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『思い通りになる世界』 ~オブジェロード~

以前に書いた『思い通りになる世界』シリーズ 第四弾です。

第一弾はこちら ~ウェイトレス鈴~
第二弾はこちら ~ポニーガール理恵~
第三弾はこちら ~変態学校~

では、続きからどうぞ。

(FC2小説の方で書いた物に、若干加筆訂正を行いました)

『思い通りになる世界』 ~オブジェロード~





 久人は馬車に乗って町を闊歩する。前からくる人や自動車は向こうから避けてくれるし、久人自身は疲れないし、眺めはいいし、中々に快適だった。
 少し恥ずかしい気もしたが。誰も好奇の視線は向けてこないし、気にしなくてもいいだろう、と久人は結論づけたのだった。


 なるべく人がいるところ、と久人が指示を出したためか、馬車は中央市街地へと向かっていた。確かに人は多いだろう。
(可愛い女の子や美人な女性が多ければいいが。さて、次の獲物にはどんなことになってもらおうかな?)
 久人はそんなことを考えていた。
 ふと、久人はいま通っている道が、やけに殺風景であることに気付いた。周囲が大きなビジネスビルであることや、設計の段階でミスしたのか必要以上に道幅を大きく取っていることも寂れた印象を加速指している。
(ちょっと何とかしたいな、この通り)
 気まぐれで、久人はそう思った。
「止まれ」
 とりあえず馬に言って、その場にとどまらせる。
(さて、とはいったものの、どうするべきか……)
 そうやって久人が考えて周囲を見回していると、何気無く視界にビルの中で受付をしている女性職員が目に写った。
 容姿が選考基準になるのかは久人は知らないが――受付嬢をやっているだけあって、中々整った顔立ちをしている。そういう顔が受付にいると、ついつい用事がなくても入りたくなるだろう。
 何気無くそう思った久人は、最適なアイデアを閃いた。
「……これ、なかなか面白くなりそうだな」
 久人は早速思い付きを実行に移すべく、馬車から降りて歩き出す。
 まず久人がしたことはそのビルに向かって、「受付嬢と同じくらい、あるいはもっと綺麗な奴は外に出てこい」と言うことだった。すると、まず受付嬢が外へと出てきて、暫くすると沢山の女性職員が外へと出てくる。
「結構いるもんだな……」
 久人は呟きつつ、出てきた女性達の顔を眺めて行く。どれも中々の素材ばかりだった。出てきた女性達は特に不審な顔をするでもなく、かといって別に茫洋とした顔つきをしているわけでもなく、普通の表情でその場にいる。外に出てこいという指示だけだったからか、周りの者と歓談してさえいる。なぜ自分たちが外に出てきたのか理解している者はいないようだったが。
「これなら行けるな……」
 一人頷いた久人は、次の指示を下した。全員に向かって服を脱ぐように命じる。何の躊躇いもなく、容姿的に選ばれた女性達のストリップが始まる。白昼堂々、単なる通りの一角で女性達の裸体が惜しげもなく披露されている。
 久人はその光景を見て目の保養を行いながら、次の行動へと移った。
「『台座』」
 そう久人が虚空に向かって言うと、久人が想像した通りの、金属製の台座が出現する。幅も奥行きも高さも大体一メートルくらいの、台形のものだ。それを女性達に命じて、通りのいい位置に運ばせ、久人は揃った女性達のうちの一人を指差す。
「よし、まずはお前だ。この上に上がれ」
 指で台座を示す。ここまでくれば、久人が何をしたいか分かるだろう。本物の女性を裸婦像の代わりに通りに設置して、この通りを賑わせよう、というのだ。
 少し高めの台に上った女性は、まだ何のボーズも取らず棒立ちのままだ。細かい指示を与えていく。
「よし、まずは座れ。そう、それで股を開くんだ。M字開脚だ」
 言われた通りの体勢を取る女性に向かって、さらに指示を加える。
「手の片方はマンコを開け。そんでもってもう片方は……胸でも揉んでろ」
 そう言うとその女性は久人の言う通りの姿勢になった。一見すると男を誘う娼婦にも見える。 久人は表情に手を加えてみた。
 色っぽく上目使いをさせてみる。中々そそる形になった。
「よし、『固定』」
 その言葉が世界に影響を与え、女性は完全にその態勢で固まってしまう。瞬き一つしない。それは物理的なことだけではない、久人がイメージしたそのまま、時間すらも彼女の中で固定された。それはつまり、久人が固定を解かない限り、彼女は未来永劫その場所で、その姿で『像』として晒され続けることになった、ということだった。
 雨が降ろうと、嵐が吹き荒れようと、彼女はその場にあり続けるだろう。自動車が突っ込んでも、その場所からその『像』は動かないに違いない。
 永遠にその卑猥な格好のまま、存在し続けることを義務付けられたのだ。
 一体目の卑猥な銅像を作った久人は、二体目の製作に取りかかる。
(今度はどんな体勢にしてやろうか……)
 久人は暫し考え、両手で胸を下から揉みあげているポーズを取らせる。乳首がカチコチに立ってることがよくわかるだろう。
 固定したのち、その女性の身体を本当に銅像に使われている材質に変えてみた。酷く精巧に出来た銅像になったが……久人的には、生身の体で『像』になっているという方が好みだった。ゆえに材質変化は解除する。
「考えてみたら、材質まで変化させたら、元が人間ってだけの、精巧にな銅像にしかみえねえしな」
 生身の人間なのに、本物の銅像みたいに動かないという方が久人としては好みだったのだ。
「さて、次行くか」
 久人は三体目の製作にかかる。
 どんな無理な体勢でも固定化してしまえば関係がなくなる。そこでまんぐり返しの格好にしてみた。腰が突き上げられ、ちょうど目の位置にきたヴァギナがいい感じだった。
 さらに次は二人分を使ってみる。真正面から抱き合わせる格好を取らせ、お互いにお尻の方から前の穴に手を伸ばしている体勢にする。ディープなキスも交わさせて、タイトルをつけるなら『百合』とでもするべきだろう。
 更に久人は、普通ならあり得ない体勢も取らせてみる。例えば、逆立ちをさせ、足を開かせて完全なY字にしてみたり。限界以上に体を曲げさせ、自分で自分の秘部を舐めさせたり。がに股で立たせ、自分の両拳をそれぞれ前と後ろに突き込ませて、ダブルフィストファックをさせてみたり。さすがにフィストファックをさせたら両方の穴が切れて血が噴き出したが、久人が一言治れと言ったらそのままで修復された。ギチギチに張りつめた穴はいまにも千切れそうだったが、固定されている以上は千切れない。
 実にやりたい放題だった。
 他にも卑猥な銅像を作り出していき――あっという間に殺風景だった通りは違う意味での賑やかさを増した。彼女らは人間ではなく『銅像』として認識されているため、騒ぎこそされないが見に来る者は増えるだろう。
 そこまで考えた久人は、ふと、自分の起こした現象が、周りの者には当たり前のこととして認知されることを思い出した。
「…………つーことは……あんまり意味ねえ?」
 愕然とする。この通りを活性化させるという目的には全く役に立たないということだ。そこにあるのが当たり前、なのだから。
 その時、久人は閃きを得た。
「そうだ……俺の言うことが現実に反映されるなら……」
 久人は、この通りに立ち並ぶ『像』達に、少し複雑な条件をつけてみることにした。
 忘れないように、適当なメモを脱ぎ棄てられた女性達の服のポケットから探し出し、書きとめる。
『この通りを訪れる男性は、立ち並ぶ像のことを単なる像として認識する。ただし、性的興奮は誘発され、像の中や表面に向かって射精する。その時に一緒にストレスなども体外に吐き出され、疲労が取れて身体が軽くなる。射精したことを記憶はしない。誰かが射精しているとき、周囲の者はその人はただ像を見ている、とだけ認識する』
 そこまで書いた久人は、見返してみて、ふむ、と唸る。
「ま……こんなもんでいっか。これでこの通りを訪れる奴も増えるだろ」
 明らかにあり得ない条件付けだが、久人の能力なら可能になる。
 これからこの通りを通る男性は、像に向かって、あるいは中に射精する。そうすれば自然とストレスや疲労がなくなる。そんな通りとなれば、理屈はわからなくても通ろうとする者は増えるだろう。現代のようなストレス社会ならなおさらだ。
 久人はその内容を書いたメモを読み上げ、条件として反映させる。卑猥な『像』が立ち並ぶ通りと化した中央道の完成だった。そこを満足げに眺めていた久人は、ふと気付いたことがあり、目を細めた。
「……あんまりこうやって女を『もの』として消費していると、男女比がまずいことになるな」
 別に国がどうなろうと知ったことではないが、楽しむための女が減ってはつまらないだろう。
「まあ、なんとかなるか」
 困ったらその時だと割りきり、久人はいまはこの現状を楽しむことにする。
 久人の指示通りにポーズをとって固まる女性達。
 久人はそのうちの一人――両足を抱えるようにして仰向けに寝転がり、こちらに対してヴァギナから後ろの穴まで全てを晒している――に近付き、体に触れてみる。
 柔らかい女性の肉体の感覚が返ってきた。感触はそうだと言うのに、もはや彼女に像以上の存在意義はない。永遠にこの姿のままでこの通りに在り続けるのだ。
 その想像に改めて興奮した久人は、その全てをさらけ出している女性のヴァギナに膨張したイチモツを刺し込む。生々しい肉体の感覚が入れたものから感じられた。
「くっ……! 中々いいぞ……っ」
 最初は濡れていなかったため、動きにくかったが、刺激に対する反射か、暫くすると愛液が分泌されて動きやすくなった。
 真っ昼間の公道でセックスをしている。
 その異常な状況から感じる快感に久人はすでに爆発寸前にまで達していた。大きくストロークを取ってビストン運動を行う。久人にとって好都合だったのは、相手に必要以上の動きが生じなかったことだ。非常にビストン運動がしやすい。
 やがて、その『像』の中に大量の精子を放出した。満足した久人は、イチモツをしまいながらふと思う。
「……ただおいとくだけだと、埃とかで汚れるよな……よし」
 久人はきちんとこれらの『像』が清掃されるように言った。今回に限り、即座に来るように指示を出す。
 程なくして、清掃業者がやってきた。
 薄汚れた作業着に身を包んだ中年の清掃業者達は、目の前に広がっている異常な光景を不思議がることもなく、淡々と作業を開始した。ホースで無造作に『像』達の全身を洗い流して、雑巾のような厚手の布で全身をくまなく拭いていく。
 柔らかい胸や、秘部にまで彼らの手は伸びているのだが、やはり彼らは気付かない。
 彼らは恐らく奇っ怪な形をしたオブジェを清掃しているという認識しかないのだろう。
 久人はその倒錯的な光景に満足しつつ、不都合なことにも気付いた。
「……やっぱ、化粧とかヘアメイクは必要だな」
 なにせ、無造作に頭から水をかけるので、メイクも髪型もめちゃくちゃになってしまう。
 『像』に自分で身支度を整えさせるというのも面白そうだったが、やはり『像』は『像』らしく動かないでいてもらうことにした。
 専門のスタイリストを清掃後に来させることにした。
 像にスタイリストというのも変な感じだが、まあ仕方あるまい。やっている本人は、本気で疑問に思うかもしれないが、それは久人に関わりがないことだ。
 大体やることが済んだ久人は、再び馬車に乗って動き出す。
 微動だにしない『像』達がその背中を見送ることもなく、ただその場にたたずんでいた。




『思い通りになる世界』 ~オブジェロード~ 終




Comment

No.256 / 名無しさん [#-]

『思い通りになる世界』、楽しみにしています。オブジェ化はやはり王道なだけにいいですね!

今回のような肉体変化の話も好きですが、そのうちでいいので女性たちに精神改造を施して倒錯した変態性欲者にさせてしまうメンタル面での常識改編話にも期待しています。

2009-08/21 23:31 (Fri)

No.257 / 疾風 [#-] こんにちは

 オブジェロード,読ませていただきました。
 私のアイディアを使ってくれてありがとうございます。他にも集めた女性達の会話など数箇所が付け足されているのが良かったです。私的にはこのような変化する前,それも直前の日常的な描写を入れることが,このような話においての重要なスパイスだと思っているので。
 いずれ外伝等で,久人が変えてきた女性達のその後,みたいなのを読みたいと思わせる話でした。

 後,光ノ影さんの作品を読んでいて生まれたアイディアですが,
スポーツジム…男女が性的な運動を行う,一部の女性はジムの器具・備品となり設置されている。
ペットショップ…入店してきた女性をペットにする。女性一人若しくは女性のみのグループで入店したら店で販売されるペットとなり,男女入り混じったグループならその男(達)のペットになる。
電車…乗車した男女全てが発情,男は力が数倍に,女は逆に数分の一になる。どんな行為をしても下車したら全て忘れ,皆すっきりとする。妊娠しても疑問に思わず出産・子育てを行う。
というのが沸いてきました。

2009-08/22 13:43 (Sat)

No.258 / 光ノ影 [#-]

名無しさん
> 『思い通りになる世界』、楽しみにしています。オブジェ化はやはり王道なだけにいいですね!
 コメントありがとうございます!
 オブジェ化の王道をいってみました。もっと王道にするなら、身体の性質事態を、金とか鉄とか胴にしてしまうべきだったのかもしれませんが、久人の性癖上、身体はそのままで『固定』するだけとなりました。
> 今回のような肉体変化の話も好きですが、そのうちでいいので女性たちに精神改造を施して倒錯した変態性欲者にさせてしまうメンタル面での常識改編話にも期待しています。
 『思い通りになる世界』では、精神改造ネタも考えています。いつ書けるかはちょっとわかりませんが、気長に待っていてくださると幸いです。

疾風さん
> オブジェロード,読ませていただきました。
 毎回コメントありがとうございます!
> 私のアイディアを使ってくれてありがとうございます。
 取り入れさせてもらいました。その方が良い感じになると思ったので……素敵なアイデア、ありがとうございます。
> いずれ外伝等で,久人が変えてきた女性達のその後,みたいなのを読みたいと思わせる話でした。
 外伝を書く予定はいまのところないのですが、確かにそういう話があったら面白いかもしれませんね。書けたら書いてみようと思います。
> 後,光ノ影さんの作品を読んでいて生まれたアイディアですが~
 またも沢山のアイデア、ありがとうございます。色々と参考にさせてもらいますね。

 それでは、創作活動頑張ります! 感想コメントありがとうございました!

2009-08/22 23:46 (Sat)

No.262 / 名無しさん [#-]

女が減ったなら男を女にすればいいではないか

2009-08/28 23:34 (Fri)

No.263 / 光ノ影 [#-]

名無しさん、コメントありがとうございます。
ですよねー。そうすればいいのですが、この段階ではまだ久人はその事実に気づいていないようです。
この段階では……って書いた時点で、今後久人がどういう行動に出るかネタばれしたようなものですね(苦笑)。

定型文になりますが、今後の展開をお楽しみに、ということで(笑)。

2009-08/30 00:14 (Sun)

No.268 / カズト [#7KC0ZeVc] 期待の新星

最近は個人ブログにもこのジャンルの新人が現れるようになりましたね。
これからもしたい法題してください。
メイド。館。掃除機。家具化。ここら辺のキーワードを素材提供しときます(笑

2009-09/13 16:55 (Sun) 編集

No.269 / 光ノ影 [#-] Re: 期待の新星

 カズトさん、コメントありがとうございます。
 さらに素材の提供ありがとうございます。これらを生かしてしたい放題楽しくやっちゃいたいと思います(笑)。うーん。家具化はいいですねー。一つそれっぽい展開が浮かびました。
 今後とも、どうぞよろしくです。

2009-09/17 22:26 (Thu)

No.270 / 疾風 [#-] アイディア

 こんばんわ,疾風です。
 思い通りになる世界の最新話や皆さんのコメントを拝見して閃いたんですが,時間(年齢)操作と様々なものの拡大・縮小化です。
 具体的なものとしては,オブジェ化+縮小化=フィギア化というものが頭に浮かびました。

2009-09/18 02:22 (Fri)

No.273 / 光ノ影 [#-] 疾風さん、こんばんは。

 またもアイデアありがとうございます!
 時間操作や年齢操作はいいですね。オブジェ化して縮小、フィギア化のコンボもいいですね……。
 色々と組み合わせてやってもらおうと思います。本当にありがとうございました!

2009-09/27 21:37 (Sun)

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