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短々編『当然なセールスマン』(MC物)

 おかえりなさい、あなた。
 早速ご飯にするわね。お仕事お疲れ様。
 
 ……さあ、召し上がれ。
 あ、一緒にお酒でも飲む?
 
 ……そうそう、今日変なセールスマンがウチに来たのよ。押し売りって感じじゃなかったけど、なんだか嫌な感じの人でね。凄く目つきがいやらしくて。売ってる物も変だったのよ。こう、扇風機みたいにくるくる回る振り子みたいな物を見せてきたんだけど、何に使う物だったのかしらね?
 家に一人かって訊かれたけど、うちはまだ子供いないじゃない? 一人だって答えたのよ。そしたら、家の中に入って来て。仕方ないからお茶とお菓子を出してあげたわ。それから、他にも売ってる物を出されたんだけどね。それがこれなの。
 え? もちろん、バイブとかローションとか、いわゆる大人のおもちゃよ? 何を言ってるの。それ以外の何に見えるの?
 それでね。こういうのって、実際に使ってみないといい物かどうかわからないじゃない。だから、その場で試してみたの。『当然じゃない』。もちろん、セールスマンはその場にいたわよ? 売ってもない商品を置いて帰れるわけないじゃない。
 その場で服を脱いでね。まずはこのローションを使ってみたの。ローションってあまり使ったことなかったけど、意外といい感じなのよ? 身体に塗ると、その部分の感覚が高まるような感じでね。特にそれを塗した手で胸やここを弄ると凄く気持ちいいのよ。セールスマンも手伝ってくれたわ。人の手で触られると、思わぬところで感じちゃうのよね。予測出来ないから。
 それから、しっかり指で慣らしたあと、膣にこのバイブを入れたの。このバイブ、凄いのよ。サイズも大きいから当然なんだけど、中を満たされるって感覚が凄く強くて。ちゃんと突起で感じるスポットを抑えてるから入れて出してのストロークだけですぐイキそうになって。スイッチを入れると、膣が収縮して、勝手にがっちりと咥え込むようになってね、そのせいで余計にスポットが刺激されて、何度も逝かされちゃったわ。セールスマンがスイッチを切るまで数回は逝ったかしら?
 それから、恥ずかしい話だけど逝きすぎて力が入らなかったから、セールスマンに助け起こされてベッドまで運んでもらったの。それから、セールスマンが私の中にペニスを入れてね。何回か犯されたわ。全く不躾にも程があるけど、『当然だから』仕方ないわよね。だから口でしてあげたり、後ろの穴も使ってあげたりして、ちゃんともてなしたわ。たっぷり中に注がれたから、妊娠しちゃうかもしれないわね。今日危険日だし。けど、まあ子供が出来たらいいわね。中々出来なかったんだし?
 そうそう。明日は休みだし、せっかくだから買ったこれを使って……しない?
 
 どうしたの? せっかく私から誘ってあげてるのに変な顔して。
 私、何かおかしなことを言ったかしら?
 

『当然なセールスマン』 終

短々編『犬のいる街』(ペット物)

 価値観の多様化した現在――かつてはマニアックで非人道的だと言われた価値観にも、一定の理解が与えられ、それが当然として受け入られるようになってきた。
 
 この街は、その様々な価値観の中でも特殊な価値観を満たすことの出来る町だという話だ。
 そこに新しく越してきた俺は、中々住みやすい良い町で安心した。支持されている価値観によっては非常に危険だったり汚かったりして住みづらいところも多いからな。
 俺が引越しの作業をしていると、たまたま家の前を通りかかった老年の夫婦が声をかけてきてくれた。
「やぁ、お隣さんですか。これからよろしくお願いしますよ」
 すでに定年退職しているのだろう。どっしりとした恰幅のいい体格をしたその人は、大人しく傍についてきている伴侶と一緒に頭を下げた。
 俺も無難な挨拶を返しつつ、その二人の足元を見る。
「立派な犬ですね」
「そうでしょう。我が家自慢の犬でしてね」
 そう言ってその老人が軽くリードを引っ張ると、その犬は歩く姿勢から『お座り』の姿勢になり、こちらに向けてそのつぶらな瞳を向けて来た。白い肌に紅い首輪が良く似合っている。
 やはり犬はいいものだ。可愛いし、主人に従順だし、しっかりしつければ芸もする。わざわざ高い一戸建ての建物を買ったのはこういった犬を飼いたいからだった。
「私も犬を買おうと思っているんですよ。その時は色々と教えてください」
「喜んで。あなたがどんな犬を飼うのか楽しみにしておりますよ。それでは……いくぞ、シラサキ号」
 リードを引かれた犬――シラサキ号というらしい――は、素直に『お座り』の姿勢から、膝を付けない歩行姿勢を取り、老夫婦の足取りに合わせて歩き始めた。しっかり訓練されているらしく、大きく足を開き、しっかりと頭を前に向けて歩いて行く様は、まさに理想的な犬だった。これがきちんと訓練をしていない犬だと、恥ずかしがって足を十分に開かないためよく転んだり、俯いてしまい進行方向にある障害物に頭をぶつけたりする。
 堂々と足を開いて前を向き歩く様は威風堂々という言葉が相応しかった。髪の毛と色が違うから、後天的な接合手術で付けたと思われる尻尾はピンと上を向き、不格好に股間を隠すということもしていない。元々犬である場合に比べて接合手術で付けた尻尾は上手く動かせないのが普通だが、よほどしっかり躾けられているようだ。
 耳は少し垂れがちだが、あれは飼い主の趣味だろう。俺が飼うのだとしたらもっと猫のようにピンと立っている方が好みだ。
「……まあ、とりあえず引越しを終えないとな……」
 そしたら『公園』に行ってみようと思っている。そこには主人を持たない野良犬達がいる。ペットショップで買うのと比べて反抗的な犬が多いが、しかしタダで手に入るのでまずはそちらで探してみるつもりだった。
 
 俺はこれから始まる犬との生活に思いを馳せ、鼻唄を歌いながら引越しの作業を続けた。
 

『犬のいる街』 終

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『私の名前はまだない』
(MC物、ペット化、女性視点)
(最終更新日:2013/12/07)

『思い通りになる世界 ~forガール~』
(カオスジャンル、世界改変系)
(最終更新日:2016/02/28)

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