目は、何の表情も浮かべていなかったが、だからこそ、私は何か倒錯的な快感を感じてしまった。ぶるる、と体が勝手に震え、自分で自分の体をいじりたい衝動が勝手に沸き上がってくるのがわかった。それを何とか堪えたものの、医者は容赦なく指で私のあそこをいじってくる。あくまで献体を扱う手付きで、決して愛撫とは違う。けれど感覚を与えられていることには違いなく、私は堪えきれず何度も体を跳ねさせてしまうことになった。まるで腹筋が別の生き物になってしまったかのようで、快感に動いてしまうのを止めることが出来ない。
 いよいよ快感に上り詰め、イッてしまうと思った寸前、部屋の扉が開いて看護師さんが顔を出した。
「先生、検査の結果が出ました」
 看護師が私に向けている視線が、微かに侮蔑の籠もったものであることから、検査の結果は聞かなくてもわかった。
「ほぼ百パーセントの確率で……女犬です」
 まるで突き放すような看護師さんの物言い。
 その冷たさに最後の一押しを押され――私は恥も外聞もなく、盛大に昇天してしまった。涎をまき散らし、分泌駅が激しく吹き出し、限界まで体を反らし、逝く時の奇声を張り上げた私は端から見れば――

 本能に忠実で、淫乱な女犬そのものだったと思う。




~その4に続く~



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