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『思い通りになる世界』 ~ポニーガール恵里~

以前に書いた『思い通りになる世界』シリーズ 第二弾です。

第一弾はこちら ~ウェイトレス鈴~

では、続きからどうぞ。


『思い通りになる世界』 ~ポニーガール恵里~




 全てが文字通りの意味で『思い通りになる力』――それを手に入れた久人はのんびりと道を歩いていた。その視線は道行く人に向いている。また新たに凌辱するためのターゲットを探しているのだ。
 良さそうな女性を捜して町を歩いていたのだが、なかなか彼の好みにあうようなものがおらず、だんだんと久人は疲れてきた。
 病気にならないこと、不意の事故でも死なないこと。この二つの条件はすでに発動していたが、それ以外の疲労や空腹はなくしていない。
 それは身体が人と違うようになってしまったとき、自分の心がどうなるかわからなかったからで、久人は極力自分に関しては何もしないようにしているのだ。
 ただ、こういう時は疲れてしまうので、久人はどうするべきか迷った。疲労をなくすべきか。
 適当にドライバーと車を手に入れて町を回るというのもいいが、普通すぎてつまらない。狭い道や建物の中に入るときに自分の足で歩かなければならないし。どうせなら、この力なしにはできないことをしたいと久人は思っていた。
「そうだ……いいことを思いついた」
 あるアイデアを考えついた久人は、通りがかった学校の中に入っていく。久人の言葉と行動は、世界にとって当然のこととして受け止められるので、生徒でもない久人が中に入っても誰も咎めなかった。ただ、物珍しそうな顔で久人を眺めているだけだ。
 久人はグラウンドで体育をしている一団に近づく。
「……こんにちはー」
 訳が分からないが、とにかく人に出会ったら挨拶するという常識にのっとり、口々に生徒達が久人に挨拶してくる。
 無視してもかまわなかったが、あえて無視する必要がなかったので久人も挨拶を返す。
 それから本題を切り出した。
「ええと……君がいいかな。ちょっとこっちに」
 生徒達を一通り見回した久人は、モデルのように背が高く、綺麗な顔立ちをしている女子生徒を手招きする。
「あ、後のみんなは授業に戻って」
 久人の言うことに従い、選び出された女子生徒以外は授業に戻った。
「あの、なんですか?」
 体格や顔立ちに違わず、きつめの性格をしているのだろう、その女子生徒はほとんどにらみつけるような鋭い目を久人に向けていた。それが彼女の自然体なのだろうが、久人としてはそういう視線は居心地が悪い。
「そんなきつい顔はやめてもらいたいな。笑顔を浮かべて」
「はい」
 普通なら、彼女のように気が強い者がそう言われても改めることはしないだろう。だが、久人の言葉に対し、女子生徒はあっさりときつい表情を消し、笑顔を浮かべた。
 全てが思い通りになる世界。
 その実感を改めて覚えつつ、久人は言う。
「よし。じゃあ、服を脱いで」
「え?」
「服を脱ぐんだよ。ほら、早く」
 あまりに唐突な提案だったからか、最初女子生徒は驚いたような顔をするだけで動かなかったが、重ねて久人が言うと少し慌てて服を脱ぎ始める。
 ちなみにここは学校のグラウンドの真ん中付近であり、すぐ側では彼女の同級生達が普通に授業をしているのだが、ためらう気配はなかった。久人が口にしたことはどんな不自然なことでも当然として受け取られるのだから、当たり前だが。
 当然のことだと認識しているため、女子生徒はあっさりと服を脱ぎ、裸になった。
 その肢体を観察しつつ、久人はさらに言葉を重ねる。
「うーん……まあまあいい感じかな。ちょっと胸が小さいのと、下の毛が剛毛なことを除けば……でも下は剃ればいい感じになるかな……」
 平然と久人は彼女の身体を触って確かめていく。彼女は顔を赤くするでもなく、平然と立っていた。
 久人のやることは当然なのだから、彼女が恥ずかしがらないのも道理なのだが、さすがに全く無反応だというのはつまらない気もした久人だった。
「……こんな場所で裸でいるのは恥ずかしいと思わないのか?」
 疑問系で聴いた結果がどうなるかわからなかったのだが、女子生徒は。
「? 何でですか?」
 と、本当に不思議そうな顔をした。そのあまりにも当然、という態度は態度で中々興奮するものがある。背後では彼女の級友達がいつも通り授業を行っているのだから、違和感はさらに増す。
 その異常性を久人以外誰にも認識出来ないのだ。久人の喉の奥から、思わず笑いが漏れた。
「ふふ。俺以外の奴にはお前が裸でいることは認識できないから安心しろ」
 久人が口にした瞬間、そのことは世界に当然のこととして認識される。
 全く便利な力だった。
「?」
 もっとも、元々『裸でいるのが当然』と認識している女子生徒には意味のない言葉だったが。安心しろ、と言ってもそもそも何に安心すればいいのかわからないのだ。
「さて……四つん這いになれ」
 大人しく女子生徒は四つん這いになる。裸で四つん這いになる姿は中々に扇情的だった。立った状態では多少小さく見えた胸も、その体勢になると重力に引かれて十分な大きさがあるように見える。
「そうだ。お前の名前は?」
 いまさらながら名前を聞いていなかったことに気づいた久人は、四つん這いになっている女子生徒に訊く。
「大木恵里、です」
「そうか。では、恵里。今から俺の言うことをしっかり聴け」
 久人は彼女の前に膝を突き、まるで犬にするように目線を近くして、頭の中にあった計画を口にする。
「お前はこれから俺の移動手段だ。いままでのお前はいなかったことになる。俺をその背中に乗せて、色んなところに行ってもらう。俺の重さはお前がそこそこの速度で動ける程度に感じろ。揺れは最小限だ。それから、地面に直接擦っても、お前の体は傷つかないから、怪我の心配はしなくていい。俺のことはご主人様とでも呼べ。わかったな?」
 彼の口にしたことは、その通りになる。久人はその力で持って、一人の人間がいたという事実を消してしまった。いまここにいる恵里は『久人の移動手段』であって、他の何物でもない。人間であった『大木恵里』は恐らく記録ごとこの世からいなくなったはずだ。
 体に関しても同様だ。それこそ極端な話、ナイフで刺したとしても、彼が『ナイフは刺さらない』と言っていれば本当にナイフは刺さらないだろう。
 物理法則まで捻じ曲げる絶対の力。それが、久人の得た力なのだ。
「はい、ご主人様」
 裸で四つん這いになっている恵里は、そんな異常な久人の言葉にも、一切の疑問を持たずに頷き、受け入れた。
「よし、じゃあ行くぞ。まずは練習だ。校庭を一周」
 久人は四つん這いになっている恵里の上に、馬に座るように座る。一瞬恵里は苦しそうな声を出したが、明らかに自分よりも重い久人を上に乗せても潰れることはなかった。久人の力が効力を発揮しているのだ。
 普通に久人が歩くよりかは少し遅い程度の速度で、恵里は進み始める。四つん這いで人間が進む速度としてはかなり早く、普通なら揺れに揺れてとても乗れたものじゃないだろうが、『揺れは最小限』と久人が口にしていたのでその通りだった。悠々と久人は恵里の上に乗っていた。
「ふふ……これは楽だな。だが……」
 この形では、どうしても足が地面に擦れてしまう。常に足を上げているわけにもいかなかったからそれくらいは我慢しておくしかないのだが。
「まあどうせ即席の移動手段だしな……そうだ。こんど馬車みたいなもんを作らせるか」
 それを恵里に牽かせればいい。
「そういえば、そういうのを確か……ポニーガール……とかいうんだったか? そうだ。それ専門の道具とかもあるかもしれないな。今度取り寄せて……いや、待てよ?」
 久人は一端、恵里から降りた。
 虚空に向かって言う。
「ポニーガール用の道具、一式出てこい」
 すると、久人の目の前の空間が光り、黒い革で形作られた『それ』がその場に出てきた。
「……ほんとに出てくるとは」
 自分で口にしておいてなんなのだが、久人もまさか出るとは思ってなかった。
 自分が得た力の恐ろしいまでの万能さに、久人は微かに戦慄を覚えた。ひょっとして、と半ば確信しつつ、久人はその現れた道具類に向かって命令を下した。
「恵里の身体に取り付け、道具ども」
 その瞬間、物言わぬ、自ら動くことなどあり得ない道具達が動いた。四つん這いの恵里に次々とりつき、その身体に装飾を施していく。
「ひぎっい!!」
 突然、恵里が悲鳴を上げた。どうしたのかと思ったが、どうやらアナルプラグが肛門を無造作に貫いたようだ。何の潤滑油もない状態、その上そういう行為に慣れてもいない状態での挿入など、痛くて抵抗にも合うため、普通ならやれないだろう。しかし、久人が取り付け、と言ったのを道具は優先させた。気になって久人が覗き込んでみると、無理やり割り裂かれた肛門に、血が滲んでいた。
 久人は自分の力によって、意図しないところで恵里を傷つけてしまったことを後悔した。
(やっちまった……気をつけねえと、へたすりゃ殺しちまうぜ)
 思いつつ、久人は恵里の肛門に向かって「治れ」と言っておく。すぐさま血が消え、裂傷も消えたようだ。痛みもなくなったのか、先ほどまで呻いていた恵里も、荒い呼吸を繰り返すだけになっている。もっとも、もはや先程のような悲鳴をあげることはできなかっただろうが。
 なぜなら彼女の口には、轡が噛まされているのだ。人間用に作られた物で、それは言葉を奪うと同時に、手綱が装着出来るようになっている。
 彼女の体には黒い皮で出来たボンテージが這いまわり乳房や腰の括れを強調している。両腕は背中で重ねるようにして拘束されていた。足には踵の高いブーツを履いており、そのブーツはふくらはぎまで覆っている。腰辺りのベルトからは棒が二本伸びていて、人力車のような車に繋がっている。
 恵里の手綱を取り、逆の手に細長い鞭を取った久人は、その車に悠然と腰かけた。
「さあ、いくぞ恵里。まずは校庭を一周だ」
「ふぁい」
 轡をかまされているため、不明瞭な言葉にしかならない。すかさず久人は手にした鞭でむき出しになっている恵里の尻を打つ。
「ふぎぃ!?」
 いきなりの鞭に、恵里が悲鳴を上げる。久人は傲慢に声をかけた。
「馬が返事するな。黙って俺の言う通りにしていればいい」
「…………」
 ゆっくりと恵里が歩き出す。太ももが地面と水平になるまで大きく足を上げ、ポニーガールの見本のような動きだった。
 久人はそんな恵里の尻を軽く鞭で叩きながら誘導する。
「よーしよし。中々いいぞ……ほれ、カーブだ。ゆっくり曲がれ」
「…………」
 無言で従う恵里。
 その様子はまさに主人の言うことを聞くしかない家畜のようで。
 さっき会ったばかりの、たまたま見つけた女子高生をそんな風に扱えている事実。
 馬につけるような拘束具で身体の自由を奪い、馬のように車を引かせて。
 何事もないかのように授業が続けられる学校の校庭で、異常な光景が広がっているのに、誰もそれを不思議と思わない。
 より楽しく、より愉快に、より思い通りに。
(この世界を歪めてやろう)
 移動する車から世界を眺めて、久人はそう思った。




『思い通りになる世界』 ~ポニーガール恵里~ 終



Comment

No.222 / 七原 [#-]

同級生の近くで自覚なしの全裸・・・エロいですねぇwww
ところでFC2ではどんなお名前で登録されてますか?検索しても一向にHitしないんです

2009-06/09 21:40 (Tue)

No.223 / 光ノ影 [#-] Re: タイトルなし

> 同級生の近くで自覚なしの全裸・・・エロいですねぇwww
> ところでFC2ではどんなお名前で登録されてますか?検索しても一向にHitしないんです
 常識変換物は普通なら絶対に出来ないようなことが出来るので、実現しないエロシチュエーションが出来ていいですw
 FC2小説の方には、そのまま『光ノ影』で登録しているはずですが……著者名検索で検索されましたか?

2009-06/10 00:20 (Wed)

No.224 / 七原 [#-]

いや~、全く出ないです。申し訳ないんですが小説まとめの所にリンクを貼るって事は出来ませんか?

2009-06/11 22:37 (Thu)

No.225 / 光ノ影 [#-] Re: タイトルなし

 七原さん、どうもです。

> いや~、全く出ないです。申し訳ないんですが小説まとめの所にリンクを貼るって事は出来ませんか?
 んー。おかしいですね。どうもFC2小説はまだまだ発展途上で色々おかしくなる時もあるみたいですし……。
 とりあえず→ http://novel.fc2.com/novel.php?mode=ttl&uid=3325576
 ここに直接行ってみてください。
 たぶんこれで行けると……思います。

2009-06/11 22:41 (Thu)

No.226 / 七原 [#-]

ぅおっしゃぁ!!行けたッス。これからも体を壊さない程度に頑張ってください

2009-06/12 00:43 (Fri)

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